
昨日の中日新聞朝刊にこんな記事が載っていました。
「『タイガー』善意 続く社会に」
これは現在のランドセルをはじめ、児童養護施設に贈り物をするという「タイガーマスク運動」について述べています。
タイガーマスクの正体である伊達直人はハワイの億万長者の親戚から遺産を譲り受けたと偽って、養護施設(ちびっこハウス)の孤児にお菓子やおもちゃをプレゼントする能天気な「キザにいちゃん」を演じているんですが、実はファイトマネーを使って購入していたというストーリーになっています。
しかし子供をかばって交通事故に遭い、最後の力を振り絞ってポケットに入っているマスクを川に投げ捨て、自分の正体を隠したまま死亡します。
…こんな伊達直人に対して格闘技ファンである「浅草キッド」の玉袋筋太郎氏は「
弱きを助けるヒーローなのに、ちびっこハウスではひょうきんな男を演じて正体を決して言わない。最近はそんな格好いい男が少なくなった。」と語っています。
そして玉袋氏は孤独で貧困が広がる社会情勢を挙げながら「日本全体が『ちびっこハウス』になってしまったからだろうか」と推測しています。
また、NPO法人「日本ファンドレイジング協会」がまとめた「寄付白書2010」によると、
2009年の個人による寄付額は約5455億円あり、「寄付大国」と言われるアメリカの2274億ドル(日本円で約19兆円)には遠く及ばないそうです。
しかも日本の「寄付」というのはこういった恵まれない人の寄付だけでなく、宗教関連への寄付も含まれているそうで、
宗教関連での寄付額は2409億円(全体の44.2%)となり、国や都道府県への寄付、すなわち恵まれない人たちへの寄付額は524億円(9.6%)と格段に下がっているのが現状です。
しかし、宗教法人、特に新興宗教というのは信者からの寄付で儲かって仕方が無い位の所が多いでしょうから(寺院だと恵まれない人に寄付するところもありますが…)、その分をこういった孤児などに回してみては如何かな?と思います。そっちの方が有意義ですよ~!!
でも、この現象にしても単なる一過性のものに終わらず、これからもずっと続いて欲しいのが願いではありますね。
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Posted at
2011/01/20 21:20:08