kansen00のブログ一覧

日光サーキットでシビックのシェイクダウンです。まる5ヶ月サーキットを走っていないので、リハビリ走行の意味合いも強かったです。4月末はここ日光で自己ベストの38秒3を出しており、今回は吸排気ECUのパワーアップ、フラットシフト&オートブリッパー、バネレートアップと大幅にアップデートしたので、気温は高いもののベスト更新の自信ありです。ところが・・

ベストタイム　38秒873
セクターベスト　8.887/17.140/12.673


なんとコンマ5以上の大幅タイムダウン！原因は明らかで、回頭性が悪く待ちが長く、脱出のアクセルオンでフロントが逃げていってしまいます。4コーナー先や10コーナー先でコースアウトしそうになるほどはらんでしまうこともありました。ブランクがあるので腕の問題もあるとは思いますが、運転でなんとかできる状態ではありませんでした。2本目はウイングを少し寝かせてフィーリングアップ。帰宅してデータを重ねると、大幅にボトムが落ち、アクセルオンも遅くなっていました。

エンジンパワーはある程度引き上がっている感じで、コーナーでかなり遅くなっているにもかかわらず、ストレートエンドでの速度は同等かそれ以上出ていますから、気温を考えればポテンシャルは上がっていると思います。

また電子制御の方は、慣れは必要ですが的確に利用すれば確実に武器になるという印象で、フラットシフトは加速が途切れないので単純に有利になる、オートブリッパーはインパクトさんの設定したところでブリッピングがくるので、少しシフトダウンのタイミングを合わせないといけませんが、日光の路面で中古Mコンでも制動Gが大幅に上がっていますから、優秀なABSを積んだ車でいいタイヤを履いて路面の良いサーキットを攻める時は、タイムを底上げしてくれることでしょう。

ぶん蔵さんにおききしたところ、路面が食わずアンダーが強く先週より0.5秒落ちたらしいです。また、4月末の走行を終えてから車内で保管していた中古Mコンは、5ヶ月の間にオイルが滲んで青焼けしていたので、あまり食ってないかもしれません。バネレートアップでバランスを崩した可能性も否めないのですが、本番では筑波などのサーキット路面でA050GSを使うため、かたすぎるということはないはずです。

ポテンシャルアップを感じるもののタイムは悪いのでもやもやしますが、ひとまず10/30に日光でグリップオンリーのガチ系走行会があるので、そこでGSの新品を持ち込んで、速くなっているのかそうでないのか、車両の状態を見極めたいと思います。

今懇意にしているエボ軍団がハイキャンバー仕様で、まあレースカーと同じ感じですね。で、試して5度にしてみたところほんのりタイムアップ。

また、色んな人に指摘されていた低いバネレート(12.5k/14k)なんですが、昨シーズンA050GSを履いたところ、あまりタイム出ない、なんかフラフラして運転しにくい、撮影していただいた外撮りのコーナリング姿勢が明らかに不格好、ということで、前後16kにしたところ、真冬のGSのベストタイムを4月末のMコンで更新してしまうという珍事が起きました。これでも筑波や富士などのサーキット路面では足りなさそうで、今は18k/20kに変更しています。

そして、前のマフラーの製作元が純正中間パイプと合わせてくれということだったので、60-54-60の段付き排気で乗っていたのですが、60パイ通しにしたら全域大幅なパワーアップをしました。ちなみに、リアマフラー自体はいいものだったと確信してます。

実はまだセオリーを外している部分があって、GSはA052より速度が乗らないので、今シーズンはMコンを使うつもりで、先日購入したんです。しかし、GPSロガーのデータを見返していたところ、GSもMも転がりはほとんど変わらないっぽいという結論に達し、急遽GSを購入しました。もてぎでのテストだと、052よりMの方が速い。つまり自分の今の結論は、A052<Mコン<GSコン、ということです。これもセオリー通りw

ということで、どんどんどんどんセオリー通りの仕様になってきています。色々必要性や合理性があってやってきたことではあるのですが、ことサーキットでタイムを出すことに関しては、やはりセオリーには抗えなさそうですね。

大きなところだとフロント295化とフロントウイングもFD2やDC5のセオリーとして残っています。これらもそのうち導入することになるんだろうか？

京都のインパクトさんからシビックを引き取ってきました。当初は純正中間パイプの段付き排気をなんとかして、HONDATAでリセッティングしてパワーを出そうということだったんですが、もてぎでのシフトアップ回数が1周で19回もあることに気付き、急にフラットシフト&オートブリッパー機能が欲しくなって、Haltech化を依頼しました。

セッティング中に装着していたスロットルのストッパーが物理的に破損したため、急遽在庫のgrams72パイスロットルを装着、また純正のサクションパイプの口径が足りなくなるため、サクション製作となりました。戸田エキマニとマフラー、アウディコイルキット、スロットルとサクションということで、今回のセッティングに向けかなりの部品を組み込んだことになります。

結果的にはかなりパワーアップしています。冬ならもう少し出ているはずなので、これからは240馬力を名乗っていきます。高回転もさることながら、中間トルクが以前の仕様とは比べ物になりません。ですので、意外と日光のようなショートコースが速くなるかも知れません。パワートルクに関しては、排気系の適否が一番きいてくると思うので、ステンの既製品で良ければ戸田のエキマニとマフラーはかなりバリューが高いと思います。FD2のパワーグラフはかなりチェックしているのですが、ノーマルエンジン仕様としては下も上もトップクラスに出ています。好みはありますが、音量は保安基準ギリギリくらいのほどよいもので、音質も良いですね。

帰宅する際、少し全開加速とフラットシフトを試してみたのですが、加速は真冬のそれのような、ちょっと怖いくらいのものがあります。またフラットシフトはNAだとどのくらいの効果があるものか、あまりうまく想像できなかったのですが、想像をかなり上回る速さと感じました。クロスギヤ仕様になっていることもあり、加速の緊張と興奮が途切れない感じです。ちょっと言葉では説明しにくいですが、サーキットタイムへの影響もそれなりにあるのではと感じさせるものです。

関東の人間なのでインパクトさんに関する情報は乏しく、どんなお店なのかなと不安もありましたが、チューニングの技術や知識に対して貪欲で本気で仕事に取り組んでおられることが伝わり、ありがたく思いました。バネレートアップの効果もあり、車は確実に速くなっていると思うので、事故らないよう、壊さないよう、今シーズンもサーキット走行を楽しみたいと思います。