高校の履修単位の問題が大きくなっています。自分の高校時代を振り返ると授業を組まれたとおり受けるだけでしたが、生徒の立場ではそもそも必修がどれだけなんて考えたこともないのが普通だと思います。
以前は国立大学を受験する場合は「共通1次試験」というのがあって、5教科7科目を必ず受けなければならず、社会も理科も自然に2科目は勉強することになっていました。ボクが受験した頃はすでにやや少ない科目でよくなっていましたが、2次試験では多くの科目を課す大学がまだ多かったので、高校時代は社会や理科も2教科ずつ授業を受けました。その後、受験科目を大学側がどんどん減らしていき、大学によっては受験科目がたったの2つだけなんてことにもなっているようです。
そうなると、高校も無駄なことはしたくない、受験に効率の良い授業をやって受験成績を上げたい。履修希望の少ない授業は組みたくない。教育委員会も実態と違うことは分かっていても、それを正すすべがない。結局これは大人の論理なわけです。だからといって学校卒業という決められた資格を得るために満たすべき条件がある以上、それをきちんとやらないといけないのは当然のことです。
以前の卒業を取り消すことはもうできないでしょうが、今の在学生からは決められた授業をちゃんとやることから始めないといけないでしょう。
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徒然なるままに | 日記
Posted at
2006/10/30 19:13:38