ビ筑2023シリーズもあっという間に最終戦。
今年は皆勤賞もできず、ランキングも完全に圏外というところなのですが、今回はロードスターでのリベンジをテーマとして参戦することにしました。
第3戦でのお披露目時、天井に頭は当たるわ、オルガンペダルは使いづれーわで散々な結果でしたが、フルバケと吊り下げ式アクセルペダルのインストールで操作性を改め、多少なりとも乗りなれてきた感覚を試すための腕試しといったところです。
ちなみに装着したフルバケはエスケレートType 8のLサイズ(ファブリック+メッシュ2トーン)
NDロードスター専用設計ということで、内装や背面の小物入れ開閉にも干渉せず、肩回りのホールドが緩めなのでジムカーナとの相性もよさげ。
ケツデカ星人の自分にも丁度良いLサイズがラインナップされてて体型的にもありがたい。(Lサイズとか言いつつ、たぶんRECARO RMSよりちょい広いくらい)
他社の純スポーツ用シートと比べればホールド感は控えめだけど、純正シートと比べれば雲泥の差です。
装着してから初のスポーツ走行なのでちょっぴりアガりますw
まずは前日練習会。
挑むコースは最終戦に相応しいテクニカルコース。
このテのテクニカルは個人的にわりと得意なレイアウトなのですが、ロードスターではどうなるか?
マシン性能的にはエイトよりもロードスターの方がテクニカル向きな車両だと思いますが、ドライバーとのシンクロ率で見ればまだまだ未知数。
走り込んで経験値を稼いでいきたいところ。
が、さぁ!行くぞ!と意気込んで早々、やってきたのは激しい雷と豪雨。
雨予報は出ていたけれど、ここまで激しいと思いませんでした。
ジムカーナ場は完全にデカい水溜まりと化し、練習会は一時中断。
いきなり出鼻を挫かれた形となりましたが、天気予報では昼頃から回復の見込みだったので、ウェットとドライ両方走れると前向きに考えていざ出走!
・・・が、たまさのは一つ大事なことを忘れていました・・・
不満タラタラだった電スロが手付かずだった・・・
ウェット路面で繊細なアクセルワークが要求されるというのに、容赦なくドッカンターボがごとく急激な変化を起こすスロットル。
パワフルなのかと思いきや落ちると中々上がらない低回転域にストレス溜まりまくり。
ロードスターでの初のウェット走行はとんでもないじゃじゃ馬っぷりに振り回される結果となりました。
街乗りで慣れてきてると思ってたけど、いざ全開走行してみるとやっぱりキツいですね・・・
新型86/BRZあたりもこんなフィーリングらしいですが、これ乗り回してる人達ホントすげーと思うw
そんな苦行の末に天候は回復。
多少はスロットルのクセにも慣れてきたところでようやくドライ路面で全開走行。
見学に来てくれた某SW(修理中)の小僧が外撮りを撮ってくれたのがこんな感じ。
タイヤが純正装着のBS POTENZA S001なのでコーナリングや立ち上がりのトラクションに苦しい部分はありますが、スロットル介入をわりといい感じにいなしてそこそこなタイムで走れました。
やはりエイトよりも加速力があって、ホイールベースの短さから生まれる機敏な動きからは速いマシンである素性を感じます。
良いタイヤ履いたらそれだけでトップクラスのタイムが叩き出せそうですが、ラグジュアリーなグレードのVSではタワーバー非搭載、幌車よりもヤワなブッシュにこのクソスロットル制御と、もうちょいトータルバランスを上げていきたい気もする。
まぁ不満点は明確なのでそのへんはお財布と相談しながらゆっくりやっていきましょう。
とりあえず前回みたいな全然乗れてない感は多少マシな状態で本戦へと進みます。
そして本戦当日。
残念ながらこちらも雨でのスタート。
前日練習会で鞄の下側が浸水してしまい、当日着るはずだったツナギやら長袖やらがびしょびしょで普段着でのスタンバイ。
始まる前からもう萎え気味。。。
テンション低めで向かう慣熟歩行はこんなコース。
前日練習会と形は変われど、基本テクニカル寄りなレイアウト。
乗りなれてない車でオフィシャルポストに突っ込んで行くようなラインはちょっと怖いw
天気予報は午後から晴れ予報ということで、おそらく勝負は2本目。
とはいえ予報も確実ではないので、1本目からもしっかり走らないわけにはいきません。
ヘヴィーウェットの路面に警戒感を強めた練習走行は致命傷なく無難な状況。
スピンやPTで荒れたライバル達の中で無事の完走となり、ほどよい後押しを得たところで1本目スタート。
最近1本目でなんかやらかす例に漏れず、今回もスタート直後に大スピン。
前日練習会で散々ウェット走行しててもそう易々とウェット路面は乗りこなせませんw
完全に意気消沈した1本目。
しかし天候は少しずつ回復し、やはり予想通りの2本目勝負の展開となりそう。
気分はアガりませんが、展開はまだまだ読めない状況に、諦めるのはまだ早い。
雨は完全に止んで、日も差してきた頃合いで1番ゼッケンの2本目が出走開始。
これはA2クラス出走までに乾ききるか?
前走クラスの走りと路面変化を見守りつつ、回ってきた出走順。
路面は・・・ほぼ乾ききった!
路面状況の変化に対してイマイチ踏み切れなさが残りつつも、無難な走りでひとまず完走。
圧倒的大差をつけられて負けた前回とは変わって、勝負権もありそうなタイムで後続を待つことに・・・
そして結果は・・・8位/12台
賞典には届かずも、自分にとっては大きく前進した結果だと思います。
トップとの差は約3秒。
お相手もきっと路面変化に苦戦したのだと思いますが、それでも単純なタイヤ性能差を考えればトップグループも射程圏に捉えられたと考えられなくもない結果に満足ですw
(たぶんAD09装備のエイトでもこんなくらいのタイムだったんじゃないかと思う)
長らく停滞気味だったビ筑にもちょっとだけ光明が見えた気がします。
ともあれ今シーズンはこれにて終了。
オフィシャルの皆様、エントラントの皆様、一年間お疲れさまでした。
リザルトとしてはぱっとしない1年でしたが、新たに加わったロードスターでの戦い、まだまだ走らせ方に課題のあるエイト、この2台とともにまた来シーズンも楽しみながら参加させていただこうと思います。
皆様、来シーズンもよろしくお願いします。
Photo by エヴリィ様 (第6戦)
Photo by 黒ヨシ様 (第5戦)
ビ筑2023シリーズは終われど桶川はまだあと2戦。
今年もまだまだジムカーナライフは終わりません。