こんばんは。
ここ数週間、何シテルで核心に触れないようにこそこそつぶやいていましたので「SQUARE が何か始めるんだな」と思われていた方もいらっしゃるのではないかと思います。
例えばこんな写真付きのつぶやきとか。
それに…勘のよい方はクリップにそれなりのネタが留められていたりしたのですぐに気がつかれたと思います。
先ほどの写真の道具の品番もみんカラで検索すればズバリのネタが出てきますし、私も過去のブログなどで掲載していた道具です。
もう分かりますよね? (笑)
『純正部品を用いたシートヒーターの取り付け』
ついに本格始動しました!!
私のブログなどをフォローされておられる方は、この話題が過去何度もアップされていたことはご存じかと思います。
例えば、直近では
これとか。
この時の記事から抜粋しますが…
---
それで、なんでこんなにシートヒーターにこだわっているかというと、
以前トヨタの企画で先代 (初代) プリウス PHV に10日間試乗できるイベントに当選したことがあって、そのときのプリウス PHV にシートヒーターがついてました。
シートヒーターを使うのはこれが初めてでしたが、それが空調の暖房いらずと思えるぐらいすんごく快適で。
それに、最近の車にはシートヒーターがついてますよね。シエンタや、ヤリスなんかにも。それに軽自動車にもある。
なんか、負けている感じがする。
---
シートヒーターいいなぁ~。最初からついている車種、グレードの人がうらやましい。自分も使いたい。
そう思っていました。
そもそも、シートヒーターを付ける方法はいくつかあります。
一番簡単な方法は USB などを電源にした暖かくなるブランケットや座布団などを使用する方法。
敷いて電源を取るだけですもんね … って、これはシートヒーターじゃ無いか (^_^;)
次に簡単なのは、社外または純正のシートカバーを取り付ける時に、シート生地との間に社外のシートヒーターを挟み込む方法。
でも、私はシートに内蔵したいんです。シートの柄を生かしたままに、つまりできるだけノーマルの状態のままにしておきたい。
なのでこの方法は当初からアウトオブ眼中でした。
次はシートヒーターを取り扱う業者に依頼して取り付ける方法。これはお金さえあればできそうですね。でも、この場合も挟むヒーターは社外のヒーターを取り付ける場合がほとんど。(頼めば純正でもやってくれる可能性はありますが。またお金をかけたくないのであれば、自分で作業をやる方法ももちろんあり。)
ただ私の場合、ここにこだわりがあって純正品を使用してそれがあたかも最初からその機能があったようにしたいのです。
しかし、シートヒーターを個人で内蔵するにはかなり敷居が高い。何しろシートをばらさなければ始まりません。
それに、懸念事項がいくつもありました。
ここでは仮に純正のヒーターを付けるとしましょう。(とはいえ、今回この方法にチャレンジするわけですが…)
仕様で最初からシートヒーターが取り付けられている表皮にはシートヒーター取り付け用の生地が縫い付けられていて、最初からシートヒーターがついていないシートの生地にはそれがないだろうという懸念事項がありました。
これはシートをばらしてみるまではわかりません。
そもそも、個人でシートをばらせるのか? ばらしても元に戻せるのかという不安。
あと表皮の再固定方法。
純正の表皮はホグリングというものを表皮側に準備されている穴に通して固定位置に固定するようになっています。(写真は過去にリアシートの座面を取り外したときの写真)
これがホグリング。フレームに表皮をホグリングで留めてあるようです。
ホグリングは通常再利用しませんし、部品の性質上再利用不可部品に指定されています。品番:90468-16019 (白いビニールコーティングあり) で、1個80円 (税別)
ぱっと見、80円ならば安く感じられるかもしれません。
しかし使用場所が左右のシートで合計70か所近くあります。そうなるとホグリングだけで6,000円前後お金がかかる計算です。地味に高い。
しかし純正然に仕上げるには、これか、これに近い固定方法で固定したいと考えていました。
配線の問題。
実は120T “RS パッケージ” は標準でシートヒーターが搭載されているグレード… 120T のシートヒーター用配線の一部が普通に使える状態で備わっています。
具体的にはシフトレバーの先にあるインパネボックスの裏にシートヒーター用スイッチの配線があり、ここから先の配線が、運転席、助手席それぞれの足元まで来ています。そのためスイッチは買ってはめるだけですが…その各足元の配線からシートまでの配線をどうするかという問題が。
でも、これが実現できたら配線だけは純正そのものに近い状態。
あとは、シートをばらすためにクルマから外して車外にもちだせるか?
シートは重量物なので一人でやるには敷居が高そう。
そして、最大の懸念。
純正部品はお値段が高い!(^_^;)
そんな感じでいろいろ解決すべき問題がたくさんありました。
しかし!そう思っていたのは、つい最近まで。
ここから急展開でシートヒーター取付を実施することになったのは、みんカラ内で見つけた記事がきっかけでした。
実は、昨年、
オーリス RS、ハイブリッド “G パッケージ”などに設定があるスポーツシートが他車種の一部と同じであることが比較してみて分かってきました。
それは、
プリウス S ツーリングセレクション G's (ZVW30) のシートなのですが、そのあとしばらくして、その
プリウス G's のシートに社外のシートヒーターを取り付けられておられる方がいらっしゃるではありませんか!!
この記事を読んだら自分もやりたくなって、いてもたってもいられない状態に。
なによりシートのばらしのイメージができなかったのが、できるようになるのは大きいです。
それに、私も以前シートの表皮を保証修理でディーラーに修理してもらったときに、ばらした後の表皮の写真は撮影していましたのでそれと照らし合わせればある程度イメージもつきます。
それにちょうど臨時収入が入った時期も重なり、このチャンスを逃したら、ずっとできないかも。
よし! やろう!
そこから手持ちの資料 (
電子技術マニュアル) やネット上の情報など、いろいろと調査。
必要部品や物、必要な道具、配線情報を調べまくりました。
ある程度情報がそろってきて、やれそうな気がしてきたので部品や道具類を注文。
つい先日、トラブル発生で注文先から入手することができなくなり、ディーラーに注文しなおした助手席の座面側のシートヒーター部品を除いた、全ての部品がそろったところで写真を撮りました。(写真には一部使用しない調査用の部品もまざっています。)
後は助手席側の部品がそろえば作業を行うだけ。
実は今週末から私は4連休に入ります。そこで連休を利用してシートヒーターを取り付けるスケジュールを組ました。
部品到着待ちの間に、当日サクサク作業が進むようにと作業日までに調べておかないと行けない事項の事前調査を兼ねた配線類の変更、整理を実施。(なにしろこれまでがシートヒーターを付けていないから…と IG 電源、イルミ電源などをシートヒーターのスイッチ配線から拝借していたのでそれらを全部外して別の所から取るようしたり、取得方法をリレー経由に変更したりしました。)
ここまでしておけば。
この状態で運転席側の取付ができる…はずでした。
一昨日、シートヒーターの部品を眺めていたところあることに気がつきました。
「あれれ? 電子技術マニュアルの情報と現物のコネクターの情報が違う!」
事前に調査したときは…
ここをクリックして情報を調べるボタンを押すと…
この画面が現れるので…
その情報で表示されたコネクターを買いました。
しかし現物を見てみると…
どう見てもコネクターが違う! まさかこんなことがあるとは。
そのため急きょこのコネクターに対応するコネクターを購入することに。(ふだんならば翌日届くものが九州を含めた雪の影響で遅くなっている模様。九州も高速が通行止めになったからな~。明日 (2021/02/19 金曜日) までに届くかな~。)
ちなみに写真のコネクターはトヨタ純正品番だと 90980-12732 なので、反対側は 90980-12733 (
auto-eparts さんでは
060型TS/メス4極カプラ [060TS-04F]とターミナルはトヨタ純正品番だと 82998-24350 なのでこれの相当品
060型TS/メス端子 [060TS-TF] を必要個数買い各席足元から自作配線をシート下まで引き回して、このコネクターを取り付けることでシートヒーターのコネクターとつなぐ予定にしています。)
コネクターは購入できた。しかし、コネクターが
電子技術マニュアルと異なるならばピンアサインが分からない。
参ったなー。
ヒーターなんてものはバッテリーに直接つなげば暖かくなるだけだから※つないでみればどの端子が、反対側のどの端子に対応するのかぐらいはすぐに分かるけど、それだと正確性に欠ける…。
※電子技術マニュアルには、実際故障判別時の単体試験を行うときバッテリーに直接つなぐように書かれています。
…
… しばらく考え中。
…
!! あ、実際にその装備が備わっている、実車に乗っている方に協力を仰ごう! それならば間違いない!
ということで、みん友として登録していただいている
まーしの青リスさんに協力要請。
快く承諾していただくことができました。ありがとうございました。また写真の再掲載、加工の許可もいただくことができました。
コレで作業当日も安心、安心…と思っていたら…
またもや驚愕の事実を知ることに! 実車は電子技術マニュアルと同じコネクターやん!
ピンアサインも電子技術マニュアルの通りです。
もしかしてシートヒーターの部品を買い間違ったか?
そう思って調べてみましたが…
合ってますよね?
じゃあ、メーカーが中身を入れ間違ってしまった?
かというと、そうでもなさそうなのです。
単体試験や動作確認のページでは…
購入した方のコネクターの図で掲載されています。
いったいどっちが正しいのか。もしかすると変換コネクターやハーネスを買い忘れていたりする?
あとは、車両や部品の出荷時期でコネクターが変わっている可能性がありますが、その場合はヒーター部分の品番も変わるでしょうし…。
ちなみに、まーしの青リスさんの車両 (120T) が当初想定していた横4ピンコネクターであれば…
こんな風になるだろうと想定していました。答え合わせができていたはずなのに、まさか実車ともコネクターが違う (=実車は電子技術マニュアルと同じ) なんて。
また、まーしの青リスさんに撮影していただいたコネクターには不思議なことにあるべき配線が接続されていない線があることも分かりました。
運転席の下側 (=車体側) - シート側 (=シートヒーター側)
1番 (空き) ※これは配線図でも空きです。
2番 ピンク HI - 赤
3番 赤 LO - 白
4番 白地に黒 E - 無し ← ここです。
まーしの青リスさんに撮影していただいた写真で見ると…
助手席側
1番 (空き) ※これは配線図でも空きです。
2番 ピンク HI - 赤
3番 赤 LO - 無し ← ここです。
4番 白地に黒 E - 黒
うーん、ますます謎だ。
どこか見えないところに変換コネクターやハーネスがあるのかも。
まーしの青リスさんからいただいた情報 (コネクター写真) の違いも気になるところですが、相違点は後々調べられる範囲で調べてみることにして、実作業時は自分が思った配線でやってみようと思っています。それが違った場合は、ピンを抜いて差し込み直すことで修正をかければいいだけのことなので、そのような段取りで当日は作業をすすめていこうと考えています。