政府は、「防衛計画の大綱」(防衛大綱)と中期防衛力整備計画(中期防)の改定の閣議決定を、12月18日にも行う予定であることが報じられております。
今回の改定では、次期主力戦闘機のF-35の垂直離発着型F-35Bの導入、これの発着艦を行う為のDDH-183「いずも」の改修が、空母、空母、軍国主義の復活等々騒がれています。
中でも酷いのが、テロ朝系
曰く、中国を刺激する
スポンサー大事の反日組織全開のアジを飛ばしています。
それを言うなら中国の空母配備に対して日本を刺激すると是非言って欲しいです(口が裂けても言えないでしょうが)。
曰く、前回の改定からたった5年しか経っていないのに…
はぁ~この5年の技術の進化、世界情勢の変化は、とてもとても大きく、あなたたちも少なからずその変化がもたらしている事象をネタにニュースと称するアジで商売しているんでしょうに…(苦笑)
さて、そもそも認識の誤りがあります。
空母と言うのは、例えて言うなら乗用車と言う呼称と近いカテゴリ名称です。
乗用車だってセダンタイプ、クーペタイプ、バンタイプと様々な形状、用途による種類の区分けがあります。
空母だって同じです。
映画のトップガンみたいな戦闘機や爆撃機をバンバン運用する米国の戦略空母のようなタイプもあれば、上陸作戦を支援することを目的とした強襲揚陸艦タイプのもの、船団護衛や対潜攻撃を主に対潜型のヘリを多く搭載するもの、実に様々です。
区分けの仕方は国や軍事研究組織によって若干異なりますが、主にヘリを搭載し運用するタイプのものをヘリ空母と呼びます。
DDH-181「ひゅうが」は、このタイプとしては、世界で初めて、専用に建造されたタイプで、同型艦のDDH-182「いせ」、更には、「ひゅうが」型を発展させた話題のDDH-183「いずも」、同型艦のDDH-184「かが」も紛れもなくヘリ空母です。
従来のヘリ搭載型護衛艦、例えば「しらね」型や「はるな」型は、ヘリの運用を主目的とした艦艇ではないので、ヘリ空母には分類されません。
また、「おおすみ」型のような輸送を目的とし、運用整備能力がない艦艇もヘリ空母には分類されません。
仮に、今回の大綱の改定を基に「いずも」型にF-35BのようなSTOL機、STOVL機の搭載、運用が可能になったとすれば、分類上は軽空母の扱いになると思います。
政府も献金疑惑等々の答弁じゃないですから多目的護衛艦なんて言わないで、ハッキリ「空母」と言えば良いのです。
因みに、これまた誤解をしている方が多いですが、器と機材だけあっても何もできません。
終戦時、燃料不足と修理資材不足を別とすれば航行可能な空母が「鳳翔」(これは古すぎて…ですが)「葛城」「龍鳳」「海鷹」「隼鷹」(流石に「天城」は資材があっても修理が難しかったので除外)とありましたが、運用できる要員がいなければ、ただの箱にしか過ぎないので、戦力とは成り得ませんでした。
そう運用する人材の確保がなければ、いくら装備を更新しても全く意味のないものになります。
そう言う意味では、今回の改定、マスゴミは空母、空母と騒ぐのではなく、人不足に対する対策を盛り込んでいる部分をクローズアップすべきなんですけどね(苦笑)
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Posted at 2018/12/06 00:12:09 | |
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