悪いのはコーチと監督か…アメフト反則問題で、渦中の選手が謝罪会見

アメリカンフットボールの定期戦での悪質な反則行為で関学大の選手を負傷させた日大の選手の会見が本日、都内の日本記者クラブで行われ、選手は「監督とコーチからの指示」と語ったそうですね。

















・前監督から「やる気がないならやめろ、試合には使わない。代表も辞退しろ」

・「やる気がないならやめろ。相手のＱＢ（クオーターバック）をつぶすなら試合に出してやる」

・「監督、井上コーチから１プレー目からＱＢを潰しに行け。試合前に井上コーチから『できなかったじゃ済まされない』と言われた。秋の関西学院大の試合でＱＢがケガをしていれば得だろうと言われた」




…などといった事を言われた上で、「アメフトを続けるのが苦痛。自分にアメフトを続ける権利はない。やるつもりもない」と競技から引退する事も話していました。









…選手本人も話していましたが、「監督・コーチから指示されても、自分がやったのだから…」と、あくまでも自分が最終的に悪いという言い方でしたが、ここまでの状況に追い込んだのは誰かというのが問題かなと思いますね。



そう思うと、被害者は関学大の選手だけでなく、コーチと監督から反則の指示を受け、実行せざるを得ない立場に追い込まれたこの日大の選手も、（「加害者」でありながらも）ある意味「被害者」でしょう…



まさかドラマや映画の世界で行われてる様な、監督からの試合に出る為の交換条件で反則が行われたとは思いもしなかったですね…この選手が気の毒でなりません。



1人の青年の「アメフト」という青春を奪ってしまったこの事件、本当に取り返しのつかない、残酷なものだった感は否めないですね。