
今年のGWは雨でスタートし、安定した天気の日が続かない中、昨日の3日
だけは終日晴れの予報でした。
このGWでは唯一のサイクリングの機会だろうと、少し遠出をしました。
去年は自粛して行かなかった長崎県の波佐見町から林道に入って東彼杵の山中
を走って佐賀県に戻るルートです。
この時期にしては気温が低めの朝、8時前に自宅をスタートして、まずは武雄
を通過して、先月桜を求めて行った矢筈ダムの前を登って波佐見町へ。
例年なら、有田と同様ここでも陶器市が開かれており、町の入り口から車を
駐車場に誘導する風景が見られるのですが、車も少なく静かです。
旧道を右に折れて登りに入り、最初は陶器の里、中尾郷へ。
伊万里の大川内山のように窯元と販売店が軒を連ねる路地を登っていきいます。
大川内山よりは道が広く、石畳ではないので走りやすいです。所々、陶器のオブジェが見られます。
この坂を登り詰めると見晴らしの良い峠に出ます。そこから中尾郷の全景を。
所狭しと密集した屋根の間からレンガの煙突が何本も伸びています。
峠を越えてお隣は棚田が広がる鬼木郷です。一山超えただけで風景が一変します。まずは展望所へ向かいます。
棚田の下にあるグラウンドでテントを3張り見かけましたが、観光客は見かけず、トラクターの音だけが響いていました。
先ほどの峠まで戻って、そこから始まる林道へと入ります。
この林道は虚空蔵山という標高600mほどの山のすぐ下を南下するように通っていて、終点は旧長崎街道である
国道34号にでるまで続いています。標高は大したことはありませんが、常にアップダウンを繰り返すので
走りごたえは有ります。林道に入っていすぐの展望が開けた場所から棚田が見えます。
林道の脇ではカノコソウがたくさん咲いていました。淡いピンク色のオミナエシの仲間の野草です。
その近くにアオスジアゲハがいました。
林道ではカワトンボも見かけました。アサヒカカワトンボです。
ちょうど虚空蔵山の下辺りで、久しぶりのパンクです。
タイヤにはケブラーの耐パンクベルトが入っていますが、ごく稀に細く尖ったものがその繊維の隙間からチューブを
傷めることがあります。前日が雨だったので、トゲか何かを踏んだのでしょう。
少し平らで路肩が広い場所まで走ってからチューブを交換しました。
この近くに2つの登山ルートの入口があり、それぞれ駐車スペースがあるのですが、どちらも満車でその前後の
林道に路駐の車がいました。山の中、特に広くない山頂は密になっていそうです。
途中で、以前通ったことのある嬉野町に抜ける細い林道の分岐があり、そこに咲いているアザミに蝶が集まっていました。
コンデジで大きく撮れませんが、オナガアゲハ。
この場所では多数派だったクロアゲハ。
そのずっと先でヒラヒラと舞う大型の蝶が見えたので、花に留まるのを待つと、アサギマダラでした。
今の時期にこの場所で見かけるということは、こちらで越冬した個体かと思います。蜜を吸うのに集中していて、
コンデジでもここまで寄れました。
林道は後半になると海に近くなります。見晴らしの良い場所はありませんが、所々で海が見えました。
大村湾に浮かぶ長崎空港。
その付け根になる大村市街地。
国道34号の少し手前では視界が広がり大村湾が見渡せます。
国道34号に出て緩い上り坂をアウターギアのまま登って俵坂峠を越えます。
峠から嬉野の街中までは快適な下り坂です。
市街地の手前にある轟の滝公園に寄って軽い補給食を摂り、滝の写真を撮って人が多い公園を後にします。
いつもは市中の足湯に寄ったりしますが、今回は豊玉姫神社にお参りしただけ。
手を洗って、なまず様にも水をかけます。
あとは帰宅するだけですが、武雄を通る最短ルートでは面白くないので、先月通ったルートを使い塩田町の鯉のぼり
に寄ります。今日もこの辺りでは向かい風でしたが、お陰で鯉のぼりが気持ちよさそうに泳いでいました。
鹿島市から国道207号に入って北上します。
最後は前回登った天山を背景に佐賀平野の二毛作の麦畑を。もうすぐ収穫ですね。
気温はそれほど高くなかったのですが、紫外線は強く、帰宅してシャワーを浴びるときには少しヒリヒリしました。
広がる風景を眺めがらの適度な運動でリフレッシュできました。
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Posted at
2021/05/04 17:22:38