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2018年09月17日 イイね!

見た目は正直微妙じゃね

見た目は正直微妙じゃねレクサスが「ミラーレス」に…量産車で世界初、10月発売のレクサス ES に

レクサスは日本向けの新型『ES』(Lexus ES)に、量産車として世界で初めてデジタルアウターミラーを採用することを発表した。

デジタルアウターミラーは、車両のドアミラー位置に取り付けられたデジタルカメラ内蔵の小型ユニットにて撮影した車両左右後方の映像を、フロントピラー部に設置された5インチのディスプレイに表示させるものだ。

通常のドアミラーと比べ、目線移動量が減少することで、ドライバーの負担を軽くしながら歪みのない視界をモニターに映し出す。またカメラ内蔵ユニットの小型化により、斜め前方の死角も減少させている。

さらに夜間などの暗い場所でも自動で明るさを調整し、周囲の明るさに応じた映像で視界を確保。雨天時も雨の影響を受けにくい形状と、カメラにヒーターを内蔵し霧などで水分が付着した際も除去する。また室内搭載ディスプレイにより、サイドウィンドウが濡れた状態でも視界を確保することができるほか、ドアミラーよりも小型なユニットであることから、風切り音の低減というメリットも有している。

モニターに映し出される左右後方視界は、ウインカー作動時や後退時には表示エリアが自動的に拡大し死角を減少させるほか、ドライバー操作で任意に表示エリアを広げることも可能だ。

このデジタルアウターミラーが装備されるESは、10月下旬の発売を予定している。


レクサス、デジタル式のドアミラーを世界で初めて量産車に採用。デジタルならではの機能を搭載

鏡を持たないドアミラーがついに市販化される。レクサスは9月12日、小型カメラを採用し、車両の左右後方の映像を車内のディスプレイに表示する「デジタルアウターミラー」を開発し、日本で販売する新型「ES」に量産車として世界で初採用すると発表した。

デジタルアウターミラーは、従来のドアミラーの位置に小型カメラを搭載し、その映像をフロントピラー部に設置した5インチディスプレイに表示する新システムだ。これまでコンセプトカーなどには採用例があったが、量産車での採用はレクサスが世界初となる。

鏡に代えて小型カメラを採用するため、外観が薄型に仕上がっているのが特徴。車内には、左右のピラー部に5インチのディスプレイを採用し、車両の左右後方の状況を確認できるようにした。

機能面では、ウインカー操作、リバース操作と連動し、表示エリアが自動的に拡大するほか、ドライバーが任意に表示エリアを広げることもできる。運転状況に応じて安全確認したいエリアを変化させられるのはデジタルならではだ。

メーカーによれば、カメラ部は雨滴が付着しづらい形状となっており、またアウターミラーの小型化により風切り音が少なく、高い静粛性を実現しているという。

なおデジタルアウターミラーを採用した新型ESの国内発売は、2018年10月下旬が予定されている。


レクサス、日本向け新型ESに量産車世界初の『デジタルアウターミラー』を採用

 レクサスは9月12日、日本向けに導入する新型ESに、量産車として世界で初めて『デジタルアウターミラー』を採用すると発表した。これまでのサイドミラーに代わって、カメラで撮影した映像を室内ピラー部に設置したディスプレイに表示する。

 すでに道路運送車両の保安基準として、法令上では解禁されているカメラモニタリングシステム(CMS)。室内のバックミラーがデジタル映像化されている車両も増えているが、レクサスがついにサイドミラーをカメラ化した『デジタルアウターミラー』を量産車に導入した。後方視界の確保については、モータースポーツでもGTカーのレース等でバックモニターが数多く使用されている。

 今回、レクサスESに採用されたデジタルアウターミラーは、フロントドア外側のカメラで撮影した車両左右後方の映像を、フロントピラー部に設置された5インチディスプレイに表示するというものだ。映像を観ると分かりやすいが、リアルタイムで映像が左右に設置されたモニターに表示される。

 もちろん車両外側に設置されたカメラは雨滴が付きにくい形状になっており、モニターは室内であるため、天候の影響を受けにくい。また、カメラ化することでのメリットも多く、左右ウインカーに連動したり、リバースと連動することにより表示エリアを自動的に拡大したり、ドライバーの操作で任意に表示エリアを広げることも可能とし、運転状況に応じた周辺確認支援を実現しているという。

 また、従来のミラーよりも小型になることで、ななめ前方の視界も拡大するほか、風切り音の低減等、空力の面でも効果が期待される。

 日本での新型ESの発売は、2018年10月。今後こういった車両は増えてきそうだ。


【新車】新型レクサスESが採用するデジタルアウターミラーのメリット、デメリットとは?

サイドミラー(ドアミラー)のミラーレス化は、2016年6月に道路運送車両法の保安基準が改定され、カメラとモニターで代用するミラーレス車が解禁されました。

ただし、適用期間が設定されていて、新型車は2019年6月18日から、継続生産車は2021年6月18日から、電子ミラー(カメラモニタリングシステム)搭載車が発売できるようになります。

2018年9月12日、日本向けの新型レクサスESに、量産車世界初となるデジタルアウターミラーを採用すると発表しました。

公開された写真を見ると、「ミラーレスではなく、ドアミラーがあるじゃないか?」というツッコミがあるかもしれません。

そう、レクサスESのそれは、「デジタルアウターミラー」で、車両のフロントドア外側に設置されたカメラで撮影した車両左右後方の映像をフロントピラー部に設置された5インチディスプレイに表示するという仕掛け。

カメラ部を雨滴が付着しにくい形状にしたほか、ディスプレイを室内に搭載することで、日夜を問わず天候の影響を受けにくい優れた視認性を確保したとしています。

また、ウインカー操作やリバース操作と連動させるほか、表示エリアを自動的に拡大。ドライバーの操作で任意に表示エリアを広げることも可能だそうで、運転状況に応じた周辺確認支援を実現するとしています。

さらに従来のドアミラーを小型カメラに置き換えることで、斜め前方の視界を拡大するとともに、風切音低減による高い静粛性を実現するとしています。

日本での新型ESの発売は、2018年10月下旬を予定とのことで、どういった視認性になるのかは実際に映像を見ていないと分かりませんが、日産だけでなくホンダ(新型CR-V)なども追従しているスマートルームミラーのように、慣れが必要(ドライバーの焦点合わせなど)なのか気になるところ。

先述したスマートルームミラーのほか、現在市販されているSUVの中には、サイドアンダーミラーの代わりにカメラ映像を使ったモデルもあります。こうしたモデルに乗ると、個人的にはやはり慣れが必要に感じますし、映像に思わず見入ってしまう可能性もありそう。いずれにしてもドライバーの適応力も求められるかもしれません。

(塚田勝弘)

レクサスが10月発売の新型ESに量産車世界初ミラーレス採用

■天候の影響を受けにくい最新の安全支援技術

 トヨタ自動車は、レクサスブランドから10月下旬に発売予定の新型「ES」に、量産車として世界初となるデジタルアウターミラーを採用することを9月12日に発表しました。

 この機能は、国土交通省が平成28年6月17日に発表したバックミラー(後写鏡)等に関する国際基準の変更により「自動車メーカーは国際基準に適合するカメラモニタリングシステムを備えることにより、バックミラー等がない自動車を設計・製造することが可能となる」という道路運送車両の保安基準改正に伴い、搭載が可能となりました。

 実際の機能としては、車両のフロントドア外側のカメラで撮影した車両の左右後方映像をフロントピラー部に設置された5インチディスプレイに表示するもので、雨滴が付着しにくいカメラ形状としたほか、ディスプレイを室内に搭載することで、天候の影響を受けにくい優れた視認性を確保します。  デジタルアウターミラーは、ウインカー操作、リバース操作と連動させ、表示エリアを自動的に拡大するほか、ドライバーの操作で任意に表示エリアを広げることも可能とし、運転状況に応じた周辺確認支援を実現しています。

 従来のミラーを小型のカメラに置き換えることで、斜め前方の視界を拡大するとともに、風切音低減による高い静粛性を実現したこの技術は、最新の安全運転支援技術といえるものです。 


レクサスが世界初採用したドアミラーレス車、普通のミラーと何が違う? すでに課題も!?

■ついにドアミラーレスの量産車が登場! しかし課題も?

 レクサスが間もなくドアミラーレス仕様(デジタルアウターミラー)を日本でも10月に発売となる新型『ES』に設定すると発表しました。カメラで映した画像を車内に設置された液晶画面に表示するという技術で、すでに実用化されているルームミラーにカメラの画像を表示する機能のドアミラー版と考えていただければ、わかりやすいと思います。

 今回、レクサスが正式にミラーレス仕様の採用を発表しましたが、多くのメディアは「ドアミラーレス車が出る」という情報しか伝えていないようです。先進技術ということもありますが、すでに課題もあるようなのです。

 新型ESのエクステリア写真を見ていただきたい。レクサスだけでなく各自動車メーカーがドアミラーレス車両を開発しているのですが、日産やホンダのデザイナーに話を聞くと、「後方を見るカメラをカッコよく取り付けるかで大きな論議になります」といいます。車体の後方だと側方が見えず、かといってドアミラーの位置に付けるとなれば車体から少し離れた位置でないいと後方が見えないからです。

 確かに新型ESのカメラ位置はドアミラーの位置と同じ。デザイン的にドアミラーと変わらないだけなら良いけれど、このカメラを後方から見ると奇妙な形状になってしまっているので、日産やホンダのデザイナーが悩む理由もわかる気がします。

 また、車両から飛び出した位置にあるドアミラーが不要になるなら実質的な車幅は狭くなるなどメリットもあるものの、やはりドアミラー同様に飛び出してます。

 100歩譲ってデザインが大幅にカッコ良くなくて、通常のドアミラーで実現出来ないような優れた機能を持っているなら納得出来るのですが、技術面でもまだ様々な課題を抱えているようなのです。

■キーがオフ状態だと後方を見ることはできない?

 そもそも車両の電源を入れないと後方は全く見えないです。クルマに乗っている人ならご存知の通り、キーをオフにした状態で後方を確認する機会も少なくないと思います。

 また、後方の映像を表示する車内の画面も、少しばかり強引過ぎる感じです。ドアミラーと同じ場所なら、ドアミラーを見るのと同じ。かといって正面に映像を出すと、左右の安全確認が疎かになるなど弊害も出てきます。これもまた、他メーカーのデザイナーが言う通り、デザイン的に全く成立していないと思います。

 機能面でも現在のカメラ画像は実像には届きません。カメラの画像を表示するルームミラーの車両に乗るたびに「気持ち悪い」と感じるのがタイムラグ。ミラーに映る実像だと全くタイムラグなく見えているのに対し、わずかながら遅れるて見える状況。TVの4K画像だって人間の目で直接見るレベルになっていないのと同じです。

 もちろん夜間の映像が明るく見えたりするメリットはあるものの(レクサスはバック時に下の路面を映すとアピールしてるが、普通のミラーでも採用している)、逆に言えばそのくらいです。将来的に危険性のある接近物体を判断して表示くれるなど次世代の機能が加わってくれば面白いと思いますが、もう少し時間はかかるでしょう。



あとは実際に使ってみて不具合とか使用感の問題だからね


新型レクサスESに採用!デジタルアウターミラーとは?

2016年の法改正から約2年。ようやく量産車としては世界初となるデジタルアウターミラーを、レクサスが新型ESに採用することを発表しました。機能はもちろん見た目の雰囲気を一変させる次世代のドアミラーとは、いったいどのようなものなのでしょうか。文・西山昭智

ミラーの代わりにカメラを搭載

レクサスESに搭載されるデジタルアウターミラーとは、ドア外側のカメラで撮影した車両左右後方の映像を、フロントピラー部に設置された5インチのディスプレイに表示するシステムです。
つまり、ドアミラーの代わりに取り付けられたカメラの映像を、車内の液晶画面に映し出し、左右後方の視認性を確保するというものです。
Aピラーの根もとに配置されるデジタルアウターミラーは、先端部にカメラを配置したウインカー内蔵ステー(カメラハウジング)で、大きな鏡面がないぶんすっきりとした印象です。


レクサスはデジタルを推進!?

実際にドライバーの目線になって車内インテリアを見回すと、左右のフロントピラーにそれぞれ5インチの液晶モニターが搭載され、しっかりと後方視界が確保できていることがわかります。
映し出される映像は、ウインカー操作やリバース操作に連動して表示するエリアが自動的に拡大されるほか、ドライバーが任意で表示エリアを自由に広げることも可能となっています。
また、カメラを取り付けたハウジングは雨滴がつきにくい形状になっているので、これなら雨天時でもしっかりと視界が確保され、安全性も高まりそうです。
さらに従来のドアミラーは、ミラーの裏側に死角がありましたが、デジタルアウターミラーなら視界を妨げる範囲が小さくなるので、斜め前方の視界も確保できることに加え、風切音が低減されることでの静粛性の向上などのメリットが生まれます。

なおレクサスのフラッグシップモデルとなるLSでは、すでにデジタルタイプのインナーミラーを採用しています。これは切り替えレバーを操作することで鏡面ミラーモードからデジタルインナーミラーモードへと切り替えることができ、これによって夜間の視認性の確保、リアウインドウのサンシェード使用時の後方視界の確保を実現させています。
このようにすでにLSでルームミラーのデジタル化を実現していたレクサスにとって、サイドミラーをデジタルにするのも必然だったのかもしれません。ただし、室内の液晶画面で左右後方を確認するので、最初はかなり戸惑うかもしれません。


進化し続けるサイドミラー

フロントバンパーやテールゲートにカメラを内蔵し、センターコンソールの液晶ディスプレイに映し出す機能を持った車はこれまでにもありましたが、サイドミラーそのものがカメラ&液晶ディスプレイに取って代わったのは、このESが初めてです。
とはいえデジタルの進化のスピードを考えると、数年後にはデジタルアウターミラーがスタンダードになっているのかもしれませんね。
Posted at 2018/09/17 22:55:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2018年09月17日 イイね!

好調なのであれば何より

好調なのであれば何よりスバル新型「フォレスター」e-BOXER試乗 色々な意味でブレッド&バター! その意味とは

■新型フォレスターはブレッド&バター

 クローズドコースでの試乗レポートは、すでにお届けしている新型フォレスターですが、今回は「公道初試乗」ということになります。結論から書くと『良い意味でもそうでない意味でもブレッド&バターですね!』。その意味を以下、じっくり説明していきます。

 スバル「フォレスター」というクルマは2018年6月に5代目モデルへと進化し、世界規模で人気を得ています。とくにアメリカで売れていることから、アメリカの市場を意識して開発されたと予想できます。

 アメリカの物価というのは結構高く、当然ながらアメリカ人の平均年収も日本より多いです。例えとして、「ビッグマック指数」というその国の物価と貨幣価値を指標にしたものがあります。

 2018年時点で、日本でのビッグマックは390円、これに対しアメリカでは585円です。これをスバル「フォレスター」で考えてみると、アメリカでの価格は2.5リッターエンジン車でおおよそ2万6千ドル(約286万円)。アメリカ人からすれば、日本人の190万円くらいの感覚になります。

 アメリカ人はスバル「フォレスター」を、日本人がコンパクトカーSUVのホンダ「ヴェゼル」を買うような価格のクルマとして考えている感覚です。アメリカ人からすると「フォレスター」はいわゆる『ブレッド&バター(パンとバターの意味。毎日の暮らしを意味する)』だったのです。

 そこで、2台を比べるのにこんな例があります。ホンダ「ヴェゼル」の場合、冷房をかけ信号待ちでアイドリングストップ状態だと、30秒ほどで生ぬるくて湿気た風になり、あまり気持ち良くなくなります。ガマン出来なくなるタイミングでエンジンが掛かり、冷風が出ますが、新型「フォレスター」も全く同じ。信号待ちすると生ぬるい風になり、やがて車体を揺らしてエンジンが始動します。

 アメリカ人の感覚で190万円のクルマなら納得できます。しかし、日本だと「フォレスター」は300万円以上する高級車。いまや信号待ちでエアコンがぬるくなる高額車は少なくなってきました。とくにハイブリッド車なら電動エアコン・コンプレッサーを採用しているため信号待ちでも快適で、「フォレスター」が300万円以上のクルマだと思うと少し物足りない印象を受けます。

■快適な2.5リッターエンジン

 そもそも300万円以上の価格帯であれば、個性や味や華やかさが欲しいところです。スバルの場合これまでは世界最高性能を持つアイサイトや、ライバルより飛び抜けてパワフルなエンジン、そして優れた4WD性能という個性や味や華やかさを持っていました。

 最近では、アイサイト以上の性能を持つ自動ブレーキがたくさん登場していますし、エンジンはむしろ普通になった感じです。4WD性能もスバルと並ぶ老舗である三菱自動車やマツダに並ばれており、ハイブリッドシステムも簡易型で新鮮味がなく、新型「フォレスター」には飛び抜けた魅力が欲しかったところです。

 しかし、良くないクルマかと聞かれたなら即座に『そんなことないですよ』と筆者(国沢光宏)は答えます。低い回転域からトルクが出てくる2.5リッターのガソリンエンジン車は快適だし、e-BOXERと呼ぶハイブリッド車も実用燃費が良好です。

 何より新世代シャシ(スバル・グローバル・プラットフォーム)が持つポテンシャルの高さも魅力的。アイサイトの熟成した追従機能で快適にドライブできます。

 スバルのファンからすれば、大いに納得出来るクルマに仕上がっていると思います。ただ、クルマは安い買い物じゃないので、スバル以外のメーカーも候補として考えているなら、価格やスペックで良い勝負のマツダ「CX-5」や、間もなくデビュー予定のトヨタ新型「RAV4」などを見てから決めてもよいかもしれません。

 筆者としては、少なくともハンドル握ると大笑いするくらい楽しいターボエンジン搭載モデルを出すとか、アイサイトのバージョンアップなど期待しておきたいです。それも、なるべく早い時点で出して欲しいと思っています。


新フォレスターが好調 月販計画の5倍超え 人気グレード/オプションは?

もくじ
ー フォレスター 目標の5倍以上を受注
ー グレード別受注台数(先行予約開始日~9月13日)
ー ボディカラー(アドバンス)
ー メーカー装着オプション(アドバンス)

フォレスター 目標の5倍以上を受注

スバルが2018年6月20日に発表した新型「フォレスター」の累計受注台数が、9月13日時点で1万3282台となった。

スバルは「大変好調なスタートをきりました」とコメントを公表した。

月間販売計画2500台に対し5倍を超える受注実績で、グレード別では本日9月14日に発売するeボクサー搭載グレード「アドバンス」が全体の約4割を占める。

詳しい受注内容は、以下の通り。

グレード別受注台数(先行予約開始日~9月13日)

2.5ℓ 計5293台 構成比60%

ツーリング 1260台 構成比9%
プレミアム 4384台 33%
Xブレーク 2345台 18%

2.0ℓ+モーター 計5293台 構成比40%

アドバンス 5293台 40%

ボディカラー(アドバンス)

クリスタルホワイト・パール 構成比38%
クリスタルブラック・シリカ 17%
アイスシルバー・メタリック 9%
ホライゾンブルー・パール 9%
ダークグレー・メタリック 6%
ダークブルー・メタリック 6%
セピアブロンズ・メタリック 5%
ジャスパーグリーン・メタリック 5%
クリムゾンレッド・パール 5%

メーカー装着オプション(アドバンス)

・「アドバンス」専用のブラウン内装が人気
・先進安全装備「アイサイトセイフティプラス(視界拡張)」が約80%

本革シート 構成比41%

ブラウン 構成比30%
ブラック 10%


【新車】新型フォレスターが月間計画台数の5倍、13,282台を受注獲得

2018年5月18日に先行予約を開始し、6月20日に発表された新型フォレスター。中期経営計画「STEP」では、SUVのラインナップ強化、バリエーション充実、スポーツモデルの充実、STIモデルの進化、「SGP(SUBARU GLOBAL PLATFORM)の進化」などが盛り込まれ、主力モデルのフルモデルチェンジを毎年行うとしています。

先陣を切る新型フォレスターは、先行予約から約4か月となる9月13日時点で累計受注台数が13,282台に達したと発表しました。

約4割を占めるというマイルドハイブリッドの「e-BOXER」搭載車「Advance」は、2018年9月15日~17日、22日~24日に新型フォレスター「Advance」デビューフェアが行われますから、試乗せずにオーダーした方ばかりということになります。ホンダCR-V、アウトランダー(アウトランダーPHEV)といったSUVも登場し、これからが商戦が本格化するともいえるかもしれません。

グレード別の台数を見ると、先述したように「Advance」が40%(5,293台)、「Premium」が33%(4,384台)、「X-BREAK」が18%(2,345台)、「Touring」が9%(1,260台)となっています。

人気グレード「Advance」のボディカラー別では、「クリスタルホワイト・パール」が38%、「クリスタルブラック・シリカ」が17%、「アイスシルバー・メタリック」と「ホライゾンブルー・パール」が9%、「ダークグレー・メタリック」「ダークブルー・メタリック」が6%、「セピアブロンズ・メタリック」と「ジャスパーグリーン・メタリック」と「クリムゾンレッド・パール」が5%となっています。

さらに「Advance」の人気オプション装備として、同グレード専用の本革ブラウン内装(31%)が人気で、本革ブラックは10%。先進安全装備「アイサイトセイフティプラス(視界拡張)」は約80%という装着率になっています。

(文/塚田勝弘 写真/前田惠介、SUBARU)



スバル新型「フォレスター」受注台数月間目標の5倍超え ハイブリッドモデルが約4割と好調

■新型フォレスターはHVモデルが好調

 スバルの新型「フォレスター」は、2018年6月20日にフルモデルチェンジ。5代目となったモデルは、ハイブリッドシステム「e-BOXER」や居眠りなどのドライバー状況を認識し、安全運転をアシストする「ドライバーモニタリングシステム」などを搭載しています。

 今回、スバルは2018年9月13日時点で新型「フォレスター」の累計受注台数が1万3282台になったと発表。月間販売計画2500台に対して、約5倍となります。

 グレード別に見ると、9月14日に発売したハイブリッドシステム「e-BOXER」を搭載する『Advance』が全体の約4割を占めています。続いて、2.5リッターガソリンエンジン搭載上級モデルの『Premium』、アクティブモデルの『X-BREAK』の順です。

 2018年9月10日に実施された新型フォレスターの公道試乗会にて、スバル広報部の岡田氏は次のように述べています。

「2018年6月に社長が変わり、新体制になりました。同年7月10日には新中期経営ビジョン『STEP』を発表しています。簡単に『STEP』に込めた想いを説明すると『スピード感を持った取り組み』『信頼を取り戻す』『お客様に共感をしていただくために安心と楽しさ』という価値を改めてしっかり提供していこうというものです。

 そのなかの商品計画では、主力車種のフルモデルチェンジを毎年実施し、さらに個性の際立つSUVモデルとスポーツモデルを強化していくというものがあります。

 今回の新型『フォレスター』は、6月20日に発売して、9月2日時点で1万2073台の受注をいただいています。そのなかの40%は、ハイブリッドのe-BOXER搭載グレード『Advance』が占めています。車体色については、メイン訴求が『白』でやっていることから『クリスタルホワイト・パール』が多くなっています」



スバルのハイブリッド「e-BOXER」に公道試乗。プロトタイプとは異なるシャープな走りにBOXERスピリットを感じた

ようやくスバルの新型フォレスターに設定された「e-BOXER」なるハイブリッド・パワートレインを公道で味わうことができました。新型フォレスターが発表されたのは2018年6月20日ですから「ようやく」と感じてしまうわけですが、実際の販売開始は7月19日で、それも2.5Lガソリン直噴エンジン車だけ。この2.0L水平対向4気筒ガソリン直噴エンジンと小型モーター+リチウムイオン電池を組み合わせたハイブリッド仕様の市販が始まるのは9月14日となっていますから、実のところは販売直前という一歩はやいタイミングでの公道試乗となったのです。また、スバルのクロスオーバーSUVシリーズとしては末弟にあたるSUBARU XVにも、フォレスターと同じe-BOXERが搭載されるという発表もありました。その意味でも公道においてe-BOXERがどのような印象なのかは気になるところです。

分類としては紛うことなきハイブリッドシステムといえるe-BOXERですが、スバルはハイブリッドにありがちな燃費性能などを前面に出してアピールはしていません。従来の2.0Lターボに変わるパワートレインとして2.5Lガソリン直噴エンジンを用意し、同じく従来の2.0Lエンジンのかわりにe-BOXERを用意したというのが商品企画的な狙いです。自動車税なのか、イメージなのか何を優先しているのかは人それぞれでしょうが、日本には2.0L以下という排気量にこだわる層は一定数います。そうしたユーザーに向けた答えが、フォレスターにおけるe-BOXERといえます。その点でいえば、すでに2.0Lエンジンを用意しているSUBARU XVに追加されるe-BOXERは既存ラインナップに対して、あきらかに上級イメージとなりますが、フォレスターにおいてはe-BOXERを積む「アドバンス」グレードと、2.5Lの最上級グレード「プレミアム」の価格差は7万円です。どちらが上というよりも、両雄並び立つといったイメージとなっています。

さて、フォレスター・アドバンス(e-BOXER搭載グレード)については、以前クローズドコースにおいてプロトタイプを試乗したことがありました。その際の印象は、アクセルオンに対するトルクのレスポンスを重視したパワートレインで、じつにシャープというもの。とかくハイブリッドとなると燃費優先でドライバーの操作に対してフィルターがかかったかのように反応が鈍いものもありますが、e-BOXERは運転して楽しいハイブリッドに仕上がっていました。そうしたファーストインプレッションは公道でも変わりません。むしろ、ドライバーの気持ちに忠実に応えてくれる印象が強まっていました。

そのポイントはブレーキフィールにあります。プロトタイプではブレーキペダルの踏み始めに若干の遊びがあって、エネルギー回生を取ろうとしているのを感じる領域もありましたが、市販バージョンではそうしたハイブリッド感は皆無。アクセル、ブレーキともペダル操作に対するレスポンスは非常にリニアになっています。それもシビアというレベルではなく、クロスオーバーSUVとして十分にリニアと感じる風に作り込んでいるのはスバルのクルマらしいところ。そうしたブレーキフィールながら、しっかりとエネルギーを回生できているのは当然のことで、心配無用です。

発進加速においてはモーター駆動からエンジンへうまくつなぐことで、エンジンだけのクルマでは難しいであろう出足のスムースさを実現しています。あえて言うならば、これがハイブリッドらしさなのでしょうが、大排気量エンジンの低速トルク感をモーター駆動によって再現しているといったほうが適切と思えるほど、エンジン感の強いパワートレインに仕上がっているのです。さらにe-BOXERはアイドリングストップからのエンジン再始動にISG(スタータージェネレーター)を使うため、セルモーターのようなノイズや振動もなく、動き出したエネルギーを利用して再始動しているのかのごとく、静かにエンジンをかけることができます。アイドリングストップが標準的な装備となった現代、クルマに求める快適性を高める要素といえそうです。

スバルの特徴であるアイサイトでの追従クルーズコントロール走行中にアドバンス・グレードにだけ用意される「ECO-C」ボタンを押すとモーターアシストを最大限に利用する走行モードになります。この状態で先行車が離れていって、ちょっとした再加速が必要な場面においても、エンジン回転を上げずにスッと速度を上げていくのは、いかにもスマート。モーターを巧みに利用することで、パワートレインの余裕を生み出しています。その意味ではハイブリッドという言葉を使っていないことはユーザーのわかりやすさからいうと正解でしょう。あくまでも主役はエンジンであり、モーターアシストによりエンジンのウィークポイントをカバーしているシステムです。e-BOXERというネーミングからもボクサーエンジンがメインであることを示すわけですが、まさにエンジンフィールを洗練するためにモーターを利用したパワートレインというわけです。

文:山本晋也
写真:SUBARU/山本晋也



【新型フォレスター e-BOXER 試乗】2L+e-BOXERはモーターアシストを活かした力強い加速が魅力

新型フォレスターは5月18日から先行予約を開始し、7月19日から発売されています。たたし、マイルドハイブリッド「e-BOXER」を搭載する「Advance」は、9月14日からの発売となっています。

発売を前にして公道で行われたプレス向けの新型フォレスターの試乗会では、以前行われたクローズドコース(伊豆の日本サイクルスポーツセンター)での印象を踏まえながらも、公道でどういった走りを披露してくれるかが確認ポイントでした。

2.5LのNAエンジン仕様は、すでに公道で走行済みでした。NAエンジンらしいスムーズな回転フィーリング、素直なハンドリングや回頭性が印象的で、そして乗り心地の良さなどを公道でも確認できました。

気になるe-BOXER搭載車「Advance」も乗り心地は合格点が与えられるものの、NAエンジン車と比べると、前・後席ともに少しコツコツとした振動が速度域を問わず感じさせました。

試乗車は、2.5LのNAモデルが「X-BREAK」。ブリヂストンの「エコピアH/L 422 plus」というオールシーズン対応タイヤで、サイズは225/60R17。

一方のe-BOXER「Advance」は、ブリヂストンのサマータイヤ「DUELER H/P SPORT」を装着し、タイヤサイズは、225/55R18でした。

e-BOXERの「Advance」は1650kgという車両重量で、NAエンジンの「X-BREAK」の1540kgよりも110kg重くなっています。

こうしたタイヤの違いや車両重量の差、そしてリチウムイオン電池パックという重量物を後席後方(荷室奥)に積むこともあって、こうした少しゴツゴツ感のある乗り心地になっています。

e-BOXERのパワーフィールは、ハイブリッドモデルにありがちなエンジンとモーター加速の組み合わせによるギクシャク感はほとんど抱かせません。

リアルトロニックもCVTの中では回転の先走り感や音の高まりもあまりなく、比較的スムーズであることから、エンジンの107kW(145ps)/6000rpm、188Nm/4000rpm、モーターの10kW(13.6ps)/65Nmという数値のアウトプット以上の力強さが得られます。

高速道路の合流路や追い越し車線でもパワー不足を感じさせることはほとんどなく、さらに、「SI-DRIVE」を「S」モードに入れるとさらに力強い加速を引き出せます。

「e-BOXER」は、マイルドハイブリッドですので、あくまでエンジンが主体。2代目XV(XV HYBRID)と同じモーターを使いながらも、リチウムイオンバッテリーの採用などによりポテンシャル(10kWのモーターの出力自体は同じ)を引き上げた「e-BOXER」は、燃費だけでなく走りでも魅了できる仕上がりになっています。

(文/塚田勝弘 写真/前田惠介、SUBARU)


スバル フォレスター新型、月販目標の5倍超となる1万3282台を受注 4割がe-BOXER搭載モデル

SUBARU(スバル)は、6月20日に発表した新型『フォレスター』について、9月13日時点で月販目標(2500台)の5倍超となる1万3282台を受注したと発表した。

第5世代となる新型フォレスターは、スバル初となる乗員認識技術「ドライバーモニタリングシステム」を採用、安全な走行をサポート。またモーターアシストによる加速により、日常シーンでも走りが愉しめる「e-BOXER」搭載モデルを9月14日より発売する。

好調なスタートを切った新型フォレスターだが、グレード別ではe-BOXER搭載グレードの「アドバンス」が全体の4割を占める。アドバンスで人気のカラーはボディカラーがクリスタルホワイト・パール(38%)、内装色はブラウン(31%)。先進安全装備「アイサイトセイフティプラス(視界拡張)」の装着率も79%となっている。


スバル フォレスター 新型、ファルケン ZIEX ZE001 A/S を新車装着…北米・中国モデル

住友ゴムは、SUBARU(スバル)が今秋から発売する新型『フォレスター』(北米・中国モデル)の新車装着用タイヤとして、ファルケン「ZIEX ZE001 A/S」の納入を開始した。

ファルケン ZIEX ZE001 A/Sは、新型フォレスターの性能を最大限に発揮させるタイヤとして開発したオールシーズンタイヤ。非対称パターンの採用により、左右の剛性を最適化することで、新型フォレスターの求める高い走破性はもとより、操縦安定性と乗り心地を高次元でバランスさせている。

納入サイズは225/55R18 98H。




市街地メインならe-BOXERだ。スバル新型フォレスターでe-BOXERを選ぶ理由。

デビューしたばかりの新型フォレスター。いよいよ2.0ℓBOXERとモーターを組み合わせたe-BOXERモデルが公道を走り始めた。街乗りでe-BOXERはどうなのだろう?TEXT●鈴木慎一(SUZUKI Shin-ichi)

 フォレスターの受注が好調だ。9月13日時点で受注は1万3282台と発表があった。これは月間販売台数2500台の5倍という数字だ。受注台数のうちe-BOXER搭載グレードの「Advance」が約4割を占めている。
 今回、公道試乗会で初めてe-BOXERを公道でドライブできた。というのも新型フォレスターは6月20日発表で2.5L搭載グレードは7月19日発売だったが、e-BOXER搭載グレードの「Advance」だけは9月14日と発売。いうことは、5300台分の新フォレスターe-BOXERの発注者は、ディーラーで試乗することなく注文したということだ。スバルに対する、あるいはフォレスターに対する信頼の高さが窺える。

 先代のフォレスターには、2.0ℓBOXERターボ搭載モデルの設定があったが、新型は2.5ℓ自然吸気BOXERと2.0ℓ+モーターアシストのe-BOXERの2種類のパワートレーンを用意した。2.5ℓモデルに関しては、当サイトで多角的に紹介している。今回は、e-BOXERモデルに試乗した。

 試乗コースは、神奈川県川崎市の川崎マリエン(港です)からパシフィコ横浜まで、混んだ市街地とほどほど混雑した首都高速道路をドライブした。コースを設定したスバルの意図は明らかで、e-BOXERのメリットを体感できるコースというわけだ。


エンジン
FB20型水平対向4気筒DOHC
排気量:1995cc
ボア×ストローク:84.0×90.0mm
圧縮比:12.5
最高出力:145ps(107kW)6000rpm
最大トルク:188Nm/4000rpm
燃料タンク容量:48ℓ
モーター:10kW/65Nm


 e-BOXER搭載のAdvanceグレードに乗る。モーターのパワースペックは10kW/65Nmと大きくはない。しかし、アクセルに載せた脚に少しだけ力を込めた際に、確実にクルマを押してくれている感じがするのだ。市街地のストップ&ゴーでは、このレスポンスの良さが心地よい。
 2.5ℓのフォレスターは、乗るとその大らかさが気持ちよい。このまま500マイル走って遠くへ行きたくなる。これに対してe-BOXERは、クルマのサイズが少しコンパクトになって動きが精密になった感じがする。40-60km/hからの緩加速でモーターアシストが威力を発揮してくれるのだ。

 とはいえ本音を言えばもう少しだけモーター出力が大きければ、もっと体感できるシーンも増えるだろうし、燃費の取り分もあるのではないか、とも思う。先代XVハイブリッドから使っているMA型モーターをキャリーオーバーした事情を考えれば仕方ないし、車種毎に違うモーターを使うのも難しいことはわかる。e-BOXERによる車重増は約110kg。110kg増に対するモーター出力はもう少しほしいところだ。


 燃費はどうか?
WLTCモード燃費:14.0km/ℓ(13.2km/ℓ)
 WLTC市街地モード:11.2km/ℓ(9.6km/ℓ)
 WLTC郊外モード:14.2km/ℓ(14.6km/ℓ)
 WLTC高速道路モード:16.0km/ℓ(16.4km/ℓ)
(カッコ内)は、2.5ℓモデルの数値。

 e-BOXERが燃費で2.5ℓモデルに明確に勝るのは市街地モードのみだ。やはり2.5ℓとe-BOXERでは使うシチュエーションが違うのだ。フォレスターがほしいとなったら、自分の日常の運転状況を考えてパワートレーンを選べばいい。ちなみに、私が選ぶならe-BOXERだ。圧倒的に都内を走っていることが多いから。

 ちなみに、スバルのエンジニアに伺うと、燃費に関しては、WLTCモードを見てもらうのが一番わかりやすい、とのことだった。
 参考までに100km/h巡航時のエンジン回転数を伺うと
2.5ℓ:1500rpm
e-BOXER:1567/1581rpm(タイヤ径で違う)
となる。
 トランスミッションのレシオカバレッジは同じ(3.600~0.512)で、最終減速比がe-BOXERが3.900なのに対して2.5ℓモデルは3.700だからだ。


 スバル側はe-BOXERは3割程度と予想していたそうだ。4割というのは予想以上にe-BOXERに対する期待が高いことを意味する。初期需要が一巡して、このe-BOXER比率がどう変化するか。また、XVにもe-BOXER搭載モデルが追加されたことを考えても、スバルの全ラインアップにe-BOXERが拡大するのは時間の問題だろう。より車重の軽いモデルに積んだときのe-BOXERがどうなのかも興味深いところだ。



【新車試乗】スバル・フォレスターの2.5リッター直噴エンジンは高速燃費が優秀。だから遠くに行きたくなる

2018年6月20日に発表した新型「フォレスター」が好調です。「e-BOXER」と呼ばれるハイブリッド車の発売が始まる9月14日の前日までの累計受注台数が、13,282台と発表されています。月間販売計画が2,500台ですから、新車効果を考慮しても、すばらしいスタートダッシュを切ったといえそうです。

5代目となる新型フォレスターは初代からの伝統ともいえるボクサーターボから決別しました。その代わりにスタンダードグレードのエンジンが2.5リッターのスープアップされました。つまり、新型フォレスターのパワートレインは2.0リッターのモーターアシスト型ハイブリッド車と、現時点での日本向けラインナップとしては最大排気量となる2.5リッターガソリン直噴エンジンの2本立てというわけです。いずれもリニアトロニックと呼ばれるCVTと組み合わせられ、もちろんスバルのアイデンティティとなるAWD(常時全輪駆動)となっています。

今回、7月19日に先行して発売されていた2.5リッター車からカジュアル仕立てのグレード「X-BREAK」に公道試乗することができました。そこで見えてきたのは2.5リッターエンジンのオールマイティな魅力です。

排気量の小さなハイブリッドと、大排気量NAのラインナップというと、前者のほうが圧倒的に燃費性能に優れていると思いがちですが、新型フォレスターではそんなことはありません。カタログスペックでいうと、新しい燃費基準であるWLTCモードでハイブリッドが14.0km/Lなのに対して、2.5リッター車は13.2km/L と遜色ない数値を記しています。

実際、乗ってみても排気量の余裕を活かしてエンジン回転は低めですし、アクセルをそれほど踏まなくても十分なパフォーマンスを示します。そこから踏み込めば、NAエンジンらしいリニアなトルク感で加速を開始します。

先代までのターボエンジンのような刺激こそ薄くなりましたが、けっして不満を感じるようなことはありません。むしろ、CVTの変速制御とあいまったリニアリティの良さは現代的なスマートさを感じさせるほどです。

そのリニアリティがとくに活きてくるのが高速巡航です。今回、最新のACCである「アイサイトツーリングアシスト」を使って自動車専用道路を走ってみましたが、前走車の加減速に遅れることなく追従していきますし、そのときにエンジン回転が不粋に上がるようなこともありません。なめらかな追従性は、アイサイトというスバルのコア・テクノロジーを引き立てるものです。

さらに、そのときの燃費性能も驚きです。流れにのった追従クルーズコントロール状態においてメーターに表示された瞬間燃費は18~19km/L。前述したWLTCモードには高速道路モードの数値もありますが、その16.0km/Lを余裕で上回る燃費の良さです。公道では不満どころか余裕さえ感じさせる、新しい2.5リッターガソリン直噴エンジンは、高速巡航における燃費性能で期待以上の性能を持っていることを示してくれました。

ピークパワーなどはターボの代替といえるほどの性能があるとはいえない2.5リッター車ですが、パフォーマンスや扱いやすさ、燃費のバランスにおいてはフォレスターのキャラクターにマッチしています。

現時点では兄貴分であるレガシィ・アウトバックの2.5リッターエンジン(こちらはポート噴射タイプです)よりも最高出力などで優位なフォレスターの2.5リッターエンジン。スバルの水平対向エンジンといえば燃費に難あり、という先入観を吹き飛ばすウェルバランスなユニットであることが、今回の公道試乗で確認できたのです。

●スバル・フォレスター「X-BREAK」 主要スペック車両型式:5BA-SK9全長:4625mm全幅:1815mm全高:1730mmホイールベース:2670mm車両重量:1530kg乗車定員:5名エンジン型式:FB25エンジン形式:水平対向4気筒ガソリン直噴総排気量:2498cc最高出力:136kW(184PS)/5800rpm最大トルク:239Nm(24.4kg-m)/4400rpm変速装置:CVT燃料消費率:14.6km/L (JC08モード)/13.2km/L(WLTCモード)燃料タンク:63L(レギュラーガソリン)タイヤサイズ:225/60R17(オールシーズンタイヤ)メーカー希望小売価格(税込):2,916,000円

(山本晋也)



【試乗】新型スバル・フォレスターの冒険心をかき立てる優しい気遣い!

 出足をそっとサポートする主張しすぎないハイブリッド

 1997年登場の初代から21年目を迎え、5代目となった新型フォレスター。初夏の頃には栃木にあるスバルの実験センター、盛夏の頃には修善寺のサイクルスポーツセンターと、クローズドコースで試乗してその魅力を実感してはいたが、やっぱりクルマは一般道で走ってナンボ。路面もちがうし、街並みやほかのクルマたちの流れの中で乗ってみないことには、本当の良さはわからない。すでに7月19日から発売開始され、そろそろデリバリーも始まる頃だとは思うが、今回ようやく一般道で試乗する機会が訪れた。

 新型フォレスターには、スバルが初代から貫いてきた「人を第一に置いたクルマづくり」に加えて、さらに価値を高めるためのキーワードとして「冒険」と「快適」が掲げられている。この2つを突き詰めるために欠かせなかったものが、スバルの新世代シャシーである「SGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)」の採用だ。これによってすべての基本性能が引き上げられ、とくにボディ剛性に関しては、曲げ剛性が先代の約2倍、ねじれ剛性が約1.4倍と驚異的な進化を遂げた。

 そしてもうひとつが、新しい2本柱となったパワートレイン。すでに好評を博していたXVハイブリッドと基本的なシステムを共用しつつ、バッテリーがリチウムイオンとなった2リッター自然吸気エンジン+モーターを「e-BOXER」として採用し、もうひとつには2.5リッター自然吸気エンジンが用意されている。

 さらに、フォレスターの肝とも言えるオフロード走破性を高めるため、「X-MODE」を「SNOW/DIRT」「DEEP SNOW/MUD」も2モード切り替えへと進化させ、全車標準装備とした。これはタイヤが埋まるような悪路や深い雪など、トラクションコントロールを効かせたくない場面では自動でオフになることで、ここぞというところでピンポイントのパワーが発揮できるなど、従来よりも幅広い状況で安定した走破性が得られるようになっている。これは「冒険」をより多くの人に、多くの場所へと広げるために、フォレスターの大きな強みとなるはずだ。

 さて、試乗はまずトップグレードとなるe-BOXERの「ADVANCE」から。スタートボタンを押すと、シーンと静かな中で目の前のメーターが鮮やかに始動した。グリーンの「EV」表示が点灯していれば、40km/hくらいまでならモーターのみの静かな走行も楽しめるというが、普通にアクセルペダルに力を入れるとすぐに消灯し、ハイブリッド走行になった。発進直後のひと転がり目がスーッとなめらかで、車重を感じさせない気持ち良さだ。

 アクセルをさらに踏み込んでいくと、従来の6段式から7段式に進化したリニアトロニックのおかげもあって、まるで大きな波に包まれながら進むような、パワフルで余裕たっぷりの加速フィール。減速し始めてからすぐの再加速といったシーンでも、一拍の遅れもなく思い通りのレスポンスで応えてくれるのが爽快だ。

 これは、直噴化とロングストローク化で高効率を極めた新世代水平対向エンジンを、最高出力10kWの電動モーターが最適なシーンで手助けすることで、発進直後や再加速時など、「ここで出たい」と思うところでしっかりと加速することにこだわったという、エンジニアの狙い通りといったところだろう。

 ブレーキフィールに関しても、電動化モデルではどうしても初期から効きすぎたり、微細な調整ができないといった違和感が生じやすいところを、ガソリンモデルとはキャリパーの素材から変えてe-BOXER専用にチューニングしたというだけあって、より自然な利き具合に仕上がっていると感じた。

 また乗り心地も、やはり新世代シャシーの恩恵は大きく、直進でもカーブでもほどよい重厚感を伴いながらも、決して重ったるくないしなやかさが勝る。どこか欧州車の乗り味にも近い、プレミアム感が感じられるのが新型フォレスターの魅力。後席の乗り心地も落ち着いているので、e-BOXERは運転に苦手意識を持つ女性でもリラックスして乗れるし、ファミリーカーとしても全席が快適に過ごせそうだ。

 ハイブリッドよりも豪快かつパワフルなガソリンモデル

 次に、オレンジのラインがエクステリアやインテリアの挿し色に使われ、ちょっとアウトドアなイメージが楽しいガソリンモデルの「X-BREAK」に乗り換えた。2.5リッター自然吸気エンジンは、直噴化によって約90%の部品が見直されており、184馬力/24.4kg-mとe-BOXERを凌ぐパワーを発揮しながら、省燃費化で実用域では先代の1.6リッターターボや2リッターターボと同等以上だと言われている。

 そのパワフルさは発進からすでに気分を高揚させてくれるもの。グイッと鋭く加速して、そのまま余裕いっぱいで悠々とクルージングでき、ハンドリングも俊敏だ。けれど決して神経質な感じではなく、欲しいところではスッとレスポンスが敏感になりつつ、リラックスして走りたい時にはおおらかさも持ち合わせるような、懐深い印象がある。

 乗り心地はe-BOXERと比べると少しだけゴツゴツと硬めかなと思ったが、不快なほどではなく高速道路でもゆったりできる。今回は少なかったけれど、カーブが続くような道ではこのくらい硬めの方が、姿勢変化が小さく走らせられるだろうし、雪山などへ頻繁に出かける人たちにはピッタリかもしれない。なんといってもガソリンモデルの良さは、ほどよい豪快さとパワフルさ。こちらは海へ山へとどんどん出かけたい人にオススメしたいグレードだ。

 そして、「快適」というキーワードで感じたことは、先代でも決して悪くはなかった乗降性やラゲッジの使い勝手に関して、細かな配慮でさらに進化させているということ。

 たとえば後席のドアがより大きく開くようになり、幅広いステップや張り出しを抑えたサイドシルなどで、乗降性がかなりアップ。これならチャイルドシートのお世話もしやすく、子どものいるファミリーはもっとお出かけしたくなりそうだ。

 さらにラゲッジは、開口部をスクエアな形状にしたことで、従来は引っかかってしまったベビーカーやゴルフバッグなども、横にしてサッと積めるように。ほんの小さな進化かもしれないけれど、これが毎日のことになると結果的にストレスになりかねない。新型フォレスターは、そうした見過ごされがちなポイントも、丁寧に磨き上げてきていると感じる。

 大きな話題を集めた、顔認証を使って居眠りや脇見を警告する「ドライバーモニタリングシステム」は、なかなか一般道でも試すチャンスはなかったが、こうした先進機能が搭載されたことも含めて、新型フォレスターは乗る人みんなに優しいおもてなしと、ワクワクするような冒険心をくれるSUVになっている。
Posted at 2018/09/17 22:47:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | 富士重工 | 日記

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