マスキングもう一つ

前回はキャップを付けるところの丸いマスキングシールを作りましたが、それならメーターを付ける四角い穴も同じように作ったら楽なんじゃないかと思い、追加で四角い方も作りました。

こちらはパッキンを当てがって外寸を決めたので、実際の寸法そのものです。

緑のスーパーカブの時は、キャップの口ギリギリまで塗装したら塗装の境界線がパッキンの当たり面とオーバーラップしてしまい、結果として塗装がガソリンで侵食されてフニャフニャになり、塗装剥がれと燃料漏れを発生させてしまいました。

その反省からリトルカブのタンク塗装では、パッキンの当たり面は金属の地金を磨いた面に仕上げ、塗装はそれより外側から始まる位置関係に。
加えて、マスキングの位置と境界線の研ぎ処理でガソリンに耐えるウレタン塗装が下地と色の塗装境界線を覆うように被せ、塗膜の断面からガソリンが入ることを阻止する塗装構造にしてあります。

何事も最初から全てがうまく行くことは無く、いろいろな失敗を重ねて少しづつ上達していくものなのです。