こんばんは。
このブログは昨年…2020年08月29日 に書いたブログ『
トラブル解消はできなかったけれど…この問題はいったんクローズに。』のその後です。
みんカラお友達登録 (みん友) していただいている
yoshizo☆ さんの
整備手帳に感化されて…というか、以前から書かないといけないな~と思っていた内容に今回の yoshizo☆ さんの整備手帳の結果を交えて 8NR-FTS で発生するトラブル解消について今後の対応、意気込みを考えて見たいと思ってブログにしたためることにしました。
いきなりこのブログから読まれると意味が分からないかもしれませんので、もしお時間のある方はこちらのまとめにまとめています。(このブログもあとでまとめに追加しておきます。)
【関連まとめ】
・My オーリス (8NR-FTS & CVT 車) で起こった不具合対応の軌跡 (with ブースト計取り付け)
https://minkara.carview.co.jp/summary/12981/
(2024/03/23 13:05追記)
結果から言うと、この後 (後日) トラブルは解消されました!
【関連ブログ】
・トラブル解消しました! - 2021年06月12日
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/blog/45189877/
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先のブログの通り、自分なりにいろんな調査、対策をして、最終的にはディーラーで ECU などのコンピュータープログラムのアップデートをしても解消しないので、私としてはそれ以後いったんあきらめモードに入りました。
この症状とつきあっていくしか無いのかな~。これが 8NR-FTS というものなんだろうな~。
国内では、もしかすると全世界でも 8NR-FTS エンジンを最初に採用したのが、この2代目オーリスでメーカーとしても実績やトラブルの報告、蓄積はこれからというエンジン。長きにわたり採用されトラブルが分かり尽くしている、そして熟成された 1NZ-FE と比較すると とても若いエンジンです。
そのため、あきらめたとは言いつつも、時間が経つとまた違った情報が現れたり、対策品やリコールが上がってくる可能性はある。そう思いました。
あきらめたとは言いつつも、あきらめず、粘っていた。
そうしているうちに、ふと気づきがあったんです。
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今使っている
レーダー探知機を、
別売 (オプション) のケーブルで診断コネクタに接続すると車両の状況が表示される機能があるのですが、ふとしたときにエンジン負荷率の項目があることを思い出しました。
もしかしたらこれを表示させることで新たな発見があるかも。
そう考え始めて早速表示を変更しました。 (表示を変えたのは去年の10月頃だったと思います。)
まず負荷率の変化を知ることから。
まずアイドリング時ですが、先ほどの写真のように結構な負荷率 (50% 前後) が表示されます。この時シフトは D レンジでブレーキを踏んでいる状態です。
ここからブレーキやサイドブレーキをかけて N レンジ に変えるとおおよそ 30% 前後になります。
加速時は踏み方にもよりますが D レンジで 60~80%前後。
40~60km/h 巡航時は D レンジ 40~50%ぐらいだったと思います。 (この時の回転数は1100~1,600ぐらい。 ブースト計は 0 (ゼロ) 付近です。)
坂道の下りなどでアクセルオフにすると7%とかになります。
逆に上りでは上がる傾向です。(加速時に近いかそれに近づく。)
あと、アイドリングストップで停止時はもちろん 0% ですが、再始動時に一瞬 98% になりそれを拾って表示します。(画面数値の右下の最大値に 98% が表示されます。具体的に言えば…先ほどの写真で言うと最大エンジン負荷 64% が 98% になります。)
そして、本題のトラブルが発生する状況ですが、70% 付近に近づくとポチポチ症状が発生して 75% あたりで症状発生の渦中。80% を続けると危険です。
なるほどね。車両が重くてよっこいしょってなっている、自転車にたとえるとより速度が出るギア…6段とか自転車のペダルをこぐのが重い状態と同じような状態になるとでるんだな~。
よりトルクが求められる状態で発生するようです。
ちなみにオーリスで 8NR-FTS エンジンを採用しているグレード 120T は 疑似 M/T みたいな事ができる M レンジがあり、擬似的に7速までのシフトチェンジが楽しめます。「俺は車を操ってるんだぜぇ!ワイルドだろ!」…みたいな。
(どこかのお笑い芸人みたい (笑) )
上記のことを意識しながら M レンジを試すと同じ結果になりました。
つまり、負荷が高まると不具合は発生します。
ただ、M レンジを使ってうまくあやつると、エンジン負荷を抑えることができるはずだ…と仮定して、実際そのような意識をしながら操作すると全くそのとおりでした。
具体的には1速はエンジンが最大に楽できるレンジ。つまりスピードよりも駆動力が稼げるギアレンジ。そして自転車のように段が上がるとエンジン負荷は上がるけど速度が出るということです。
なので、ここは負荷が上がる上り坂だ!…となったら M レンジに入れて、ギアを下げます。するとエンジンは楽ができるので負荷率が下がります。
高速道路で追い越すとき、加速力が欲しい! こんな時にも M レンジで 6 → 5 (または4) ぐらいに下げます。
これはこれで正しい操作ですし楽しいのですが…なんかちがうよね。普通の NA …例えば前車 WISH ならばシフトチェンジをせず、坂道を上り (負荷が上がればギア自動で下げ)、高速であれば再加速は踏み込むだけ。
アクセル操作だけでこれらのことができるのに D レンジだとこれができない。
というのも症状がでる直前のエンジン負荷率…60~70% 前後になっているためこれ以上踏めないんです。
実際踏んだら高速でフェイルモードに陥る始末。これじゃあ安心してドライブを楽しめない。
これとつきあうのは本当につらいです。
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そんななか、5月の GW 前に
yoshizo☆ さんのオーリスでも同じ症状が現れたとの情報が。
同じエンジンを採用している車種…カローラシリーズ、C-HR、でも見かけるし、
・(オーリス)
エンジン不具合 -
ユキノフ さんのブログ
・(カローラスポーツ)
エンジン警告メッセージと、横浜ドライブ -
高槻 さんのブログ
└
続・エンジンメッセージと、今更の発見
・(オーリス)
【ECUプログラムアップデート】ドンドンドン⇒⇒ピー の件 -
Real_Eyes さんの整備手帳
├
【TSSプログラムアップデート】ドンドンドン⇒⇒ピー の件
└
【失火トラブル対応編】ドンドンドン⇒⇒ピー の件
※他に1件見つけていましたが退会されたようです。
オーリスでは他にも…
・
プリクラッシュセーフティエラー -
ilungo さんの整備手帳
・
プリクラッシュセーフティ センサ取替 -
CACAO72% さんの整備手帳
などもあります。
こんなにまわりにもいるとなると…もう 8NR-FTS の持病だな。
お手伝いできたらと、こちらのもっている情報 (先ほどの
まとめ) を提供しつつ、 yoshizo☆ さんの見立てでは「ほぼほぼイグニッションコイルが悪いようなのでここを変えてみます。」…とのことでした。
私の方はこれまでにいろんな対策を講じていますが、イグニッションコイルの交換は行っていないので、その結果を待つことにしました。
なぜ交換していないのか…って?
… … …
… …
…
オーリス乗りの
Real_Eyes さんの
整備手帳でもイグニッションコイルの交換が発生していて、交換されることで調子が戻っています。
このことを踏まえて (しかしこのことの詳細を話さず) 「ネットではイグニッションコイルの不具合が3番で発生しているので点検して欲しい」とディーラーに申告し点検後不具合なしとの報告。
不具合が無いと言われた以上、保証で交換を求めることはできないし、イグニッションコイルではないかもしれない。
しかし、その後も症状は出ている。原因が特定できない以上あきらめるしかない。
これがイグニッションコイルの交換を検討しなかった理由です。
ただ、イグニッションコイルっていうのは一応10万キロ以上はもつらしく、交換するにしてもそのくらい使用してからが一般的。ある意味消耗品のようですね。
だから、将来的にはいつかは交換するつもりではいました。
ただ…金額が高い。1つ8,000円ぐらいして、それが4気筒なので4本必要になると単純計算でも3万2千円。おいそれと出せないです。(だから将来交換する予定でした。)
そして、今回のトラブルが発生するまでの距離を調べたところ、私の場合は ODO 3万5千キロあたりで発見。
yoshizo☆ さんも、3万キロ前後。
Real_Eyes さんも購入から3年経過して (2017年 (ODO 4,000km あたりから)〜
2020年7月の整備手帳) なので、仮に年1万キロとして同じなのでは?
3万キロで壊れてくれたらしょっちゅう4個交換しないと行けなくなる。 10万キロもつ物が3万キロごとに3万2千円か? …というところが納得できない。
しかし、私も Real_Eyes さんも ブーストアップパーツ (私の場合はBLITZ パワコン) を付けているので、これが寿命を縮めてしまった可能性も否定できず。だけど、世の中カローラスポーツ、 C-HR などで発生している方はそういうものをつけていらっしゃらないようだし。
これはターボ車を選んだの運命なのか…。 8NR-FTS 特有なのか。ブーストアップ系パーツ (パワコン) の影響なのか。
またこれを機に…
どうせ交換するのであれば社外品、またはトヨタ純正の同等品に変えて、点火系チューンに走るのも楽しいかも…と考えるようになりました。
話を戻して…イグニッションコイルの仕組みと現象を考えても腑に落ちない。
(図はスパークプラグメーカーの NGK の Web サイトより。)
イグニッションコイルの中身は鉄心に電線が巻かれていてそれをコイルと言います。電磁石やモーターなんかも電線が鉄心に同じように巻かれていますが、この利用方法や仕組みがちがうというものです。
詳しい動作原理・説明は
NGK のサイトを見ていただくとして、自動車用のエンジンには3~8ぐらいの気筒があって (8NR-FTSエンジンは4気筒)、 これに気化したガソリン (+空気のまざった、いわゆる混合気になった状態) に点火して爆発、その爆発で中にあるピストンが押されて軸を回し、それが順番に伝わって車輪を回す。この動作を4つの気筒が順番に軸を押し続けるというのはみんカラの民 (笑) であればご承知だと思います。
素人考えとしては…イグニッションコイルの1つの電線が何らかの原因で切れた場合、スパークプラグの火花が飛び散らず、その結果爆発もせず、1つの気筒が動作していない場合であれば、アイドリング中からもぎくしゃくしているし、走るときもうまく動かないはず。
しかし、今回の不具合はアイドリングでそれもなく、低回転、低負荷だと普通に走る。ということは電線が切れる、通電しないといったような不具合が発生していないはずだし、そもそも、駐車時でターボのブーストがかからない (ウェストゲートが開いて圧力が高まらない) ただの 1,200cc としてのエンジンとして回した場合、普通に5,500回転とか高回転まで回るんです。
本当に負荷が高まったときだけに問題が発生するので、素人ながらイグニッションコイルは関係ないのでは?と踏んでいました。
…
… …
… … …
そして、つい先ほど yoshizo☆ さんの整備手帳が。
結果報告を読むと、イグニッションコイルの交換で解消~!とのこと。
また、Real_Eyes さんも、2020/07/19 18:12 の何シテルで、「あ…ドンドンしなくなったかな👍😀(さらに長時間の負荷かけてみないとわからんけど)」と発言されていて、他の方もそう。
これは、イグニッションコイルを1回はだめもとでも変えてみるしかないかも。
(2021/05/16 12:08追記)
このブログのアップ後 Real_Eyes さんの
整備手帳を読み直してみて…項目5番に
「IGコイル自身にもセンサーが搭載されていて恐らくその部分がダメになったのでは?との事です。」
と書いてあったので電子技術マニュアルを調べてみました。
あー、センサーか分からないけど小さなコンピューター的回路はありそうだ。
というのも、「エンジンコントロールコンピューターからの信号により…」と書いてあります。となると受け側に何かしらのチップ的なものがありそうな雰囲気。
制御図などはこちら。
ちなみに配線図はこうなっています。真ん中の4つの水色がイグニッションコイル (ちなみに Bに○ が 8NR-FTSのコネクターで左から (1) B109、(2) B110、(3) B111、(4) B112 コネクター。 品番は 90980-12A29)
2番、3番ピンが通信線なのかも。
--- 追記 終わり。
再度ディーラーにこのことを相談して保証修理対応できないか、仮に保証期間が過ぎていて有償と言われても、私には強い味方
トヨタの『保証がつくしプラン』に加入しているので3年6万キロ保証が延長されている状態。
今年11月の車検を受ける前までなら、メーカー保証終了後、万が一の故障でも無償で修理が受けられる!!
これがダメなら…自分で買って
(過去に外したことがあるので) 自分で作業します。
なので、費用は無視できるはずだから、いかにディーラーに「SQUAREさん、OK~!」と言ってもらえるか…これにかかってる気がします。
一番いいのは、一緒に乗ってもらって症状を感じてもらうことだと思いますが、できれば端末つないでログが出て、失火が確認できると交換確定なんですけどねぇ~。
実は最近だとアイドリングも不調で…。
さて、このトラブルへの対応。
いただいた情報を頼りに、今後も粘り強く立ち向かおうと決心しました。(最悪自腹切って交換すれば直りそう。)
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(情報の補足)
私がネットで感じたのは、イグニッションコイルが壊れるのは yoshizo☆ さんは4番※でしたが、3番※が多いようです。 これまでに3台の記事を見ています。
※エンジンを正面から見て左から1、2、3、4
ちなみに点火順序は電子技術マニュアルによると 1-3-4-2 となっています。
また、記事中にもリンクを張っていますが、
こちらの記事を読むと、トヨタのハイブリッドエンジンのイグニッションコイルが流用できるようです。ただしサイズ、取り付け部の形状、ネジ位置、コネクターが同じなだけで、メーカーは異なりますし、全体の作り・形状は異なります。
https://ameblo.jp/shop-fujisan/entry-12603416832.html
・ (8NR-FTS) ターボ車はダイヤモンド製はプラグホールタイプ
・ (2ZR-FXE かな?) ハイブリッド車はデンソー製でプラグトップタイプ
HVのやつは、トヨタ品番:90919-02272 C-HR HV (ZYX10)、4代目プリウス / PHV (ZVW5#)、カローラ スポーツ HV (ZWE21#)、 カローラ クロス HV (ZVG1#) などのもの。
(2024/03/24 13:09追記)
ちなみに次のイグニッションコイルも流用できますが、4番は固定できないため社外品の金具など工夫が必要です。
90919-02252 2ZR-FE,2ZRFAE,3ZR-FAE
90919-02258 2ZR-FE,2ZRFAE,2ZR-FXE,3ZR-FAE
(社外品金具)
T.M.WORKS イグニッションコイル移設ブラケットセット DIT014S
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※ダイレクトインジェクション方式の形状 (プラグトップタイプ / プラグホールタイプ) の違いについて
(日立Astemoアフターマーケットジャパンの PDF ファイルを参照・抜粋しました。)
ただし、ハイブリッド側の作り…プラグトップタイプは最近の傾向だそうです。
ターボ車は NA 車に比べて、発熱量が大きいため、もしかするとこちらを付けると熱の影響を受けにくい…とかあるかもしれません。そうなると実はこちらが長寿命とか。
そして、イグニッションコイルを交換するとリンク先の記事で書かれている T.M WORKS さんの製品が使えるようなので…いっそ、イグニッションコイル交換はパワーアップも含めて検討する価値があるのかもしれません。
リンク先は純正流用ですが、どうせ新品に交換するのであれば社外品を探すというても。ただ社外品は高いですね。7万~13万円ほどするようで…。
スパークプラグも選びそうだし、寿命も心配。
金額的に自分には無理ですが…興味あります。