足回りとバネレート試行錯誤

毎度のことながら長い文章です。FD2オーナー以外の人には興味が薄い内容かもしれません・・

いい足が欲しく、検討を重ねています。雨のSUGOでも思いましたが、やはり路面が悪くても吸い付くような足が欲しい。オーリンズプロショップのFACTORY I.T.O.さんに見積もってもらいましたが、全部込みで35～40万くらいかかるらしい。かかり付けのお店の話では、全日本ラリーだと最低50万から、100万、150万となるらしいです。まあでも、FRに乗りたいとかもっと軽量コンパクトな車に乗りたいという思いもありつつも、FD2が非常に気に入っているので、そこにお金をかけるのはありかなと・・理想のシビックを作りたいなとも思います。

しかしない袖はふれないので、とりあえず現状のZXダンパーを改修してなんとかして、時間を使ってお金を貯めようということで、今日バネレート交換をしてみました。フロントハイパコ6インチ9.8キロ、リアハイパコ5インチ12.5キロから、フロント手持ちのハイパコ6インチ12.5キロ、リアサスペンションプラスUC-01の7インチ11キロです。

先日のTC1000でちょっと跳ねがきつく、サーキットでこれはまずいと思ったのですが、リアスプリングマウントを特注製作してもらったALPHAさんの話によると、フロントスプリングが柔らかすぎても跳ねるとのこと。フロントの動きが荷重の少ないリアの跳ねとして表れるそうなんです。あらためて調べてみると、軽量化した僕のFD2でも9.8キロだと耐荷重はあまり余裕がない・・先シーズン対角ロールを気にしてリアスプリングをかたくしたのですが、そもそもフロントスプリングがもう少しかたければフロント内輪の浮きは抑えられた・・かも。というわけでフロントは強化の方向へ。スプリング、ダンパーともに、2.7G以上に耐えられる仕様としました。そしてリアスプリングはひたすら穏やかな方向にもっていこうとしています。まだリアスプリングマウントが届いていないので組めませんが、銘柄を低反発タイプのUC-01に、バネレートを11キロに、自由長を2インチ長くして、ゆっくり安定して動かす狙いです。

問題は伸びストロークなのですが、フロントはタイヤホイールとの余裕がなく、リアは別体式サスペンションのためスプリングのスペースが限られており、ヘルパースプリングの類は少々使いづらいです。現状のスプリングで減衰（特に伸び）強めにしても収まらないなら、また何か考えようかと思っています。


さて、スプリング選定にあたって色々なFD2の伸びストロークとバネ上固有振動数について調べたので、メモしておきます。レバー比はフロント1.1、リア1.27とします。様々に検討して、過去の全日本ラリー車のそれに近づきました。

〇ノーマル　前軸800kg後軸470kg　4.8k/6.5k
伸びストローク　F91mm R45mm
振動数　F1.65 R2.18

〇サーキット仕様フル内装　前軸800kg後軸470kg　14k/18k
伸びストローク　F31.4mm R16.5mm
振動数　F2.82 R3.63

〇サーキット仕様軽量化　前軸770kg後軸420kg　14k/18k
伸びストローク　F30.2mm R14.8mm
振動数　F2.88 R3.82

〇過去の全日本ラリー車　前軸800kg後軸450kg　14k/14k
伸びストローク　F31.4mm R20.4mm
振動数　F2.82 R3.28

〇以前の自分の仕様　前軸750kg後軸410kg　9.8k/8.9k
（走破性は高いがサーキットで鬼ロール仕様）
伸びストローク　F42.0mm R29.2mm
振動数　F2.45 R2.75

〇今回の自分の仕様　前軸720kg後軸380kg　12.5k/11k
伸びストローク　F31.6mm R21.9mm
振動数　F2.83 R3.20