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先日のFSWでサーキットシーズン終了ということで、車高調をRGのZXダンパーからTEINのモノレーシング車高調に交換しました。このブランド、発売されて間もないものですが、色々と新機構が導入されています。減衰調整こそ1wayなものの、かなりサーキット走行を重視したパッケージとなっており、FD2の場合標準のバネレートは16k/14kとかなりハードです。各部の造りも素人が目視する限りではガッシリとしています。

フロントの調整式ピロアッパーはキャスター変更も可能となっており、また通常ストラット剛性を高めるために倒立式が主流のところ、倒立式と同等の剛性を確保という謳い文句で正立式となってます。FD2あるあるですが、ピロアッパー調整だけではキャンバーが足りないので、ブラケット部分でもキャンバーをつけられるようになっており、かつよりキャンバーを付けたい人、あるいは少なくしたい人のために、別売りで調整用部品が売られています。フロントに関してはヘルパースプリングが付属し、トラクションを確保しやすくなっています。

リアもかなりの工夫がされており、スプリングは樽型のバリアブルレートを採用しているようです。直巻きより樽型の方がセパレートタイプのサスペンションでは安定しますし、初期がグッと沈みある程度荷重がかかってくると14kになる設定になってるかと思います。これによってシングルスプリングながらある程度の伸びストロークを確保しています。スプリングを置くためのロアアームに取り付ける斜めに角度を付けたアダプターが付属し、ロアアームの角度より水平方向にバネが置けるよう工夫されています。多分この方が安定するというTEINの研究なんだと思います。

ダンパー性能はいかほどか、キャンバーがどのくらい付くか、サーキットやストリートでどういう走りかというのはこれから見ていかないと分かりませんが、本降りの雨のかなり荒れた道を走った感じだと、収まりはまあまあいいように思います。TEINはオーバーホール対応もいいため、もうずっとこの車高調で走り続けるつもりなので、またしっかりとセッティングを出していきたいです。

SUGOとFSWはとりあえず経験して、これからも走ってみたいと思うのですが、もてぎと鈴鹿も走りたいと思っています。ミニサーキットならともかく、2分を超えるコースはイメトレしないと無駄が大きいので、シミュレーターを。いいシムはたくさん出ており、まわりだとPC版のアセットコルサをやっている人が多いですが、MODは出来不出来が激しいと思うので、今もPS3のGT6をやっています。

ぼやけてて見にくいですが、画像のようなFD2を製作してイメトレしています。タイヤはフロントスポーツハード、リアコンフォートソフトとし、ギヤ比は実車のものに合わせています。ホイールはエンケイRS05RRと思われるもの。グランツーリスモシリーズはFFの挙動再現が下手で、基本ドアンダーなのですが、GT6のFD2は曲がります！十分参考になると思っている。ということでゲーム上の各コースのタイムはというと・・

TC2000　1分3秒0
FSW　1分57秒2
もてぎ　2分13秒1
鈴鹿　2分25秒3

昔のGTはチューニングした状態だと信用ならない感じでしたが、今はそこそこ信ぴょう性のあるデータが出ます。ひとまずこのあたりを目安にしたい。一方で実車のデータも2つ記録しておきます。現状歯が立たないけど、徐々に近づいていけたらと思います。

卍超速いS2000（ノンターボ）のデータ卍
TC2000　1分0秒3
SUGO　1分31秒6
もてぎ　2分7秒9

●S耐ST-4クラス、コースレコード●
SUGO　1分31秒9　（ZN6、4月）
FSW　1分55秒7　（DC5、3月）
もてぎ　2分7秒5　（DC5、11月）
鈴鹿　2分20秒0　（ZN6、10月）

SUGOで国際サーキットの楽しみを知った私。次に走りたいのは鈴鹿だがあまりに遠くアウェイ。もてぎは近いが世界一ブレーキにきついとも言われ不安がある。ということで最近FD2乗りがガンガン走っている富士に挑戦です。ライセンス取得は新規・更新ともにとても高額なので踏み切れず、毒蝮走行会に参加することにしました。この走行会の特徴はタイム最優先なところで、15分間は15台で走行することができ、また持ちタイム順に出走するのでクリアも取りやすいのです。

こんな状況ですのでどうしても悪い考えが・・　それは、「この走行会一回でタイムを出し切ってしまおう」というものですね。本来慣熟に徹して安全を最優先とすべきですが、やっぱり雑念を振り払えるほど大人ではありませんねw　グランツーリスモ6でイメージトレーニングしましたが、タイヤが中古だしということで、TC2000を1分3秒5くらいで走るFD2を製作、これでゲーム上のFSWを走るとちょっと危ない攻めで1分57秒5くらいでした。現場に到着すると懸念していた雨は全く降らず、その中で一生懸命走った結果はというと・・

ベストタイム　1分59秒720
気温9度　湿度70%　気圧960hPa
セクターベスト　29.686/38.133/51.548/215.139キロ


というわけで、そんなにうまくはいきませんでした。SUGOの経験を活かせるかなと思ったのですが、SUGOがブレーキングドリフト気味に姿勢を作ってアクセルオンでクリアするようなイメージに対して、FSWは高速で丁寧に回し込んでいくようなコーナーが多く、また出口がきつくなるコーナーが多く、対応できませんでした。また車の方でもクリップあたりからフロントがかなり押し出されてしまい、この点はTC2000のダンロップコーナーや最終コーナーで悩まされているので、やっぱダメなんだなと思いました。今シーズンはTC2000でベスト更新しましたが、新品フロントタイヤで強引に出したタイムなのは間違いないですね。

というわけで腕もセッティングもまだまだであることを痛感しましたが、これから色々なコースで練習して詰めていけば、自分も車もまだまだ速くなっていくぞと、前向きな気持ちになってしまいましたw　とにかく、実際に走って練習することだなと感じましたね。今回は同じFD2乗りのわいもさんとヒロさんともお話しすることができましたが、色々情報もいただけたし、談笑して楽しい時間を過ごせました。来シーズンも毒蝮走行会には積極的に参加したいと思います。


////以下は備忘録////

○運転
・全体的に進入突っ込み過ぎ、脱出踏まなさ過ぎ
・若干フルブレーキング時にリアが不安定になっているのか、制動Gが出ていない
・コカコーラ、トラクションのかかるフロント足に仕立ててインカット気味から、外の縁石を踏まない程度にもう少し踏んでいく
・100R、前半踏み切ってコーナーのアールからはらむことを恐れない。後半踏み切れる姿勢を作る
・アドバンコーナー、ひとまずドアンダーでも立ち上がりで踏み切ってみる
・ダンロップコーナーから右左、効率の良いラインと抜け方を考える
・13コーナー、インカット気味で早めにアクセルを入れていく
・GRコーナー、もう少し縦横ともに奥でブレーキングしてかつクリップをしっかりとる
・最終コーナー、横に奥でターンイン、練習する

●セッティング
・フロントのキャパ不足で脱出が強アンダー、タイヤ幅かホイールオフセットかエア圧か
・カナードは付けた方が良かったかも
・リアブレーキは今の弱いパッドで良さそう
・フェードやベーパーロックは冬場だと問題なし
・GTウイングの迎角はミニサーキットと同じく水平で十分