今朝の中日新聞朝刊に、町おこしについての記事が出ていました。
これは私も持っている「ロカルちゃ!富山 アニメ・まんが編」を取り上げたものです。
その内容は…
マンガが持つ大衆性や経済的ポテンシャルは、近年、地方自治体によるマンガ文化を活用した町おこしに結実することが増えてきた。今年に限っても、鳥取県の「まんが王国建国」宣言、北九州市満がミュージアムのオープンなどが話題になった。ここでは特に、筆者がフィールドワークをしている富山県の例を紹介したい。
最近、アニメファンたちが富山へ熱い視線を送っている。きっかけは南砺市にあるアニメ制作会社ピーエーワークスが手掛けたアニメ「true tears」。この作品には同圏内の風景がリアルに取り込まれ、多くのファンがモデルとなった場を詣でる「聖地巡礼」を敢行して行政関係者を驚かせた。
県児童青年家庭課が設定した「とやま県民家庭の日」のPRアニメ「マイの魔法と家庭の日」を同社が担当したことで、キャラクターのマイが全国のアニメファンのアイドルになったことも、県にとっては予想外のことだった。これを機に、同課と観光課が連携する異例の展開となった。
高岡市は、人気アニメ「ああっ!女神さまっ」などのキャラクターデザイナーで、同市出身の松原秀典さんに、観光大使「あみたん娘」のキャラデザインを依頼。若いマンガ、アニメファンに向けて昨秋に発表され、あみたん娘を使った新たな観光戦略が試みられている。
各担当者に話を聞くと、きっかけはどうあれ、マンガやアニメを重視した施策を意識的に進める動きが顕著になりつつあるという印象を抱いた。今年、富山市にオープンした高志(こし)の国文学館でも、同県出身の藤子不二雄の二人や、まつもと泉といったマンガ家を紹介するコーナーが常設展に組み込まれるなど、マンガの存在感は増すばかり。こうした町おこしは全国各地で急速に盛り上がりを見せ、いずれマンガ文化全体に影響を及ぼすだろう。今後も目が離せない。
…というものです。
「あみたん娘」といえば私も今年の3月、
高岡市美術館へ「松原秀典原画展」を見てきたんですけども、高岡の町おこしに対する意気込みを感じましたね。
高岡といえば銅器が有名で、その技術を生かした鋳物の鋳造技術も盛んな町です(…なのでBBSのホイールまで作っていたりして…)。
しかし、観光に対してはさほど賑わっているとは思えませんでした。
そこへ登場させたのがこのあみたん娘なんですね~
そういえば「ゆるゆり」の作者も高岡出身であるからか、高岡が舞台になっているそうですね。
また、南砺市にはあのピーエーワークスもあるのでこれは強いですね~
これまでマンガやアニメで町おこしをした例として、埼玉県の鷲宮や滋賀県の豊郷などがありますが、富山県…特に高岡のこういった新たな観光戦略がどう結実するかが見ものです。
Posted at 2012/12/27 21:39:16 | |
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