あと始末@ひでエリです。
友人の勧めでビジョナリーカンパニー3という有名本を読んでいるのですが、話が暗くて読み進みません…。テーマは「会社の衰退のきっかけを見つける」というものですが、筆者が何度も「これは失敗をあげつらうものではなく…」といわねばならないくらいマイナスオーラが出ていて読んでてしんどいです。友人は何にハマったのやら。
仕事の方もいわゆる「あと始末」をやってまして、未来のある仕事じゃないので、これまたマイナスオーラをまとう感じの仕事です。
ずーっとこんなのやってるとダークサイドにオチそうですww
家を長い時間留守にできない(エリナナで1人でドライブとか行けない)いま、ダークサイドに落ちそうなマイフォースのチャージのためにはやはりマンガしかありません。
LINEマンガで3冊無料だったカペタを読んだら止まらなくなり、即Amazonで中古本をプライム発注し、昨夜夜から本日昼にかけて32冊一気読みしました。
元々、名作の呼び声高い実力派の曽田さんのカペタであり、何度かブログのコメントでも拝見して、いつか読むとは思っていました。
主人公、平勝平太(たいらかっぺいた、カペタ)のカートからF3優勝までを描いたマンガです。
高校生でマカオF3で優勝、というエンディングなのですが、F1まで描いてあるかと思いきや何だか中途半端なようなこれで良いような…。
変に技術的な方向にいかないのは良い。
当初は幼馴染み3人組カペタ、ノブ、モナミの「チームカペタ」の話かと思いきや、ライバル金田と源との話ですねこれは。
何だか的が散漫なネームにも読めますが、多少分裂気味なのは他の曽田作品を読んでもそうですから、まあ気にしないようにしようと。
あとモータースポーツのチーム運営の話とも読めます。本作内でカペタ本人が言ってますが
「車体にロゴを入れてもらっても、見合う広告宣伝効果があるとは思えません」
これは昔から私も思っていたことです。
しかしカペタは続けます。
「皆さんの代わりにレースで勝ってきます!」
と。コレにはジーンときました。
資金やエンジン、ブレーキ、タイヤ、それぞれを供給してくれる見返りに車体やレーシングスーツにロゴを貼るわけですが、本当はそーゆーものに価値はなくて、応援してくれる人たちの想いの対価として「代わりに走って勝ってくる」は最も正しい行為であり、なによりも価値のあること。
応援したいという思いが表彰台に載るわけですね。
素晴らしい。
そんな風に考えたことはなかったです。
いや、ワークスは当たり前にそう、というかそもそもパーツテストや技術研鑽の場ですもんね。その時主人公が所属していたのはプライベーターだったので、プライベーターチームに広告支援するとはこういうことか、という意味で。
恵まれない境遇から、知恵と努力と執念で表彰台を勝ち取っていく主人公の成長は王道だなぁと思いつつ胸熱です。
結構負けちゃいますしね。
その度に折れそうになって、反省し、応援され、成長する姿は車好きアラフィフのオサーンの心を打ちます。
カートやりたくなりますね〜読んでると。
しかしこの終わり方は何でしょう…打ち切りだったのかなぁ…。
今の都会の人々はクルマなど無くても生きていけるし、むしろ無い方が固定コストが減っていいという考えも多数ですから、クルマ漫画ってもうウケないのですかね。
いやそんなことないか、イニD2はバカ売れですもんね。
フォーミュラがいけないのかなぁ…確かにフォーミュラはちょっと遊んでみるという感じの乗り物ではないですもんね。
でもカートやフォーミュラにも乗ってみたいなと思いました。
そういえば、1人フォーミュラに乗ってた友人がいたなぁ…彼どうして降りちゃったんだろう…。
というようなコトを考えながら一気に読了しました。
Posted at 2020/01/13 15:18:55 | |
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サブカル