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2019年06月30日

気づいたら無くなってた、1600ccクラスのスポーツセダンたち…

気づいたら無くなってた、1600ccクラスのスポーツセダンたち… 気づいたら無くなってた!懐かしの1600ccスポーツセダンにまた乗りたい!!










…という記事を見付けました。





そもそもこの1600ccという、日本の税制的に有利ではない排気量にスポーツモデルが投入されたのは、モータースポーツのレギュレーションの関係でした。











最初の1600ccスポーツモデルは1960年代後半のベレットだとかブルーバードあたりの車種でした。








そういえば初代シルビアやフェアレディなどの車種も1600ccでしたね。








ただ、それらはツインキャブレターなどを装備していたものの、シングルカムのエンジンばかりで、今は当たり前の様になってしまったツインカムを搭載した1600cc車はトヨタ1600GTを皮切りにしてセリカやカリーナ、レビン、トレノなどの車種でした。

その陰には三菱ギャランGTOやいすゞ・ベレットGT-Rなどもありました。









ただ、ブルーバードやギャランなどのミドルサイズセダンたちは1970年代後半以降、1600cc車は1800ccや2000ccといった大きめの排気量のエンジンにスポーツエンジンの座を譲り、1600cc車は廉価版になったという感じが強いです。










…で、1980年代になるとどうにか排ガス規制を乗り越えた2T-GEUエンジンを搭載してたカローラシリーズの新世代エンジン「4A-GEU」をメインに据えたカローラレビン&スプリンタートレノ…いわゆる「ハチロク」を中心に盛り上がりました。








その為、「どうせなら…」という事でFF化されたハッチバックのカローラFXを皮切りに、同じくFF化されたセダンシリーズにも載せられていきました。








この流れはライバル社にも飛び火、ホンダはシビックシリーズにスポーツエンジンを搭載…









ただ、三菱は1600ccでもターボを搭載してたモデルが既にありましたが、日産は税制的に有利な1500ccの車種にターボを展開、1600ccのスポーツモデルを再投入するのは出遅れた感じがありましたね。









同じく、1980年代には1500ccのターボを投入してたものの1600ccスポーツモデルでは出遅れてたいすゞは1990年に入ってすぐ、1600でツインカム、そしてターボ、4WDという3代目ジェミニ(のイルムシャーグレード)を投入し、1600ccでは180PSというハイパワーが光りました。




しかしそのいすゞも、皮肉な事にジェミニの販売不振が尾を引いて乗用車分野からの撤退が決断されたと言われています。












一方、他社はまだまだ好景気の影響が残っており、バブル景気終わりかけの1989年にはノンターボでありながらりったーあたり100PSを実現したホンダの「V-TEC」エンジンがインテグラに搭載されたり、1気筒あたり5バルブという、レーシングエンジン並みのスペックを持ったトヨタの型式は同じながらの「4A-GE」エンジンも登場しました。












その後1990年代も中ごろに入ると、ホンダの「V-TEC」やトヨタの「VVT」に影響を受け、三菱の「MIVEC」だとか日産の「NEO-VVL」といったエンジンも登場し、それらは1500ccクラスのセダンやクーペなどの色んな車種に積極的に搭載されました。この時代が一番華やかな感じがしましたね。景気は芳しくはなかったけど…











しかしそれも束の間だけで、2000年0以降の排ガス規制によるA80スープラやR34GT-R、FD型RX-7の生産終了により、1600ccのスポーツモデルも影響を受けて次々と消滅してしまいました。











その後、2010年代に入ると、中国の1600ccを境とする税制に影響を受けたスポーツエンジン、しかも今度は直噴ターボで武装したジュークが登場したから、これは色んなモデルに搭載されると期待してたのですが…










結局、日本でそれらのスポーツモデルは設定されず、海外だけの展開となっている感じがします。これは本当に勿体ない事です。国内で売られてる国産車の1600ccはこのジュークとレヴォーグだけですし…








私が今のカリーナ、しかも1600GTというモデルに拘ったのは、ターボも付いてないけど使いきれる適度な高性能エンジンだったからです。










今では280PS自主規制の枠も外れ、日本車でも400PSとか500PSというハイパワーなモデルも出てきています。しかし、それを真髄から味わえる場所は日本だとサーキットなどの限られた場所でしかありません。それこそフルスロットルだと免許証が何枚あっても足りないでしょう(苦笑)。




そう思うと200PSを超えなくてもいいから、適度な高性能を味わるスポーツエンジンがあるのが理想的だと考えています。今は「ダウンサイジングターボ」のエンジンも増えてきたから、燃費を両立、かつ高性能という最高の組み合わせが出来るハズなのですが、これもまた純粋なエンジンだけのパワートレーンが長くは存在出来ない事を考慮すると、その時期は短いでしょうね…
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Posted at 2019/06/30 10:39:02

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この記事へのコメント

2019年6月30日 11:40
メーカーのやる気の無さっていうよりかは、日本が500㏄刻みを頑なに続けているのも問題と言えば問題…なのかと。
コメントへの返答
2019年6月30日 12:51
500cc刻みの税制は分かりやすいといえば分かりやすいですけどね…
2019年6月30日 18:50
高性能バトル・・・は終焉し、今や次元の違う高性能バトル?、いや金持ちバトルみたいな感じになっちゃってます。。。
手頃なサイズで、法定速度で走っていても、ワクワクするようなクルマが出て欲しいですよね。
コメントへの返答
2019年6月30日 21:45
これは普通の1500ccクラスのエンジンでも高性能になり、「総GT化」したというのもあるのでしょうが、ただ、どれもクセの無いクルマばかりで素っ気ない感じもしますね。

あと値段については例えばトヨタだとヴィッツGRは200万円近く、86だと250万円はしますからね… かつてとは貨幣価値、消費税率も違いますが…

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