
例年今の時期が最も暑い時ですが、今年は記録的な猛暑で輪をかけて
厳しい日が続きます。
若い時はこんな日でもサイクリングをしていましたが、50代後半の身に
とっては生命を脅かすほどの暑さですね。
エアコンの効いた室内にずっといるのも体によろしくないし、週に一度は
外で思い切り汗をかいた方が体調が良い感じがします。
今回のブログは、この週末2日間の記録をまとめて掻くことにします。
土曜は距離も時間も短めで、涼しいところを通るコースでサイクリングを
してきました。
タイトル画像はその時の1コマで、前回この場所を通ったのは、あの大雨
の後で完全に通行止でしたが、現在はこの標識にあるように4t未満なら
通行可になっています。
7時前にスタートしました。既に28度になっていて走っているうちは風が
当たってそうでもありませんが、信号待ちでムッとした熱気を感じます。
嘉瀬川の堤防の上は信号も無く、日陰は無いものの、川の側なのでまぁ快適でした。
タイトル画像の峠に南から直登するコースが開通したとのことで、久しぶりにその道を登ります。登りの途中の棚田の横に
咲いていたナツズイセン。前回のブログでご紹介したオオキツネノカミソリと同じくヒガンバナの仲間です。
狭い峠道は日陰が多く、坂はきついながらヒンヤリしています。途中、右の路肩が崩落していて、そのために4t以上の車両は
通行止になっています。
峠に着くと、空全体に薄雲がかかっていて佐賀平野や有明海が隠れています。
ここで汗が引くまで休みを取りましたが、やはり気温が高いためか、いつもより時間がかかりました。
この峠は東西に長い天山の縦走路の途中にあって、ここから登る人も多く、このとき既に7台の車が停まっていました。
休憩の後、峠から天山の北側を通る林道に入ります。ここは標高700m前後をアップダウンしていて、ほぼ全線が日陰なので
夏は快適です。前回は大雨の直後で、何箇所も土砂が流出していましたが、今回は全て取り除かれていて押しや担ぎは無し
で走ることができました。
1箇所だけ、大きく崩落したところはそのまま。これは復旧に時間がかかるでしょう。
ここまでくると少し先で林道の終点になります。終点のすぐ前は天山スキー場で、今は去年事故があって報道された
ドリフトのサーキットになっています。この日は何かの大会があったのか、下るときに何台かの積載車とすれ違いました。
ここから県道に出て、途中で冷たい湧き水を補給します。その湧き水で手や顔を洗うと生き返った心地です。
補給した水も無くなって11時前に帰宅した時は、暑さのためにダルく感じましたが、まだ余裕があり、このくらいがちょうど
良いのでしょう。
この日の夜は晴れたら星撮りに行こうと思っていましたが、夕方も雲が消えず、早く就寝し、翌朝も朝のうちから出かけました。
3週ぶりの神野公園を散歩します。いつもは散歩する年配の方を見かけますが、暑さのためかいつもより少なめです。
まず、トンボ池でハスの花を。
今回ここで初めてスズメバチを見ました。
まだ開ききっていない花もあります。
一度刈られた草が伸びていて、前回よりイトトンボが多く見られました。
この朝最も多かったのはアオモンイトトンボ。
まずはオス。
そして、オレンジ色が鮮やかなメス。
そのアベックも。
トンボ池はハスの他に紅白のスイレンもきれいでした。
トンボ池を通り過ぎて奥の池をグルリと廻ります。そこではウスバキトンボがたくさん舞っていて、その間をギンヤンマなど
の大型のトンボが行き交います。その大型のトンボの1つ、タイワンウチワヤンマ。
トンボ池に戻ってくると、ウチワヤンマと同じ仲間(サナエトンボ科)のコオニヤンマがいました。
オニヤンマとは違う種類で、国内ではオニヤンマに次いで2番目の大きさです。
オニヤンマとは顔を拡大すると全く違うのと、こちらは割とじっと留まっていることが多いですね。
前回、ここでオスを見かけたセスジイトトンボのメスがいました。
チョウトンボはめっきり数が減りました。
最後に、これも数が減ってきたベニイトトンボを撮って公園を後にします。
次に向かったのは2週ぶりの樫原湿原です。今回は8月初旬に咲く花がお目当てです。
湿原に入ってまず見かけたのは、ユリ科のコバギボウシです。
まだ蕾が多いので、しばらくは楽しめそうです。
同じユリ科のユウスゲもあちこちにありますが、朝はほとんど閉じています。
そして、コオニユリもちらほらと。
木道を歩いて行くと、前回は少なかったカワラナデシコが増えていました。
そして、この日のメインは「サギソウ」です。特に朝露の着いた花を狙っていました。
ランの仲間ですが、よくこんな形になったものだと感心します。
勿論、トンボも撮りました。
見かけた品種は従来と同じですが、ぼちぼち個体数が減って来ました。
キイトトンボ。
モノサシトンボ。
クロイトトンボ。よく水草の葉っぱの上にいるのですが、草の先に留まったところを。
そしてお馴染みのハッチョウトンボ(オス)です。
暑くなると、こんなポーズをとります。
メスもいました。個体数が減ってくると、メスは探すのに難儀します。
そして最後に、今回初めてご紹介する小さい花です。
この湿原では「ミミカキグサ」という食虫植物が3種類見られるます。前回紹介した「タヌキモ」の仲間で、どれも小さく
(耳かきの先っぽ程度の大きさ)、写真だと分かりにくいのですが、今回最も派手な「ホザキノミミカキグサ」が木道の
近くに咲いていました。
ややこしいことに「ムラサキミミカキグサ」というのもここで見られて、そちらは薄紫色の花をつけます。
ホザキノミミカキグサの方が濃い紫色の花です。(ボランティアの方の受け売りです)
今年の暑さのせいか、サギソウの見頃は少し早くなっているようです。
帰るときには、オミナエシやキキョウという夏後半に見られる花が既に咲いているのを見かけました。
やはり、今年は気候が変ですね。
皆さんも体調にはお気を付けください。