オイルポンプ!@ひでエリです。
ブイくんのオイルポンプ問題ですが、一応送ってはいるものの量そのものが少ないのではという懸念がぬぐえません...。
左右差についてはパイプ内部の流路はしっかりしているのは確認しましたので、オイルポンプそのものの流量が少ない=仕様ということで良いのかな?とは思うものの、一回焼き付かせてしまった訳で非常に不安です。
盛大に、とはいいませんがある程度白煙を吹いてくれれば安心もするのですが、2ストにしては余りにもクリーンな排ガスでよーく見ると白煙が...程度です。
最寄りの行きつけのバイク屋にも相談しましたが、出てないわけではないしオイルが焼けている匂いもするので、合わせマークが合っているのなら仕様ということでよいのでは不安ならオイルを満タンごとに追加を、というご意見。
夏場だからというのもあるのかなあ...当面満タンにオイル追加はやろうと思います。
1000~1500kmくらいでオイル補充1Lというのがオーナーさんたちの実績値なので、まだ50kmしか走っていないので、最低でも満タン2回程度500~600kmはちょっとこの仕様で行こうと思います。
さっき純正のオイルホースが届いたのですが、内径が思った以上に細い!
もしかしたら
コレが原因かもと思ったりはするものの、ホース内に液体が充填されていて、出入り口の大きさは変化しないのであれば、パスカルの原理的には問題ないと思うのですが...。
さて閑話休題、米代恭先生のマンガ、
「往生際の意味を知れ!」です。
米代恭センセに関しては前作の「あげくの果てのカノン」から読んでおります。
押見センセほどメーター振り切ってはいないのですが、ジワッとくるネジの外れた女性の描写をさせると天下一品の作品を描かれます。
前作のカノンでは地球を襲う未確認生命体と戦う先輩にストーカー気味なのめり込み方をするカノンを気持ち悪く、しかし純愛?、怪獣と戦うたびに「修繕」をすることで徐々に性格も変わって行ってしまう先輩に対して愛を貫き続けるが...という話です。
のっけから「あれ?ちょっとこのヒロイン、あたおかじゃね?」と思う描写が続き、これが癖になる感じ。
一気に無料枠&貯めたポイントを投入して小学館アプリで読み上げてしまい、その後、この「往生際」を読みに入りました。
今回の「往生際」では、元カノの日和を未だ引きずる元映画監督の市松が、突然現れた日和から
「私は市松君の子供を産みたいの。でもそういうことはしないので精子だけちょうだい」
と言われ???となるところからスタートです。
日和は3姉妹で、母はマンガ家、3姉妹をマンガに描いて大ヒットとなり、生活に不自由はないのですが、どうにも母がおかしい...序盤ではあたおかな日和が元カレに精子を出せと迫る絵面が???という展開だったのですが、日和は実は家族や周りの人を殺している母に復讐をするため、妹たちを守るために、子供を産みたいと言っていることが分かってきます。
市松には事情を詳しく話さずに、精子を出せーとばかり詰め寄られるため混乱の極みに陥りますが、基本的に元カノの日和が大好きなため、何を言われても結局許してしまうチョロさ。元々学生時代に日和を主演に撮った学生映画が賞をもらったことで好きになっているので、出産までのドキュメンタリーを撮らせてくれるならとシリンジ受精相手を引き受けます。
相手がチョロいことを分かっている日和は、その弱みに堂々と付けこみマウントをとりつつ市松に協力させていきます。
しかしこの話の黒幕は母。
3女は母に抱きこまれ、唯一の味方だと思っていた叔母は父同様に母に殺され、反旗を翻そうとしている日和を確保して、妊娠中の腹を蹴るなど実の母とは思えないような行動をします。
市松も市松で、振り回される日和に幾度か愛想を尽かし、別の彼女を作って婚約まで行くものの、そこで再登場する日和にサクッと心を奪われ、婚約の家族顔合わせをドタキャンして、相手を振るという鬼畜振り。
日和は日和で、極度の負けず嫌いから本当は好きな市松に対して素直になれず、ピンチで頼ったり、やっぱり結婚してと言ったり、別れようと言ったり、情緒が不安定すぎて観てるこちらのアタマもどうにかなりそうです。
とそんなアタオカな展開を続けてきた「往生際」も8巻で完結。
最終巻の8巻は母が何故こんな風になってしまったのかという謎解きがなされます。謎解きがなされたからといって、母がいい人になる訳ではありません。
悪役には悪役としての華々しい散り際が用意されていました。
3姉妹マンガの記念館オープンイベントでの殺害され未遂...。
過去の遺恨を持った母の憧れの人から切りつけられ意識不明の重症に。
そして日和のドキュメンタリー映画は母の過去の罪を暴く映画として公開され、日和は出産...しかしこんなアタオカな日和が普通の母親になれる訳もなく、一筋縄では終わらない。
ハッピーエンドになるのか??
というところで、わざと最後の最後は伏せましたw
ともかく展開が読めず、市松と日和のそれぞれの行動がチョロ&アタオカの繰り返しで、「そうはならんやろ!」という気持ちが繰り返され、読者としては「お前らアタマおかしいぞ!」という気持ちになります。
で、押見修造センセのマンガと同じような違和感や気持ち悪さが癖になる感じのマンガで、もう少し読みやすくライトさやコミカルさがある、押見マンガを読む前に一回米代センセで慣れてから行こうか、という感じのマンガです。
次回作を楽しみにしています。
で他人に勧められるかというと好き嫌いが分かれそうなので星3つですw
ちなみにマンガアプリのコメント欄で知りましたが、「毎日かあさん」の西原理恵子がこの漫画の毒母のモデルではないか、娘の鴨志田ひよさんがヒロインの日和ではないかという
話がネット上で流れている様です。
確かに、当時の「かあさん」連載時にひよさんたちは幼く、了承もなく描かれたというのはありそう、そしてそんなのは全く気にしないと言いそうなサイバラの性格も想像できる…。
そして連載終了後、ひよさんは自殺未遂とか…。
ま、まあネットの噂にしか過ぎませんので…。
ところで、仲間内では一世を風靡した「オッドタクシー」の脚本を書いている此本加津也センセという方がいらっしゃって、実は元芸人かつ現漫画家ということで、「セトウツミ」というマンガを連載されておられます。
このマンガは川沿いの階段で語り合う瀬戸と内海という二人の男子高校生の会話を描いているのですが、このセリフ回しがスゴイ!
LINEマンガで結構タダ読みできるので、これもお勧めしたいと思います。
まあこのマンガも癖が強いので星3つです。
が、個人的な星としては両方とも4.5くらいなので大好きです。