もう管理不能状態のシェアー電動キックボード（キックスクーター）

昨年春に紹介した電動キックボードですが。

こちらでは「電動キックスクーター」と言います。昨年サービスを開始したばかりなのですがもう完全に飽和状態を通り越してスクーター公害状態です（システムの詳しい説明は上のリンクを御覧ください）。サービスが始まったとたんに膨大な数のキックスクーターが街中に出現しましたが、当然お金の匂いを嗅ぎつけた別の会社も参入します。始めたのは本家「Bird」ですが、すぐに後を追ったのが「Lime」、昨年後半にはシェアーライド大手２社の「Uber」と「Lyft」も参入して完全に英語で言うところの「Out of control」状態に陥ってます。もう右を向いても左を向いても街中はこんな状態。

レンタル（というか新しい単語で言えば「シェアー」）なので当然自分のものではありません。しかも誰も監視していないので当然の事ながら丁寧に扱われる筈はありません。スクーターは常時携帯回線でオンラインになっていてGPSも内蔵されて位置情報も判ります（なので盗難され難い仕組みにはなっています）が、当然壊したりする人も出てきます。YouTubeではビルの上から投げたり海に捨てたりガソリンかけて火を付けたりと過激なビデオが沢山上がっていますが、街中でもこんな状態のものは良く見かけます（下側の２つは完全に壊されてます）。普通に使えるものでも上の２枚の様に雑多に倒されてたりとにかく景観を損ねていますね。しかも乗り捨てですから歩道をブロックしてたりと上で言った「公害」状態です。既に全米の主要都市に拡散したこの電動キックスクーター、これからどうなるんでしょう。実はこのスクーターの他にもシェアーライドのUberが電動アシスト自転車のシェアーライドに参入して思いっきり目立つ真っ赤な自転車をそこら中に（ホントにそこら中くまなく）置いているものでこちらはこちらで日本の少し前の駅前状態の様な銀輪公害状態です（これも後日ネタにします）。

水曜日、今日は朝から快晴ですが、このところの雨で気温が思い切りさがって真冬に逆戻りです。