(
その2 からのつづきです。)
さて、ここまでのアイテムは製品として存在するモノをどうにかしてとりつける…というものでしたが、ここからは DIY で SQUARE 流のカスタマイズの話題です。
1つめは既に
整備手帳もアップしていますが、
ディーラーオプションのコーナーセンサー塗装を行いました。
これは、春頃にやらかした
塗装事件の時に、あまった缶スプレー類があったのでチャレンジしました。
最初は、レッド&ブラックがコンセプトカラーなので「やってもやらなくても…。そのままでも問題無いけど…。」という気持ちが多少ありました。
しかし、いざ作業を終わってみると、統一感、高級感があがって「やって良かった!」と (ひとり) 満足しています。
そして、このときは塗装をきれいに行いたいからセンサー部をいったん取り外そう…と
フロントバンパー (フロントバンパーカバー)を取り外したのですが、実はこのバンパーカバー外しは次に行うカスタマイズ (後述) の調査でもあったのです。
さて少し話を変えて
その2でご紹介したとおり平行で既製品のカスタマイズも同時並行。
そのなかで
BLITZ から発売されてる
パワスロを取り付けることにしました。
これは、BLITZ のスロットルコントローラー 「
スロコン」 とターボ車などのブーストアップを狙う「
パワコン」のセット品。
しかし、単純な単品のセット品ではなくて、この2つが協調動作をするようになっている製品です。
詳しくは今後アップするパーツレビューなどに譲りますが、パワーユニット側は通常エンジンルームに設置します。
また、スロコンは車内に設置します。
ここで「!」と来られた方はさすがですね。
そうなんです。エンジンルームから車内へ配線を引き込む必要が必ず発生します。
自分はエンジンルームからの配線引き込みは初めて。これはチャレンジですね。
そこで、どうせ引き込むなら引き込む1本にほかの電線を巻き付けたら1本も10本も関係ない! 1回ですます!…と思い、作業の結果…
細線と太線の合計
「17本」を通しました!
(写真はそのいくつか)
ふつう、こんなに引き込まないよな~ (笑)
でもでも、引き込む理由もありましたし、どうしてもやっておきたかった…。
まず始めに、パワスロのパワーユニットは通常だとエンジンルーム側に設置し、付属のハーネスだけを車内に引き込みます。これが一般的な方法です。
そのためパワーユニット側はヒューズボックスや、エアフィルターのボックスに両面テープ止めなどするのですが、これがいまいちで自分的にはしっくりこない。
「パワコン付けてるぞ!」って主張はできることはいいのですが、メインの目的はもちろんパワーアップな訳で…別に主張しなくてもいいかな。逆に見た目は普通…ノーマル感を出して中身は別物…というのが、私のカスタマイズコンセプトではなかったか?
そう以前から思っていたところに商品が届いて、付属のハーネス類を眺めていたところ…
「ここの配線を延長できたらパワーユニットは車内に設置できるのか…。あれ、このコネクターどこかでみたことあるな。」と。
調べてみたところ、
ありました!
以前
LED チップを買った
エルパラに
合致するコネクターが!
ということで、ハーネス側を延長してコネクターを自作することを決意。
やっと話が戻るのですが、このハーネスの配線が細線を4本×2セット必要で、まずはこれが確定。
そして「せっかく引き込むんだから、もっと引き込んでおきたい。この引き込み作業、何度もやりたくない。」という思いから、できるだけたくさんの配線を引き込もうと決意。
そして、将来的にナビのブラインドコーナーモニターを付けたいな~と考えていましたので、自前でオプションコネクター※と同じモノを2つ作ろうとこれ用の配線を2セット…こちらも4本×2セット引き込むことにしました。
※オプションコネクターについてはこちらのブログで説明しています。 ---
【関連ブログ】
・オプションコネクターって知ってるかい? - 2018年05月07日
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/blog/41457459/
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これで16本。
そして、これから後述する、別に考えていたカスタマイズや今後のカスタマイズ用にバッテリーから直接引き込んだプラス配線を準備しておきたいな~と思って1本追加。
合計17本…となります。
引き込みはこの問題ある暑い日差しの中、
ワイパーやカウルなどを外し…
このグロメットから。(写真は作業途中なのでまだ配線類が引き込まれていません。)
反対側はコンピューター類 (ジャンクション) があるのでいったん外すためにバッテリーのマイナス端子を外したあとに取り外しました。
そこからのぞき込んで、悪戦苦闘の末、まずは配線ガイドが通りました。
これが通ればしめたもの。後は配線を結んで引っ張るだけです。
結果的には、さすがに1回で17本も通らなかったため、4回に分けてすべて通しました。
屋根もない外でやったため死ぬかと思いましたが、なんとか無事に完了。
復旧の時に外した配線の1つを戻し忘れるといううっかりミスもやっちゃいましたが、最終的には無事に復旧できました。
オプションコネクターも無事2配線分追加設置完了。
通常だとコーナーセンサーとブラインドコーナーモニター、コーナーポール類は同時装着ができませんが、これで同時装着もできるようになりました。
コーナーポールは付けませんけど。
作業完了後のエンジンルーム。
この状態でパワコンは車内に装着済みなので、エンジンルームは最終的にすっきりとまとまりました。どこが変わったかわからないでしょ?そのくらいきれいにできて大満足です。
さて最後は今回の DIY カスタマイズの大トリ。
ウェルカムポジション&テール
これってどんなのか…気になるでしょ? (^_^)
そもそものアイデアは、
正月に里帰りした友達が乗っている
スバル・レヴォーグがキーを解錠したときにテールランプが光っていたことが発端。
これを見たときに驚きましたが「これ、自分でもできそうだな」と思い、それから温めていました。
※フロント側から見た動画は後日掲載予定。
・車に近づくとルームランプと一緒にフロントの車幅灯 (またはデイライト)、リアのテールランプが点灯。
・ルームランプと同じように (フロント、リア共に) ほわっと点灯、消灯。
・ブレーキを踏むとリアのテールランプがストップランプ、ハイマウントストップランプと同期して点灯。 (全7灯化)
・ドアを開けると、またほわっと点灯。
・ドアをロックする…施錠するとほわっと消灯。
・ドアをアンロックする…解錠するとほわっと点灯。
…と、こんな感じ。結構イケてると思いません?
※ほわっと点灯、消灯は純正機能で対応。(エーモン工業のスローライトユニットは未使用。)
※余談ですが社外品の
ドアミラーのウェルカムライトもこれに関係なくこれまで通り点灯しています。バー側のイルミもこれまで通り点灯していません。(ウェルカムになってません。ただ必要な部品等も手持ちでそろっていて、わりとすぐにできるので将来やるかもです。 (笑) )
整備手帳アップまでもうしばらく時間が必要なので先行で配線図をアップしておきますと…
【配線図】
最初は作業用に異なる配線図を作成していましたが、実際の作業を合わせて作り替えました。
また、わかりやすいように①制御部、②リア、③フロントと3つに分けてみました。
①制御部
②リア
③フロント
です。ちなみに図中のコネクター情報は後期用です。前期はコネクターが事なり、ピンアサインも多少異なったと思いますのでご注意ください。
動作ポイントは、
1.マイナスのルームランプの信号 (CTY) を取り出して、それをいったんプラスに変換、ユニット用リレーを動作させる。
2.別途バッテリーから直接引き込んだプラス配線とユニット用リレーを接続して大容量電流に対応。
3.プラスに変換後すぐにあるコンパクトリレーで、エンジンがかかっている間だけ、流れる電気を完全にオフにして動作しないような回路にしています。
また、今回のカスタマイズはテールランプなどの灯体には2つの電源…たとえば①テールランプ側は車幅灯 (ポジション) と同じイルミネーション電源と②ルームランプから取り出した CTY 連動電源をつなぐことになりますが、これらの信号が他方の配線に割り込まないように整流ダイオードを取り付けて、電流が逆流しないようにしています。
整流ダイオードを使う時は2つ以上の電源を使う場合に有効です。
またリアで整流ダイオードを使うと、テールランプ…ライン状のテールランプを全灯化する場合とほとんど同じ配線になる (ストップランプを割り込ませるか、割り込ませないかだけの違い) なのでついでにオマケで全灯かも行いました。
ただしこれが動作するのは昼間だけ。夜はテールランプとして最大の明るさで点灯している状況でブレーキを踏んでもそれ以上明るくなることはないからです。
昼間の太陽がかんかん照りのなか、その光が見えるかどうかは微妙なのですが…。(^^;;;)
私のカスタマイズは基本的に、追加した機能は元に戻せることが大前提。
そのため、電気関係の配線は極力自作ハーネスを作成することにしています。
これ (自作ハーネス) を取り付けるために、再度バンパーカバーを外して…
(写真は自作ハーネスのテスト中。仮に配線をバッテリーに直接つないで運転席側だけイルミが点灯していることに注目。)
既存の配線に接続して割り込み…
配線。
このときオマケの作業も。
実はトヨタのディーラーオプション。
プレミアムホーンの WISH 用を取り付けているのですが、WISH は左右にまたぐフレームにホーンが取り付けられてる関係から、上からぶらさげるタイプになっています。
それをオーリスに取り付けると…
横向きになります。 (左の運転席側。)
そこで、(写真右の助手席側のように) 金具を付けて少しでも下向きに…と考えていましたが、うまく収まらない。
「どうにかして、この向きが変わらないか…」
裏側のネジ固いんだよな~。どうなってるんだ!? えいっ!
と力を入れたところ、意外なところが回ってしまい (^^;;;;)
(今回はたまたま問題が発生しませんでしたが、もしかすると内部で配線がある場合はちぎれる可能性もありますので、おすすめはしません。)
無事にホーンが下向きになりました。 (^^ゞ
これで、ホーンに雨粒が侵入することもなくなるでしょう。
ディーラーオプションのコーナーセンサーの配線が4ピンなのですが、3ピンしか使われていないためここでも割り込んで車内へ引き込みました。(いくら自前のオプションコネクターを作ったとはいえ、使えるところは使わないと。)
リア側ももちろん自作ハーネスを作成。
ドア側の配線をして…
ドア側からボディー側に配線を引き込み。
ハイマウントストップランプからストップ信号を取り出して…
ボディー側のテールランプも自作ハーネスを作成して接続。これにドア側配線を合流させて、フロントまで引き込みました。
あとは、別に作った制御部を…
インパネ下部にこっそり仕込んで、フロント、リアの配線を接続したら完成!
夜に1人ニタニタしてます。
… … …
ということで、その1~3 と3つにわけて、ここ1ヶ月のカスタマイズをざっくりとご紹介しました。
これらの詳細はパーツレビュー、整備手帳でぼちぼちご紹介する予定です。
空き時間を見つけて書き込みますので、もうしばらくお待ちを。
これからしばらくは車いじりができませんが、逆にすごい楽しいマイオーリスに仕上がったことは間違いないです。
この走りの違いを堪能して今後は楽しいドライブをしたいと思います。