今は日本では買えないブランド

今回は私のコレクションの中のＧＡＭＡ製オペル・オメガのミニカーをご紹介します。


このオメガというクルマはそれまでのレコルトの後継車として１９８７年にデビューしました。

パワートレーンは前年にデビューしたフラッグシップモデル「セネター」のものを流用しながら、セネターの下のモデルとして位置づけられました。


空力性能は高く、ＣＤ値は０．２８という優れたものになっていました。

ただ、その為か、エンジンの熱気がこもり易く、日本ではオーバーヒート対策に泣かされたとか…


日本仕様は１９８８年にオペルの代理店であった東邦モータースによって輸入され、翌年にはオペルと同じＧＭグループであったいすゞによっても輸入されました。


この「オメガ３０００」はセネターと同じ直６ＳＯＨＣ３リッター１７５ＰＳエンジンを搭載し、スポーティなモデルとされました。

その特徴として、レカロシートが奢られたり、日本仕様でも４ＡＴの他、５ＭＴも販売されました。


その後１９９１年にマイナーチェンジされましたが、オメガ３０００と別に「ロータス・オメガ」なる、ロータスがチューンして３．６リッターＤＯＨＣツインターボ３７７ＰＳエンジンが搭載されました。




このミニカーは今は無きドイツのＧＡＭＡ製ですが、リアル感こそ乏しいものの、雰囲気は素朴でいいですね。

私は同じＧＡＭＡのオメガＣＤを持っていますが、外観はリヤスポ追加などで差別化されています。

ただ惜しいのは開閉部分がフロントドア、トランクとあるんですが、ボンネットが開閉しない事です。出来れば直６・３リッターエンジンが搭載されていると良かったんですけどね～　上げ底でもいいから…


でも現在はなかなか入手出来ない当時のミニカーという事で資料としては面白いですね。また、オペルの実車が日本では新車として買えなくなってしまったのは残念です。アンチＶＷ派にはもってこいだったんですが…



当時の実車ＣＭ