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2020年08月23日

自動車のCMを考える。

自動車のCMを考える。  ニッサンアリアが発表されたと同時に日産は新ブランドアンバサダーとして木村拓哉氏を起用することになった。 もう既にCMをご覧になった方も多いと思う。
 私からすれば、木村拓哉氏と言えば初代RAV4や先代カローラのCMキャラクターであり、今回の起用から、日産の意気込みの強さを感じる。

また、木村拓哉氏のナレーションによる言葉「上等じゃねえか、逆境なんて」も、なんとなく今置かれている日産やその他の辛い境遇にある人に勇気をあたえる言葉だ。

そのため共感も覚える。が、マツダなんて何度も逆境を乗り越えているメーカーなんだが…。

 そういえば、昨今の自動車のCMが少なくなっているような気がしている。もちろん視聴している番組のスポンサーでなければ見ることが少なくなるのだが…。さらには、このコロナウィルスによる経済活動の停滞も大きく影響していると思う。
 また、動画サイトでそれぞれ詳細な情報をアップされるため、メーカーは広報費用の面からそちらを優先しているのかもしれない。

 現在、気を吐いて?CMを放送しているのは、トヨタ、スバル、マツダ、スズキ、ダイハツといったメーカーではないだろうか。それぞれにメーカーや車によってCMの作り方に特徴があるように思う。
例えば…
 ① タレントを起用する。
  企業や車のイメージ、その車を一番購入してほしい年齢層のタレントを起用する。今回日産は40代を中心に幅広い支持を受ける木村拓哉氏を起用したことはニッサンのイメージ戦略である。過去のCMを見るとその時代、時代のタレントが出演して懐かしさを感じる。冷静に見ると、多くは新型車やブランニューのモデルにはよく使われる手法と思える。先述の購入してほしい性や世代に、自分を重ね合わせることができるタレントが見られる。最近ではカローラツーリング、昔であれば、マークⅡやローレルといったCMを上げることができる。
 
② 高級車は走行シーンは少ない、あるいはゆったりと直線に走る。
 高級車は購入層からしてやはりエクステリアやインテリアに魅力を感じさせたり、その車のたたずまいから日本庭園やおしゃれな建物の前でおかれて四方から撮影されて、その様子を視聴者に訴える傾向がある。また、タレントがスーツを着こなして、同僚と話をしながら移動していたり、オフの時間にラフなスタイルで乗り込む場面が挿入される。古くはクラウンやセドリックに見られる手法だ。当然BGMもクラシックだったりゆったりとした曲が多い。

③ スポーツモデルは峠道やサーキットを走る場面や極端なスピンターン・ドリフトが見られる。
 やはりスポーツモデルは走りをアピールすためにとにかく曲がる場面がみられる。エンジンの様子や音も入れ込みながら高性能を訴えることが見られる。
2代目80スープラ、R34・R33スカイライン、スイフトスポーツ、180SX後期、インプレッサWRX(初代)にそのような傾向がみられる。初代NSXなどはほぼエンジン音だったりする。
 また、走行シーンはスロー再生傾向とリアルな再生傾向があり、Z32フェアレディZやS2000はスロー、R34スカイラインやスイフトスポーツはリアルな再生だった。ただ、開発側のブレが起きるとゆったりした走行で高級車よりのCMになることがある。スカイラインはライバルがマークⅡだっただけにそのようなことも以前から見られた。
 BGMはやはり、かっこよさを求めるので乗りのいい曲だったり、印象的な曲が多いのも特徴である。

④ コンパクトカーはバラエティ・ドラマ仕立てに作られ、女性が多く出演する。
 このクラスはやはり一番印象に残りやすいようにお笑いが入ったり、パロディが入る傾向がある。そして、このクラスを一番購入するであろう、女性を基本としたCM作りをする傾向がある。バラエティ風としてかっとびスターレット、ダイハツトール、ドラマ仕立てとして初代マーチ後期、パッソ、デミオなどがその傾向がある。また、このクラスは生活感を出すために、トランクを開けて、荷室の広さや使い方をアピールする。また、近年では燃費の数字を表示したり、燃費の良さを表現する傾向もあった。さらには室内の乗車人数もさりげなくアピールする。例としてスズキソリオなどは典型的な例だ。


⑤ 軽自動車のCMはユニークで形にこだわらないCM作りである。
 昨今の軽自動車販売競争はとても熾烈である。売れっ子のタレントを起用してその車の持ち味や生活スタイルを前面に押し出してくる。そのため、一番様々なCMが作られる。タント、スペーシアギア、日産デイズ等、それぞれに持ち味をCMに生かしてくる。装備やスライドシート、安全技術等…さりげなく装備面に触れながら家族が乗り込み走行するという場面が良くみられる。


⑥ 生活4駆やSUVは悪路や雪道を走行するシーンがある。
 これは当然だろうが、昨今の都市型SUVでは見られない。スバルフォレスター、ミツビシの場合はD:5やアウトランダーなどがその例と言える。

⑦ ミニバン・コンパクトミニバンは家族(仮想)が乗って長距離移動の場面がみられる。
 もちろん、エクスファイア・BOXYやアルヴェルは除外するが、ノア、セレナ、ステップワゴン、古くは初代オデッセイ、イプサム、シエンタなどがそうだ。また、長距離移動を意識して、日本ではあまり見かけないような、広大な場所や大陸移動しているような場面がみられる。当然と言えば当然だが、ただ、BOXYは親子、ノアも最近は若妻?(新垣結衣)というCM作りも出てきたので、ユーザーの価値観も変化してきたことも影響していると言える。

⑧ 昨今は車のCMより企業CMも増えてきた。
 各モデルについては動画サイトで情報が得られるため、企業のブランド力向上も兼ねて、各メーカーの歴史やポリシーを伝えるためのCMも見られ始めた。スバルはストーリー仕立て、トヨタも香川照之を起用、一時期マツダはデザインや歴史で、ホンダもフィットのデビュー前に企業CMが見られた。


と種類分けしてみたが、動画サイトの普及によって、このようなCM作りが段々と減ってきている。しかし、かつてはCMによってタイアップ曲に火が点くことが何度もあった。その意味では、CMの減少は非常に残念である。著作権や使用料の問題も考えると使いにくいのも理解できるのだが、その曲のイメージが車のイメージにも繋がるので車の魅力にもつながるのだ。その点昔のCMの曲といえば、
古くは
ホンダ
CITYの「In the City」、todayの「はぐれそうな天使」、INTEGRAの「風の回廊」「僕の中の少年」「The Power of Love」 プレリュードの「BOLERO」、「地下室のメロディー」「Coming Up」

ニッサンであれば
スカイラインの「雨にぬれても」「エリーゼのために」「ユー・リアリー・ガット・ミー」、サニーのビートルズの「Here, There and Everywhere」「Oh! Darling」「LOVE」、シルビアの「青い影」「エブリディ イズ ワインディング ロード」、180SXの「キープ ミーハンギング オン」、ステージアの「We Will Rock You」

トヨタなら
カローラIIの「カローラIIにのって」 マークⅡクオリスの「Hard to Say I'm Sorry 」マークXの「Little Green Bag」「A Question Of Honor (Radio Edit)」、初代WISHの「COLORS」グランドハイエースの「だれかが風の中で」

ミツビシはなんといっても
「Arrivée des camionneurs 」ではないだろうか。また、松任谷由美の「SWEET DREAMS」「 WANDERERS」「ダイアモンドダストが消えぬまに」「リフレインが叫んでる」「霧雨で見えない」「満月のフォーチュン」も印象的だった。

スバルなら
「Sailing」「People Get Ready 」「No No Darlin'」「なぜに君は帰らない」「風と君を待つだけ」「だからブルーにならないで」

いや、挙げればきりがない…ダイハツやスズキもあるのだが、少々疲れてきた。
そしてマツダなら
「Blade Runner」「Pamela」「EL CAMINO」「Another day in Paradise」「Goodbye Yellow Brick Road」「ZOOM-ZOOM-ZOOM」「風は西から」ではないだろうか。

まだまだ、それぞれに印象に残るCM曲やキャラクターがあると思う。しかし、動画サイトでお金のかからない広報の仕方は実用性でかつ分かりやすいが、印象には残りにくいと思う。それだけにCMというのは消費者側に立てば車の魅力が印象に残り、ディーラーに行って見ようという気持ちになるのではないだろうか?
昔はよかったと…いう時点で私自身が時代遅れになっているのかもしれないが。

ブログ一覧 | 車CM | 音楽/映画/テレビ
Posted at 2020/08/26 22:21:49

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avot-kunさん

この記事へのコメント

2020年8月27日 8:29
始め聞いてたらカローラかと思いました(笑)
コメントへの返答
2020年8月28日 7:54
キムタクがW/BというグレードのCMに出てましたからね。昨今の事務所の関係や大人の事情もあったかもです。

プロフィール

「えっと 気になって調べてみたんですけど、「いろいろな黒の中の漆黒という色」、と言うことで一応日本語として成り立つみたいです。@#焼鳥」
何シテル?   06/12 20:56
妙にこだわりのあるへんなやつですがよろしくお願いします。あまりうまくしゃべれません・・・・人付き合いが下手です。泣 最近、突然フォローの申請をされる方がおられ...
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