
3年前に中古でNCロードスターを購入して走り始めたころは、純正の脚周りでミシュランパイロットスポーツ3のままでした。
路面の小さなギャップや轍などを通過したときにブルブルフワフワ揺れて収まりに時間がかかったり、旋回時の挙動が変化しやすかったですね。
この状況が、ドライバーを中心に良く回る、クルクル回り、コーナリングマシンの印象を強くしていたのかもしれません。
2年前に脚周りのブッシュ類などが劣化していることから、AutoExeのストリートサス貴島スペックを用いてリフレッシュ。
これで、当初のブルフワや予期せぬ挙動変化が収まりました。
走り慣れたところでタイヤをミシュランパイロットスポーツ4に替え、オートテストに参戦。
かなり良い走りをしてくれました。
しかし、タイヤの消耗は早く、今年2月にブリジストンポテンザS007に交換しました。
少し慣らし運転し、アライメントを調整したら直進安定性は抜群に向上し、重厚長大なグランドツーリングカーのように変化。
タイヤのグリップ力が向上したことと相まって、高速道路や郊外へのロングドライブでは、今まで以上に安心感が高まりました。
キャンバーは、フロントが‐1.21度で、リアが‐1.22度。
トー角は、フロントが‐0.02、リアが‐0,05です。
キャスター角は、+5.20度。
一般的な数値に収まり高齢者マークで最新の安全装置が無いクルマに乗るわけですから、出来るだけ安定した走りをすることに気を使っていただいたのかもしれません。
実際にジムカーナ基礎練習では、講師もドライビングしましたが、安定しているから富士スピードウエイの国際サーキット向きだとか。(笑)
タイヤのグリップ力が向上しているのは感じてますが、「パワーが食われる」現象を引き起こし、立ち上がりの加速やトップスピードが落ちてる可能性があります。
特に、コーナリング中にタイヤが鳴きだすスキール音の発生が減り、グリップ力を使いきれずに余ってるようです。
重厚長大などっしりとした直進安定性と引き換えにステアリングを切ったときの向きの変えやすさ、回頭性に影響が出たのでしょうか。
これまでのクイックに曲がりこむ尻軽な動きが抑えられたとでも言うのでしょうか。
アライメントの調整で、これだけ走りの特性が異なり、別のクルマになってしまいます。
もうしばらくはこのまま走ってみますが、旋回性能を引き出すドライビングを出来るようになるか、再度のアライメント調整に頼るか、どちらが早いでしょうか。(笑)
Posted at 2021/05/27 17:07:47 | |
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