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2020年09月05日

その車に夢があるんか?

その車に夢があるんか?  車選びは人それぞれに違いがある。今やそれぞれに車も人も多用途化していくので本来なら、車も様々なタイプが売れるはずだ。
しかし…

 最新号のスクープ雑誌によると、米国市場ではSUVがセダンの3倍も売れているのだという。他の地域でもSUVは販売好調である。従って、ニューモデルのデビューがあるのはSUVが多くみられ、セダンのようなタイプはアップデートされるモデルは恵まれている方で、そのまま改良もされずに放置されるか、あるいは生産終了となるのがほとんどである。結果、高級車の部類になるⅬクラスのモデルぐらいしか残っていない状況だ。
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 90年代から始まった、RVブームはパジェロを代表とした悪路を走行することを目的としたクロスカントリー車と言われる車のブームだった。従って、車のデザインも武骨で頑丈そうな井出達だった。しかし、現在はどちら方というと悪路を走行することを主とせず、むしろ、普通の一般道を走行することが前提で開発されている。
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また、同時にRVブームの代表格のレガシィがあげられるが、長距離を目的としたステーションワゴンもヒットした。キャンプや長距離の旅行を目的に大容量の荷室を持ち、セダンに近い走行フィールを持つ車がほとんどだった。
 また、家族3世代の家族が移動できる手段として注目されたのは、ミニバンだった。オデッセイやイプサム、ステップワゴン・ノア・BOXYなどはその一例と言える。
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さらに昨今の軽自動車のハイルーフタイプのヒットは軽自動車の小回りの良さと子育ての真っ最中の家族の買い物や送迎に便利という理由からヒットしていると思う。
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では、今のSUVの購入は何が目的かというと、私には答えが見えない。いや嫁が乗っているだろうと言われるが、嫁はドライバーのヒップポイントが高く運転しやすいというのが最大の理由だった。私は他のユーザーはSUVを選んだ理由はそれぞれに違うと思う。

ただ、購入目的が曖昧になってきてはいないだろうか。以前のような生活の目的(夢)から車を選んだのではなく、ミニバンほど乗員は乗車するわけではなく、長距離を頻繁に移動するわけでもなく、ほどほどにパワーと燃費が両立している車…。ましてや悪路を走らないので…ということから都市型SUVを選んだという人が多いのではないだろうか。車に対する意識が薄れてきたことで、車を選ぶ基準がこの数十年で変わってきたことがこのSUVブームに繋がっているような気がするのだ。
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例えば、アンチセダン…つまり「セダンに乗っているのは若々しさがない」とか、「セダンに乗るのはかっこ悪い」とか…といったセダンに乗りたくないという理由もかなり多いではないだろうか。


SUVとはスポーツ・ユーリティ・ヴィハイクル(sport utility vehicle)の略で、この場合のスポーツとは広義にスキーやキャンプなど、寸法や重量のかさむ用品を使ったレジャーを意味しており、市街地から郊外へのドライブを想定しているそうだ。
~コトバンクより~

 確かに今やキャンプや車中泊は珍しくなくなった。しかし、実際は家族4人でキャンプに行くには結構な荷室容量が必要だ。テント、シュラフ、クッカーや食材…荷室がいっぱいになってしまう…。またプレマシーに乗っていたころ、県外に旅行に行くにしても家族4人の荷物と余計な買い物をしないように多少の飲料水やおやつやお土産などを購入するとやはり荷室はいっぱいになった。時代が変わってコンパクトになっているとは思うがやはりミニバンやステーションワゴン程度の荷室が必要だと思う。
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最近はSUVがクーペ化してきた。エンドピラーが寝かされて高さが無くなった分荷室容量は減ってきているはずである。それでもスタイリングの良さからクーペSUVがヒットする時代である。理屈を言えば、普通のハッチバックでも同等の荷室を得られる気がするのは私だけだろうか。

 前述のように、人はライフスタイルを考えて車を購入する時代があった。通勤のために、週末の楽しみのために、家族みんなで旅行したり送迎のために、パートナーを乗せるために、そして車でスポーツする(運転を楽しむ)ために…。

しかし、今や車がファッション化しているのではないだろうか。言い換えるとライフスタイルを演出することを目的に購入するというふうに変化しているのではないだろうか。つまりみんなが乗っているから、流行だからという理由や周囲からどうみられているかという視点が今のSUVブームになっているのではないか。もし、自分がこんな使い方をするということがはっきりしている人はSUVである必要はないはずだ。

 このままこのブームが続くことは十分に考えられる。そうすると、メーカーは車種を整理して利益のない車は切り捨てるはずだし、そうなりつつある。もし、車のラインアップが全てSUVになってしまったら、どんなことになるだろうか。そんな時代がもしかしたら近づいてきているかもしれない。

ブログ一覧 | 自動車産業 | クルマ
Posted at 2020/09/06 11:13:07

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この記事へのコメント

2020年9月6日 15:26
こんにちは。台風に要注意ですね。車の基準が変わりつつありますよね。自分から見て魅力的な車がないのも事実です。
コメントへの返答
2020年9月7日 15:29
こんにちは。停電は復旧されましたでしょうか?
時代が変われば、考え方も変わるでしょうか?私たちも車を見方も変わり、目が肥えてきているだけにちょっとスタイリングを変えただけでは、いいデザインとは思わなくなっているんだと思います。
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