神奈川県相模原市の障害者施設で起きた45人殺傷事件から約1年になりますが、被告の男が日本テレビの取材に、「意思疎通がとれない人間は安楽死させるべき」などとつづった手紙をよせ、障害者への偏見を示し、差別する主張を改めて繰り返したそうです。
その中の文章には…
・私は意思疎通がとれない人間を安楽死させるべきだと考えております。
・重度・重複障害者を養うと莫大なお金と時間が奪われます。
・人の心を失っている人間を私は心失者と呼びます。
・最低限度の自立ができない人間を支援することは自然の法則に反する行為です。
・私は支援をする中で嫌な思いをしたことはありますが、それが仕事でしたので大した負担ではございません。しかし、3年間勤務することで、彼らが不幸の元である確信を持つことができました。
・責任能力の無い人間は、罪を償うことはできません。しかし、それは罪が軽くなる理由になるはずもなく、心の無い者は即死刑にすべきだと考えております。
…しかし、あれだけの事件を起こしておいて、反省の色が全く無いんですね!? …っていうか、そもそも根本的な考え方が間違ってるというか…
私も周りの人で障がいを持った人がいた事があります。
…けど、
「(その人が)死んじゃった方がいい」なんて思った事なんか無いですよ!! しかもそんな考えなんて思いもしないし…
以前、私は障がいを持った人を見ると、
「もし、この人が健常者ならば、バリバリと仕事をして、今ごろは部長クラスになってるんだろうな…」とか、「(〃)子供がいて、大学生くらいの年齢になってるんだろうな…」と考えつつも、「何故神様というのは、こんな不公平な事をしてくれるんだろう!?」とそれぞれの人が平等で無い事に憤りを覚えた事もあります。
「この世の中にいる人全てが健常者であればなあ~」と…
しかし、「五体不満足」で有名な乙武クンの
「自分には手足は無いけど、それは『障がい』じゃない!! むしろ『個性』なんだ!!」という言葉に心を大きく揺り動かされました。
ただ、そんな感じで個人的に尊敬してた乙武クンもあの問題があった時には落胆しましたが…
また、誰だったか忘れましたが、とある評論家が
「『障がい』というのは『何故出来ないのか?』という引き算の考え方で考えるんじゃなく、『(本人の努力で)今まで出来なかった事がどれだけ出来る様になったか?』と、足し算の考え方で考えた方が良い」という言葉も心に残っています。
そう思うと、あの容疑者は単にマイナスの考え方だけの持ち主なんじゃないでしょうか?「障がい者は不幸な存在でしかない」と考える位だから…
これから裁判でどういう裁き方になるのか分かりませんが、
「大量に殺害したから即死刑!!」とすぐに決めるのではなく、こういった評論家などから「障がいを持った人=不幸ではない」などと話して聞かせてやって考え方を改めさせてやって欲しいなと思いますね。 (死刑は免れないとは思いますが)反省も無しに死刑が確定というだけではなんか後味悪いんじゃないでしょうか…? (即死刑が確定した)かつての小学生の連続殺傷事件の容疑者みたいに…
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Posted at
2017/07/25 21:17:06