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2023年06月26日 イイね!

2023年式セレナe-POWER感想文

2023年式セレナe-POWER感想文●日本市場に向けた数少ない日産車

2022年11月、セレナが全面改良され6世代目となった。初代はフルキャブオーバーのバネットコーチのFMC版「バネット・セレナ」として1991年6月にデビューし、2代目でFF化を図って以来、5ナンバーフルサイズのセミキャブFFミニバンとして世代を重ねてきた。

セレナの直近10年は電動化の歴史だった。2012年にクラス初のハイブリッドを搭載したSハイブリッドを追加。お化けオルタネーターを使った節税目的のマイクロハイブリッドだったが、当時のミニバン市場ではセレナがクラス初のハイブリッドを搭載したとあって大いに宣伝効果があったが、走らせてみてもEV走行は不可能で口の悪い私は「似非ハイブリッド」と読んでいた。

2010年に世界初の量産EVであるリーフを世に問うた日産は、EVシフトと自動運転で業界をリードしようと考えており、2016年にデビューした5代目セレナでは高速道路上(単一車線)での自動運転を可能にする技術「プロパイロット」を搭載、2018年には日産独自のシリーズハイブリッドを搭載した「e-POWER」によって2010年代以降の日産のイメージを色濃く映し出した。

海外偏重と言われ続けている日産の中では特に日本市場で人気の高い同セグメントのミニバンとしてステップWGNやノアヴォクと熾烈な販売競争を繰り広げていた。2022年にTNGA技術をフル活用して一新されたノア・ヴォクシー、P/F流用ながらスッキリした広い箱の復権を目指したステップWGNがFMCを実施し、商品力強化を行う中で最後の大物がFMCを行ったことになる。

C28型を名乗る新型セレナのコンセプトは「BIG」「EASY」「FUN」であることは変わらずキープコンセプトのうえで時代進化分の改良を加えた「RC27」とでも呼ぶべきモデルとなった。



ボディサイズは下記の通りでデカ箱のステップWGNと扱いやすさを意識したノア・ヴォクシーのちょうど中間に位置する。車幅は非エアロ系は小型車枠を守るなど従来P/F流用のメリットは活かしている。



エクステリアデザインは直線基調で奇抜なヘッドライトが目を引くクオーターガラス以外のサイドガラスを流用しているなんて分からないくらいである。外装の重要部品を流用しているのは相当投資が抑えられた結果なのだが、確かにセレナっぽくもあり今の日産っぽくもある。最後のパジェロなどガラス類を流用する事例もあるし社内にもリーフの2代目は初代のガラス流用であった。一枚数千円の部品が型投資などの減価焼却が終わって1割でも部品費が安くなれば非常に作り手にとってメリットのある話だろう。

考えてみれば海外偏重の日産が日本でしかマーケットのないこのクラスのキャブワゴンを開発するというのだから相当に投資が圧縮されているはずだ。走らせてみると、昨今の日産と共通した魅力が楽しめるものの、どこかぼんやりと焦点の定まらない乗り味は競合に対して一歩譲る。確かに先代よりも新E/Gのお陰なのか相当改善されているのだが、それはセレナを乗り継いでいるロイヤルカスタマーに対してのアピールになるものの、競合車と乗り比べると静粛性の素晴らしさや電動走行の魅力以外ではアドバンテージがある。

私が乗せて貰った最近の日産車で言えばエクストレイルやサクラなどは商品性の高さを感じるが、セレナはあと一歩求めたくなったことは正直な感想である。価格帯も競合並みに値上がりしているが、特にプロパイロット2.0搭載グレードは約550万円という値付けに驚くほか無い。

新型セレナは、プロパイロット2.0やe-POWERなど集中的に投資した技術では競合に対してアドバンテージがある。また、ガラスハッチのように旧い技術を上手に活用して差別化できている一方でその一方でパッケージングや走りの一部に旧さが隠しきれないシーンもある。先代セレナと比べると進化を果たしているのは確かにそうなのだが、少しバックボーンとなる部分が息切れ気味という気もする。競合比較で言えば静粛性とバックドアの使用性で競合に勝り、燃費と価格レンジでは競合に一歩譲る。恐らく次期モデルが出るのは2030年を前にしたタイミングだろう。その時にはもう少し日本に向けた技術開発が行われることを切望したい。例えばデリカD:5と一緒に使えるミニバン専用のP/Fを開発しても良いんじゃ無いかと思う。流石に次期型ではP/Fを一新して1991年から続くミニバンの老舗としてのプライドを見せて欲しい。

そんなセレナの販売状況としては5月22日段階で4.7万台の受注があり絶好調であると日産は発表している。セレナの上にエルグランドも居るだろうし気が早い気そのうちe-POWERは54%、ガソリン車が46%だという。ガソリン車の人気は花より団子系ユーザーの根強い支持が背景にありそうだ。最上級のルキシオンが15%というから7050台ものルキシオンが受注されているということになるが、この高価格帯でも健闘していると言えそうだ。いまの日産にはラルゴもキャラバン/ホーミーコーチもプレサージュもラフェスタもキューブキュービックも無い。旧態化したエルグランドには代替を促す力が不足している中でセレナの存在は貴重であり期待が集中しているのだろう。

あの日産が日本市場向けのミニバンをFMCしたと言うことが驚きなのだがそれにしてもセレナだけで上から下までの需要を取り切るのは酷ではないか。

シエンタ/フリードに切り込めるコンパクト3列車を作り、そこにe-POWERを載せれば市場としては台数が期待できると思われるし、セレナベースでもう少し内外装を専用意匠化してe-4orceや専用キャプテンシートなどを奢って「セレナ・オーラ」を仕立てて「ラルゴ」と名付けるのも良いのではないか。

評点は3★。固定ファンの方には進化が実感できるし競合性が非常に高まった。完全な選択肢は無いがライフスタイルや重視する性能によって選ぶべきモデルが決まってくる良い競合関係になっている。
Posted at 2023/06/26 23:41:11 | コメント(2) | クルマレビュー
2023年06月11日 イイね!

2023年5月度 新舞子サンデー参加

暑くなる前の最後の新舞子サンデーへ参加しました。前日に補機バッテリーの元気が無く、ホームセンターで買ったバッテリーチャージャーで充電してみました。初めて使う機械なのでちょっとドキドキしましたけど、操作は簡単で朝は軽やかにセルが回りました。



久しぶりに磨いたカローラで会場を目指します。最近はちょっとした用事でも天気さえ良ければカローラに乗れるのでちょこちょこと乗ることが出来ていました。気持ちよく私の幼少期のテーマであるREBECCAを聞きながら会場へ向かったところ、渋滞がエグい・・・・。入り口で大渋滞。30分くらい並んだんですがアホらしくなってきて隣の駐車場に駐車しました。せっかくのイベントなので
並べたかったですが、駐車しないことにはギャラリーとして他の面白い車が楽しめない。がらがらのお隣にカローラを駐車してみました。普段だと駐められない一等地です。



歩道橋を渡って会場へ行くと、ものすごい熱気でした。こう言う熱気って久々だなと思います。コロナ前の活気ってこんなだったなと。ちょっと違うのは暑い中マスクをしていること。(ソーシャルディスタンスが取れるところはマスクを外して居ました)

いつもここで合う人たちをお互いの近況を確認、車趣味人である前に社会人・地域人なので急に忙しくなったりするわけで、そんな中で何とか都合をつけてこう言う場で車の話が出来るって精神衛生上非常に良いことだなと思います。










スギレンさん車検を取ったTA63(ST-EFI)で登場。



朝早く来られていたようでメイン会場に駐めるのは8時前に来てないと厳しい模様・・・(家事済まして来る私には絶対無理)



カリーナの後席に乗せて貰い向かった先は・・・スギレンさんが過去に乗ってたのと同じ後期型のAA63カリーナGT-R。パッケージトレイの毛ばたきの雰囲気も良いですね。



スギレンさんも久しぶりにじっくり見学してました。オーナーの方は見た感じ若そうな方でノーマル然としたテイストで乗られているのは純正好きの私には嬉しいですね。錆びやすいボディの状態も良さそうですし、大切に乗って頂きたいです。



何だかんだ言って私はこのカリーナのデザインが全ての車の中で5本の指に入る格好良さだと思っています。スギレンさんと知り合わず、カローラとも出会っていなかったらAA63に乗っていたかも知れません。それくらいこの代のカリーナには引き寄せられるものがあります。

3時間程度の限られた時間でもう帰ってしまった車も多かったようですが、私が気になった車の写真をどんどん貼っていきたいと思います。


▲流面形セリカ後期型(で合ってますよね?) おぼろげながらCM映像を覚えている車


▲カローラII、伯父が乗ってたので超惹かれました


▲リアビューの面が意外と複雑で70年代末期コンセプトカー的な見所があると思います


▲写真では分かりにくいけどバックドアに空力の為のキック形状あり


▲コークボトルラインの2代目カローラバン


▲セダンの雰囲気を残しつつ見事にバン化。最大積載量ステッカーの書体がお洒落


▲コニーでお馴染みの愛知機械作。現行セレナの最上位はラルゴ名義でも良いのに


▲ベリーベリー、グリルだけSSSのブルーバード


▲70年代的過装飾も味わい。


▲えら


▲スバルは人を惹き付ける魅力あり


▲大衆車だけじゃ無く原付バイクも歴史に埋もれそうな身近な機械


▲1970年にデビューしたと思えないほど未来的なGS


▲驚きの余りブレたが、これってクランク棒の穴?


▲コーダトロンカ的潔さ。HBではなく、ラゲージドアを持つ。ある意味最先端SDN?


▲かっこいい。アルフェッタGT


▲ドアノブだけでも格好いい


▲正面に速時計、中央に回転計、独特の計器類


▲後席居住性に配慮した長めのルーフ


▲バックドア×ルーフの合わせが独特


▲エンブレム格好いい


▲独立したコンビランプ、繊細なバックドア、いいなぁ。


・・・というわけで厳選したんですが刺さり車を紹介しました。最後にみん友さんのすごいメッセージのある自作ステッカーに気づいた後、お昼になったので新舞子を後にしました。



久しぶりにミーティング日和の気持ちいい(ちょっと暑い位)日曜でした。いつもの道を焦ることなくA/Cをきかせたカローラで自宅に帰り、カローラを片付けました。



次は海水浴シーズン後になると思いますが、それまで常連の皆さんはお体に気を付けてお過ごしください。
Posted at 2023/06/11 01:58:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | イベント | 日記

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「ついに渋滞に捕まった」
何シテル?   04/28 10:04
ノイマイヤーと申します。 車に乗せると機嫌が良いと言われる赤ちゃんでした。 親と買い物に行く度にゲーセンでSEGAのアウトランをやらせろと駄々をこねる幼...
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