5カ月でこれとは!@ひでエリです。
本日は伊豆から一気に小諸まで走行です。
400kmくらい。英国製信頼感の塊であるエリならきっと大丈夫でしょう。
朝ごはんをみんなで食べ、その後モチヲ兄に
「ひでエリさん、無呼吸症候群の検査した方がいいよ」
とお勧めされました。前からちょっと言われたりしていたので、今度の検診のときに相談してみようと思います。
こういうの一緒に寝てくれるひとがいないと分かんないですからね。
寝汗も最近すごかったのでそれが原因だったかもしれません。
起きたら死んでた、は勘弁なので真面目に検査しましょう。
さて、みなさんと別れて...と思ったのですが、あんだ~くんが途中までついてきてくれました。ありがてえ。
しかし途中でお別れし、私は一路海沿いを北上します。
昨夜みなさんからは高速ばっかりだと詰まんないから富士山の脇あがって行ったら?と提案されたのですが、uruoさんが軽井沢で待っているので、時間的に確実な高速道を選びました。
が、まあ確かにつまらん...。
それに暑い!
昨日は日焼け止めを忘れているのにフルオープンで一日中乗っていたので顔が真っ赤です。今日は出がけにヌヴォさんから日焼け止めを頂きました。
途中、事故渋滞で10分ロスりましたが、予定通り14時にみん友のuruoさんのお宅に到着。
今日は一緒に
小諸蒸留所を訪問するのです。
小諸蒸留所って?という方も多いと思うんで簡単に説明しておくと、昨年できたばかりの長野県小諸市にある蒸留所で、ウイスキーの蒸留所になります。
ウイスキー好きで元経営者のuruoさんはファンド集めに興味津々。
私もいったいこんな場所にこんなきれいで立派な蒸留所をつくるのに一体いくらかかったのかと興味津々です。
が、まずは酒の実力ですね。
その点においては台湾のKAVALANという10数年前に出来たばかりのチーフブレンダー イアン・チャン氏がヘッドハンティングされて副社長になったという話が報道され、それをみん友のバーのマスターさんからお聞きして、一気に行かねば!
という気になったわけです。
更にこの蒸留所に併設されているバーのチーフバーテンダーさんに私の酒の師匠であるFさんがおり、これも行かねば!の理由の一つでした。
uruoさんの自宅にエリを置かせていただいて、奥様に駅まで送って頂き小諸駅からはタクシーで。
10分ほどで凄い建物が見えてきました。
写真では見ていたもののすさまじく立派です。
こちらは無料見学のみというのはやっておらず、なにがしかの有料コースに申し込まねばいけません。
今回はFさんにどれがいいか尋ねたところ
「そんなのひでエリさんなら『ピートを極める』コース一択でしょ」
ということでそれに。というかその日はそのコースしかやってなかったのです。
コースの予約が分かりにくいのですが、普通に現地払いが出来るので先払いや変なチケットを買う必要はありません。
コースを予約すれば工場見学もセットになっています。
1530からのコースに合流し、見学後のバーでFさん登場!
数年ぶりにお会いするので旧交を温めつつ、現地民のuruoさんをご紹介。
そこで5カ月しか寝かせていないというニューモルト「サクラ」と「バッテド」を飲ませて頂きました。
バッテドはイアン氏が短い樽のモルトを配合して出したものだそうです。
ひとくち飲んで絶句!
これが5カ月...末恐ろしい酒です。
かぐわしい香りと深い味わい。こんなのが5カ月で出せるなんてどうかしています。さらにFさんから聞くに秋から春にかけての仕込み分だということで、味わいが出やすい夏を越していない酒でコレ。
ブレンダーの腕もあるのでしょうが凄いですな。
サクラはこれも5カ月しか経っていないとは思えない香り。これも秋から春にかけての酒ということで成長が楽しみです。
なおこの「サクラ」は現在3年後の出荷に向けて限定予約販売中です。
どんな酒かもわからんのに予約なんて...と思うでしょうが、現地に来て飲めばこれは買いだと即決できるクオリティ。
即予約しました。
なお現地にこないと通販url(QRコード)と日替わりパスワードが分からないので買えません。お近くの方は是非お寄りになってはいかがでしょうか。
17時からはFさんが講師の「ピートを極める」の講習です。
7種類の市販のピーテッドウイスキーがついて、研修付きで6000円は安い!
PPMってのは一般的には完成品を計測しているのではなく、ピートでいぶされた麦側を計測して付けるもので、どうやら(オクトモア?)は別の方法で計測しているようで一般的な計測法だと228PPMなんていう数字は出なさそうです。
計測の元になっているフェノール値は蒸留や樽貯蔵の間にどんどん薄まるものだそうでそんな数値にはならなさそう。
まあ数値がどうちゃらは置いておいても、オクトモアは美味いのでそれはそれでOKですが。
講義が終わったらバスがもうないため、蒸留所の営業車で小諸駅まで送ってもらい佐久平まで電車移動です。
ここからはFさんから教えてもらった日曜日でもやっているバーREMで飲むことに。
このバーの凄いところはその蔵酒数です。店に置いているだけで軽く数千本はあるそうで圧巻でした。
で、ここにFさんを呼んで酒代は持つ代わりに二人の酒を選んでもらうという作戦です。
まあ書けない話もありそうなので、判断ができないため内容は端折りますが、なかなか興味深い蒸留所の裏側のお話を聞くことができました。
17時から飲み始め22時まで何杯飲んだかわかんないくらいウイスキーを飲みましたが、酒が良いからか余り酔いは感じません。
uruoさんのお家までタクシーで帰還し、客間のベットで就寝です。
ありがてええええ。
uruoさん(ここ見てないと思うけどFさん)、素晴らしい信州旅行でした。
ありがとうございました!