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ひでエリのブログ一覧

2024年02月04日 イイね!

呪われのメーター

呪われのメーターファリンの声がヨルさん寄り@ひでエリです。

イメージには合ってるんですが、早見沙織の演技が余り変わらないのか、ヨルさんに聞こえすぎる。あとフリーレンは相変わらず素晴らしいのですが、どうもゼーリエ様だけ色指定と声に違和感があります。
皆さまどうでしょうか。

さてミッション故障から復活するもたった10kmで凄まじい異音と共にスピードメーターを振り切り、針が折れてしまったブイくんのメーター修理の顛末を。

先ずこの修理に関してはサービスマニュアルには載っていません。壊れたらユニット交換が基本な訳ですが、もちろん30年以上前の2ストバイクのユニットモジュールなど全部ディスコンに決まっていますので、ジャンクを修理していくしかありません。
ちなみにメーター屋さんに聞いてみたのですが、かるく2か月待ちでスピード、タコで5万円はする感じです。待てねえし高え、プロの仕事なので当たり前ですが、ウチのブイくんには過ぎた投資です。まあナナちゃんのメーターはプロに直してもらいましたが...。

結論から言いますと、たぶんメーターケーブルの締め込みすぎだったのではないかと…。
スピードメーターケーブルは強く締め込むとソッコーで壊れるというのを調べていく中で知りました。
だったらマニュアルに書いといて欲しいよな〜、何も書いてないんですよ全く。
そんなことも知らないのか?という整備士の皆さまからの嘲笑が聞こえますが仕方ないです…こうやってレストアラとしての経験を一段ずつ上がっていくのですから。
え?誰がレストアラかって?
名乗ったもん勝ちです!

先ずは分解していきます
分解自体に問題はほぼないのですが、スピードメーターの針の修理、針がブルブル震えるのはメーター針の軸にシリコンオイルが足りないからという話がほとんどなので、それに沿って直していきます。

針は食器のフォークで抜くのが1番安定して抜けました。ばーんと飛んでいくので、ティッシュとかを被せとくといいでしょう。


1.スピードメーター
針の安定稼働のために、ラジコンのデフオイル、シリコンオイル#80000を使いました。


入れすぎるとダメ(針の動きが鈍くなる)なので、一滴で充分です。ダンパーの様な機能を発揮します。
注油のために細いシリンジを買い準備。
2〜3滴注油してしまい、多少針の動きが鈍くなってしまいました。


確認のためGPSスピードメーターアプリをDLしてスマホホルダーに付けて

実働メーターの動きを確認しましたが、スピードメーター針の動きが遅いです。まあそーゆー仕様なのかもしれませんが、新品時を知らないので分からないです…。が、スピード自体は一瞬遅れでほぼほぼストライク表示です、OK。

トリップメーターのカシメはリューターでぶっ飛ばしました。トリップメーターを抑えていたプラの治具は注油後、アロンアルファ光で引っ付けました。
折れた針もアロンアルファ光でくっつけました。レジン的な硬化で強度もあります。オススメです。

あとはメーターギア周りは経年のせいか動きがかなり渋くなっていたので、各部がスルスルに動く様、シリコンスプレーを吹きまくりました。


ただアレだけガリガリいっていたスピードメーターですが、スピードメーター側では全く異音はありませんでした。つまりケーブルを押し込みすぎて空回りしていたか、ケーブル一次受けのギアの潤滑がダメでケーブルが空転していたものと思われます。

2.タコメーター
今回はタコは動いているのですが、ついでに軸にシリコンオイルを差しといてやろうと思ったのが間違いでした。
バラして軸に注油しようとした際に落としてメーター戻りと給電のためのゼンマイがビヨーンと伸びてしまって元に戻せなくなりました。


結果、バネの戻りが強くなってメーターが上がらず軸のシリコンオイル注油のせいで更に動かなくなってしまいました。
結果、基盤の電解コンデンサーがやられていると思われる純正ママのジャンクタコメーターの針駆動部だけ現行と入れ替え、正常に戻りました。
そのうち基盤の電解コンデンサーは交換しようと思うので、規格を確認して購入済みです。実はICの可能性も考え中華モノを購入してストックしてあります。
基盤と駆動部を分割するまではやってもいいですが、駆動部への注油とバラしはNGです。
結果、アイドリングで2200rpmくらいを示すようになり、いままでの実績からは1500rpmでしたので、しっかり校正するなら+700rpm表示っぽいです。
針の刺し位置を失敗したのが明らかですが、刺し直すのも面倒なので、電解コンデンサが死ぬまでこのままで放置しましょう。レッドまでぶちまわすこともまあまあありませんから。それも早めにレッド表示する側なので危険もないです。

3.メーター電球LED化
T10×7、T5×1が必要な訳ですが、ヤフオクにでているアホの様に高い2500円以上するLEDセットは買わずに適当なLEDをサイズだけ合わせて買うことに。


これは結論、ターンランプだけ何故か右折時のみ点灯点滅せず、純正球に切り戻しました。
この球だけ点滅するため抵抗値か何かの仕様が厳しいのだと思います。
あとは適当で大丈夫でした。
が、暗いメーターは余り変わり映えせず。
本格的に明るくしたいなら、LEDのシートを買ってきて周囲に貼り付けるのが良さそうです。
ジャンクの方はやってみようと思います。

という訳で、メーターを取り付けて、ケーブルはそっと締め込んで試運転をして各所の正常稼働を確認して完成です。

残る整備は

1.クラッチにベーススプリングを組み忘れていたのを追加したため、クラッチの遊びが変わってしまい、ワイヤー中間での再調整が必要、

2.オイルポンプ故障の際に無理やりパイプの間にバルブを噛ませたのですが、シールが水用だったのか、かなり漏れてきました。
こちら廃止して、全部一本モノのホースに切り戻したいと思います。

ということで、フラグのつもりはないですが、やってないのはクランクシャフトくらいで、先日エンジン組んだ時のコンロッドの横ガタが気になっています。
このままあと1万キロくらい走ったらOHと称して、手持ちの程度のいいヤフオクシャフトと交換しようと思います。

とまあ、コレで終わり感を出すとまた壊れるバイクですが、実は次弾が…
いや、これは決定してから…。
Posted at 2024/02/04 18:10:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | TZR250R_3XV1 | 日記
2024年01月21日 イイね!

ブイくん復活!(何度目かの)

ブイくん復活!(何度目かの)ひめしゃま、僕ヤバ、ダン飯全部良い@ひでエリです。

いやいや思いの外豊作ですよね、今季のアニメ。もちろん2期に入ったフリーレンも最高です。
また魔法少女にあこがれて、も良いです。知らない作品でしたが、竹書房×魔法少女×百合と鉄板設定!マンガもKindle Unlimitedで5巻まで解放中。
しかし魔都精兵は作画がちょっと…。

さて昨年末の関東遠征3日目にして箱根で散ったブイくんですが、帰宅一カ月で何とか復活しました。

今回の故障は箱根ターンパイクの上りでブチ回して大観山パーキングでジャリジャリになってしまったミッション。
開けてみたらなんとオイルストレーナーが全詰まり!

潤滑不足でミッションが焼けてしまったというものでした。

ジャンクミッションをメルカリで落としてきて、

焼けついたパーツを確認、まともなギアとシャフト、シフトフォークを移植して、せっかくなので34年もののサークリップとワッシャーを全部新品購入も温泉ツーリング中にカバンごと紛失w

年明け2週間でやっと再到着、新品に交換、再度組み上げるもののキックスターターが戻って来ず、エンジンかけられず。

この位置で組んでいなかったため、再度バラし。

スプリングを外す際にスターターシャフトに傷を付けてしまい、スムーズに動かなくなりヤスリで再生。

よっしゃと再度組み上げると今度はシフト不調。またバラしてジャンクミッションと見比べると、シフトシャフトにカムがはまっていないことを発見。

なんでこんなものが脱落したのか…。何処に落ちてる?とりあえずジャンクミッションからパーツを移植。シフトは完治。

そしてクラッチが切れっぱなしに。
クラッチも再度バラし。ねこかず動画を見ている際に、クラッチボスにベースワッシャーとスプリングを組んでいるところを見て、ウチの子はベースワッシャーしかないと確認。
まーたーかーよーとジャンククラッチをバラしてみると、スプリングが2枚w
どうやら今まで組み忘れていた模様w
ついでに焼け気味のクラッチプレートをジャンクパーツから交換。
ベースワッシャーの上にスプリングを移植して、これで直るか?と思いきや、よく考えると間にモノを噛ますということは、さらにクラッチが遠くなる方向であると気づく。
正しい組み方になったは良いが、クラッチが遠いのは直ってない…。

そういえば、箱根でクラッチがおかしくなったかとクラッチのセットをレバー部分でできるだけ遠くしたのを思い出す…。
そもそもクラッチワイヤーを交換した際に、手元では調整不要なまでに全ねじ込みで近くまでセッティングを出した。
セッティングを全ねじ込みに。

やっとかーんーせーいー!!

右クランクケース外し3回
カセットミッションバラし3回
クラッチバラし2回


これに伴って、

ドライブスプロケ外し2回
リアホイール調整2回


とお腹いっぱいな重整備でした。

備忘までに締め付け規定トルクを書いておきます。
1.クラッチカバー0.8kg
2.クラッチボス7kg
3.ドライブスプロケ9kg
4.リアホイール10.4kg


なお、クラッチボスやドライブスプロケの緩み留めワッシャーですが、爪を一度立てると再利用不可ではありますが、向きを上手いことかわして、折ってない方の爪を使うことで2回使えます!(セコー)

シフト不調時にギアオイルがあったまれば何とかなるかもと足掻いて20分くらいアイドリングさせたのですが、たったの20分でオイルポンプのストレーナーにはワタ状のゴミが少し引っかかっていました。
倉庫内ではあるものの、半分外みたいなものなのと、シャッターの外は畑なのでタンポポのタネの様なものが思いの外フワフワ飛んで入って来ていることが分かりました。
布や新聞紙などでなるべく覆うことにして2回目以降は進めました。

またこんだけバラすと、その度に走行ゼロのギアオイルを都度新品にしていたらたまらないので、ドレンから落ちたギアオイルを塗料用の濾紙で濾過しながら注ぐことにし、ゴミを回収して再利用してきました。

さて…次はナナちゃんか…。
ヘッドライトのLED化とキルスイッチの交換ですね。

メルもタイヤが寿命なのとエンジンオイル交換時期です。こっちはもうプロに任せます…。

はぁ疲れた…。
Posted at 2024/01/21 16:40:01 | コメント(1) | トラックバック(0) | TZR250R_3XV1 | 日記
2023年12月08日 イイね!

ブイくん自宅帰着

ブイくん自宅帰着マンガとアニメ、ドラマの周回が滞っててマズい@ひでエリです。

関東遠征中は朝から夜まで出かけていたので、マンガやらアニメ、ドラマに割く時間が殆どなく、TVerなんかは1週で消えてしまうので、見過ごしてしまっているのもあり、帰宅して直ぐ消える前に急いで見に行きました。
マンガもこのところいつもの無料アプリ群の巡回に加え、kindle配信も発売日が増えてまして忙しい忙しい。
え?仕事ですか?
え、ええ、や、やってますよ、この二日くらい先方理由でミーティングが飛んだだけで、帰ってきてからは1時間+アルファしかしてませんけど...。でもサボったわけじゃないんでね!そこんとこお間違いないよう!

ということで、ブイくんが遠路はるばる帰って参りました。
もう上尾から動かないのかなと思っていたら、一昨日くらいから急に動き始め、三重、大阪、大宰府と移動し、昨日
「明日11時ごろ到着します」
と連絡がありました。いやー帰りは陸送サービスありがてえw


往路はフェリーで復路は新幹線、らくちんらくちん。さらに旅費は保険で補填ありで、陸送代は保険全補填ってんだから保険万歳ですよ。
保険はずーっとかけるばかりで使ったことがなかったですが、今回本当に溜飲がさがりました。まあそれでもエリに掛けてる毎年の保険代考えると全然元とってないですけどw

荷台にはFZR750R?、NS400、RZ250(YPVS付き二代目)と2スト比率大目な積載。


2スト2台は同じ人が購入しているそうで、ガチの2ストファンレストアラがこの辺にいるってことですね。
お友達になれそうです。

さて早速バラしていきましょう。
カウル、タンク、エアクリ、ともかくこの3つを外さないとこのバイクはなーんも出来ないので、ここまではもうセットで30分でばらせます。なんなら倉庫の中での置き場所も決まってるので迷いません。

ちょっとアレっと思ったのは、積車から降ろした時にぜんぜんガリガリいわないこと。引継ぎにも
「ギアがはいったまま」
とあったそうなのですが、実際小田原で積車に載せたときにはニュートラに入っているにもかかわらず、ジャリジャリジャリとすごい音が出ていたのに、今日はまったく静かでこれホントに壊れてんの?という感じでした。

ドレンからギアオイルを抜くと、毎度ながら普通に汚いのが出てきますが、心配していたギアのかけらとかはなく、ちょっとキラキラ大目なオイルなので、大したことはありません。



クラッチまでは全然問題なく一人で外していきましたが、クラッチアウターをSSTで保持して廻す段になって、今後のことを考え、便利な助っ人を呼びました。
いつものやまちゃんです。


某YouTubeで有名な水没TZRのかわいこちゃんアシスタントと異なり、腹の出たオッサンですが、レストアの知識も1KTオーナーだったこともあるオッサンなので何かと助かります。

ミラーの取り付けや、クラッチホールド保持、ドライブスプロケ外しの際にリアブレーキガン踏みなどをお手伝いいただきました。
そして抜けたカセットミッション。

恐れていたクランクケース側の破損は全くなく、ケース内への破片の飛散もなし。ドライブギアあたりのカケなども全くなく安心しました。


そこで問題のミッションなのですが、1,2,3速あたりのギアが欠けている、または破片がギアに詰まっているなどの悲惨な状況を想像していたのですが、そんなことは全くなく、ニュートラでクルクル回る綺麗なミッションでした...。


うーん、じゃああのジャリジャリ音は何処から出たのか...まさかエンジンなのか?
しかしエンジンかけずにNで押しただけで、ギアが切れずにジャリジャリ音が鳴ってたしなあ...ミッションだと思うのだが...自然治癒ってのは信じてないのです。

とりあえず予習でこちらの動画をガン見します。
ありがたいことです、全く登録がありませんけど、私には値千金の動画です。

そして驚愕の事実が。
「マニュアル通りに組むと組めません」
そんなことある??

ヤマハさんしっかりしてよ!!!

Posted at 2023/12/08 20:31:19 | コメント(2) | トラックバック(0) | TZR250R_3XV1 | 日記
2023年11月18日 イイね!

何度目かの「完調」

何度目かの「完調」侍ジャパン3連勝@ひでエリです。

まあ別に悪口言う訳ではないのですが、井端ジャパンは井端が上手くやってんのか、選手が頑張ったから結果がついてきてんのか、相手が弱いのかよく分からんですな。
年齢制限のおかげで、オーバーエイジ枠を除いては侍J2軍的な感じになってますから、これで3連勝というの素晴らしいとは思います。
我がマリーンズからは横山と藤原が呼ばれてますが、昨日今日とチャンスをもらい、キョータの方はばっちり結果出し。横Pは結果出した...と言っていいのかどうなのかw、ロッテDNAをそのまま持ち込んで、ランナー出してヤバげになっても抑えるというマッチポンプ感がw。もうちょい走り込んでコントロールつけてよね、来期までには。

さて、色々とツーリングに向けて準備を整えていっております。
ブイくんを持ち出すつもりなのですが、最後まで信頼性があがらないなら、トンボくんで行くという選択肢もあります。
が、行く場所的には私の乗り物の中では車歴の一番浅いブイくんのみが行ったことのない場所に行くつもりなので、できればブイくんの信頼性をギリまであげて彼といきたいところです。

とはいえ、1991年製、製造から31年を経過する絶版2ストエンジン車、ブイくんの信頼性を上げるってのは、なかなか難しい。
そもそも私自身2スト乗るの初めてですからね。もちろん整備も初めて。
まあ2ストの草刈り機はちょっとばらしたことありますけど。
という訳で、何が正しいのか分からない感じで、感覚的なところは元1KT乗りのやまちゃん頼みってところもあります。

2ストオートルーブポンプは3機目でやっと正解を引き当てたらしく、紫煙の絶対量が大きく下がりました。
6500rpmまではほとんど煙は出ず、8000rpmを超えてくると盛大に煙幕を張ります。一旦、ホースはφ6>バルブ>φ4仕様のままですが、先日のバイク屋さんの弁
「2ストオートルーブホースは何でもいいはずです」
を信じて、一旦このまま行ってみようと思います。

また途中にバルブがあることで、メンテの際にオイルを止めることができます。
ただもうオートルーブポンプを外すような事態は避けたいですけど...。
ちなみにまだ故障していたオイル送量過多のオートルーブポンプの故障原因は特定していません。

そして気になっている、右下シリンダがアイドリングだと爆発してない疑惑です。いや疑惑ではなく、事実です。
右下側のサイレンサーからはアイドリングだと紫煙が出ず、排ガスが冷たいです。4000rpm弱くらいから吹け上がります。そしてプラグはいつもベトベト。

これにより、始動時には低トルクな片肺スタートを強いられるだけでなく、パワーがないので回転をあげていくと4000rpm近くになって、急に右下に火が入るため急激に回転があがり、ギクシャクすることになります。
半クラと回転数あがりの癖を熟知していれば、片肺の状態で半クラを上手くつなげつつ、右前が点火してきたら意図的に半クラを深めにして、滑らせれば上手く交差点再始動などができます。

が、こんな癖、ただの初見殺しで、まともに走れるわけねえだろということになります。ごもっとも。
帰省してきた息子も、CT125に乗っている遊びに来た義兄も始動には苦労しており、息子に至っては1mも走ることができませんでした。

しかたねえ、ジェット交換も視野にいれてやるか...と整備することに。

ここまで右前シリンダは個体差からなのか、濃すぎる状況のため、純正ニードル位置+ジェットはキースターの1段薄目で設定しています。
アイドリングから爆発せず、3000rpmあたりまで上がってくると吹け始めるという右下現状から、キャブを組む際にこちらのサイトでもう一度復習します。

要はエアスクリューでコントロールするべき状況だというのがわかりました。
そして右下キャブのエアスクリューの位置を確認して、調整しようと覗き込むと...

ん?
んん??
エアスクリューないけど????

つまり、脱落していた?!


最初はちゃんと組んでたという証拠写真。


スプリングとOリングで脱落防止か〜。
両方ねぇわw

早速、パーツ箱のなかから下側キャブパーツを掘り出して、真鍮色のエアスクリューを見つけ出しました。

あって良かった、無駄パーツ。
いや役に立ったから無駄ではなかった。
万にひとつでもこういうことがあると、パーツ沼はやめられませんな。
絶版車であればなおのことです。

とりあえずエアクリなしの直キャブでエンジンを掛け、エアスクリュー全閉から徐々に緩めて2000rpmになったところで、アイドルスクリューを回して回転をおとして1500~1800rpmの規定値にします。

パワーバンド手前の7000rpmあたりで、エンジンががさつく感じがあったのですがオートルーブポンプの交換によってかなくなりました。
近所のいつもの広域農道で高回転域まで回して確認しました。
たぶんオイル大杉問題で燃調に不調が出ていたのでしょう。

ただ8000rpm以上回したことによって、後方のオイル事情が酷いことに...。

たぶん先代のオートルーブポンプによって純正比9倍で送りこまれて不完全燃焼したオイルが、チャンバーとサイレンサーに溜まっているのでしょう。
ガチまわして焼き切るか、とりはずして中をパークリ漬けにするかですが、面倒なので前者でいきましょう。

8000rpm以上回す際には

ということになりますので、当面ご注意ください。
黒い点々がつきますよ。

またこの右下キャブエアスクリュー取り付けによって、非常にイージーにスタートできるようになりました...。

あとは100kmほど走って100ml程度の2ストオイルが満タン法で入ればOKです。
やっと懸念が二つ消えた。
ふうー。

あとあんだ〜野良整備王のオススメで、長距離ツーリングに向かうにあたり、パープルセイバーを買っておきなさいということ

でブラックフライデーで安くなっている今、エリナナブイ用に3つ買うことにしました。
トランクに放り込んどくには小さくて良いですよね。
Posted at 2023/11/18 22:47:01 | コメント(1) | トラックバック(0) | TZR250R_3XV1 | 日記
2023年11月10日 イイね!

2ストオートルーブポンプ(オイルポンプ)考

2ストオートルーブポンプ(オイルポンプ)考今期はTVドラマが豊作!@ひでエリです。

テレビは見ないのですが、今期はテレビドラマが豊作で、TVerの配信をせっせと見ています。
1.ゆりあ先生の赤い糸(主演:菅野美穂)
脳梗塞で意識不明の夫に男と女の愛人がいた!そして彼らと介護をすることに...という脚本の原作漫画のドラマ化です。女の愛人役も推しの松岡茉優ちゃんなので、ガン見してます。
2.パリピ孔明(主演:向井理)
ヒロインは上白石萌歌、店長役が森山未来、癖のあるキャストがいいです。原作マンガもアニメもとても面白いですが、ドラマもいいです。アデューこと萌歌ちゃん歌上手いです。
3.時をかけるな、恋人たち(主演:吉岡里帆)
泣く子も黙る吉岡里帆ちゃん主演。こちらは30分の小作品ドラマですが、まあ脚本というより里帆ちゃん観たいので観てるだけですw
4.大奥シーズン2
いつもながら俳優の皆さんの熱演に頭が下がります。仲間ちゃんの鬼気迫る迫真の演技には観てるこっちがオシッコちびりそうになります。
5.家康と三成のスマホ
タローマンの後釜?の5分ドラマ。秀吉没後の混乱を各大名間のスマホやPCでのコミュニケーションを使って描く異色作。安土桃山と現代が入り混じって、ギャグのキレがハンパない、ほぼ企画の勝利かとww。一見の価値あり。

と、前置きがめっちゃ長くなりましたが、ここから本編です。
今回長考してますので、バイクや2ストエンジンに興味の無い方はスルーでお願いします。
=============

前ブログにて、シン煙幕カーとして復活したブイくんですが、その後なんと300kmで2ストオイルを1.4L消費してしまいました。
近所を走っているとオイルチェックランプが点灯したので、今度はセンサーの故障かよ、と思いながら自宅に戻ってオイルを足すと、なんと入るわ入るわ1.4L/満タン1.5L。本当になくなってしまっていたのです。

通常は1000km程度で1L消費というのが、純正仕様になりますから、これは3
~4倍程度の消費量となります。
これは困る...今までは混合で走っていたので、オイルをもって走っていたのですが、これで缶を持たずに済むと思っていたら、もっとひどい状態になったわけです。
2ストオイルもヤマハ赤缶という2ストオイル最高峰のものを入れているため、2500円/L程度するので、ガソリン+オイルでいうとオイオイオイレベルです。

出ないよりは全然いいですが、こんだけ出過ぎるのも困ります。
いつものようにググレカース家の方針に従って検索しまくる訳ですが、2ストのオイルに関しては、ほぼほぼ記事を読んでしまいました。

オイルが出ない分に関しては、ホースの詰まりやポンプの故障などが考えられるので、掃除や交換などで対処ができますが、多い分にはどうしたらいいのやら。
同じようにオイル消費量に困っている人はいるものの、決め手となる改善実績がありません。
仕方がないので、物理的にオイルポンプワイヤーを引かないようにできないかと、ワイヤリンクをあけ、各ワイヤー部分で調整できないか再調整していきました。


1.YPVS
これは指定の位置があって、これが狂うとエンジン燃焼に異常が出ます。単に正しい位置になってるかどうかの確認ですが、まあ合ってました...。


2.スロットルワイヤ
これは遊びを大きくして引かないようにすれば、オイルポンプも合わせて引かない訳なので、多少の調整はできますが、限界はあります。


3.オートルーブポンプワイヤ
カバーがかかっていて分かりにくいのですが、これをめくって調整しようとしたのですが、既に最も緩めた状態になっており調整不可...。


つまり全部見直して合わせマークをずらせたのは1mm程度...まあほとんど関係ないでしょうね。
案の定、白煙は全く収まりません。

ここでいつもの蓮板に書き込むと、あんだ~野良整備王から
「多い分には流入量を減らせばいいんでしょ?オイルタンクからのホースにバルブとかを付けたら?」
と目鱗な回答が。

直ぐにバルブを注文しましたが、そもそものホースの径を減らしてしまうという手もあります。
現在φ6mmがついていますが、これを純正にしようとリストを見るもディスコン。ならば内径何ミリなのかをせめて確認したいと、ヤマハチャットbotの女の子とお話しして降参させ、ヤマハの窓口電話番号を入手しました。
が、
「製造中止のパーツについての情報は公開範囲ではありませんので...」
のご回答で、情報は何も得ることができませんでした。

試行錯誤しかないかとあきらめ、アタリをつけるため、物理的に断面積の計算(半径×半径×円周率)をしてみます。
φ6:3×3×3.14=28.26(現状)
φ5:2.5×2.5×3.14=19.625(現状×69.4%)
φ4:2×2×3.14=12.56(現状×44.4%)

ということで、ノズルに上手く挿せるならφ4くらいにして、700kmは持つようになるかもという感じです。
しかも、やまちゃん考案の簡易流入制限ユニット事務クリップ

で現行のφ6パイプを絞ったところ、5000rpmまでは明らかに煙が減少、どうやら効果があることがわかりました。

が、ここで前から思っている疑問がまたフツフツと...。
そもそもオートルーブポンプの仕様ってどうなってんの?です。
エンジンの回転数にあわせて、オイルを送るのがポンプの仕事であって、流入量が多ければ送るのが多くなるってのは、エンジンの回転数無視してね?
という点です。
そもそも送り側もホースが太かろうが細かろうが、ホース内が充填されてしまえば出口と入り口が決まっているからには吐出量もペラが回った分だけのはずですし、これは流入量でも同じことで、ホースが太かろうが、オイルの吐出量はエンジンの回転数とポンプのワイヤー開度が決めるんじゃねえのかよ、という思う訳です。確か昔むかーしに日曜カルピス劇場のアライグマと似た名前の人がそういう定理をつくったと中学校の時に習いましたよね?
何故オイルの流入量でオイル消費量が決まるのでしょうか?

ここでこの疑問を地元のバイク屋にパーツ取りに行きがてらぶつけてみました。
「うーん、オイルタンクからポンプ間のホースに特殊な機構はついてないはずです。そこはコストをかけるべきではないパーツのはずですし、私自身そこは普通の耐油ホースという風に考えています。」
とのこと。だよねえ。
では差込口とパイプ途中の径が異なるというホースである可能性は?
「そんなパイプを作るくらいなら、最初からパーツの出入力口を絞ればいい話です。」
だよねえ...。
では、経年劣化などによってオイルポンプが摩耗してオイルの送り量が増えてしまうなどということは?
「負荷がかかるような部分ではないので、そうそう摩耗などは無いと思います」
とのこと。つまりちゃんと吐出するならホースは何でもいいはず、というのがバイク屋さんの言です。

ともかく吐出してくれる分にはありがたいので、これを絞るにはバルプやパイプの径を調整することで何とかしようとは思います。
でも何か根本的な部分で理解が間違っている気がしてならない...。
モヤる...。
どなたか2ストのオートルーブポンプの設計に携わった方、いらっしゃらないですかね、このブログ読んだ人の中に。
この文系ロジカルモンスターの私に是非この理屈を教えて頂けないでしょうか...。

まあホースの径を細くすること自体は問題ありませんので、調整してはみるものの、どうしてもポンプの構造に疑問が残る私なのでした。
ハズレのオートルーブポンプを引いてしまったという可能性はもちろんあります。なので、もう一個くらいオクで落すか...といいう感じです。
Posted at 2023/11/10 19:09:27 | コメント(3) | トラックバック(0) | TZR250R_3XV1 | 日記

プロフィール

「パソコン死亡。DOSプロンプトまで降りて色々やったが到達できず。復元ポイントは作っておくべきと反省しました…しかたないので修理に出すけど、仕事で使ってるならやはりこーゆー時のサブパソが要るなと中古品の15インチのノパソを購入。安くて速ければあとは何でもいいや、で富士通中古を選択。」
何シテル?   04/27 17:53
ひでエリ です。よろしくお願いします。 エリーゼを愛し、ナナちゃんを愛し、ロッテを愛し、酒、マンガを愛しています。 サーキットも走っていましたw 袖ヶ浦フ...
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