凌志のブログ一覧

日産自動車が保管する歴代車両を1台ずつ丁寧に撮影し紹介した書籍です。知人が車を寄贈した縁で、一度見学したことがありますが、壮観なコレクションです。
その時、GT-RやZなどは愛好家が大事に保管しているが、サニーやブルーバードのような量産車ほど収集が難しいという話を聞きました。
80－90年代のそんな車たちを敢えてピックアップしてみました。







シルフィの名前が付く前の最終型のブルーバード、尻下がりのデザインが特徴のブルーバード、そしてオースターJXの3ドアです。オースターは、今見るとシンプルかつクリーンで、秀逸なデザインだと思います。（当時は全く良いと思いませんでしたが）


２代目シーマは、初代と打って変わって正統派セダンとなりました。折り目正しい品格の良さを感じますが、当該車両はあまり程度が良くないようです。
アメリカンな2代目プレジデントは、当時別世界の車に思えました。
Q45をベースにした3代目プレジデントは、独特の個性を放っていて好きなモデルです。


VQエンジンを初搭載し、バランスの良さが特徴の2代目セフィーロは、ダットサンの末裔ともいうべき名車だったと思います。
リアガラスハッチの付いたワゴンも好ましいモデルでした。
プレーリーは元祖ミニバンというべき車で、その先見の明は尊敬に値します。


開発責任者の渡邊氏が寄贈されたR33スカイラインと、R33 GT-Rの4ドアモデルです。スカイラインとしては日陰の扱いですが、ページを手繰るとこれもまた歴史の一コマに思えます。


このパルサー　サルーン　スーパーエクセレンスTRENDAやラングレー、マーチコレットのような車こそ、今探すのが最も難しいのではないでしょうか。
パルサーGTI-Rは、ボンネットが特徴的でした。


この他商用車や消防車、救急車、パトカー等も収録されており、歴代日産車ファンは必携の書だと思います。写真がカタログの引用でなく、すべて実在する車というのが素晴らしいではありませんか。