求人詐欺にご用心。そして車探し。

去年の今頃、息子の就職引っ越し時に、よりによって首都圏大雪による麻痺の日。　あの雪の中、ラリーまがいに沼津インターにたどり着いての深夜ドライブからもう一年。

息子はともかく真面目に仕事に励んでいるようで一安心ですが、あのＨＳ８１はもうこんな変わり果てた姿にｗｗｗ。まぁ、気に入って楽しんでいるようなので放置ですｗ。





そして変わって今度は娘。こちらは優等生で卒製でドタバタは有ったものの何事も無く卒業目前。。就職先付近のアパートを何時頃から探そうか、引き払うのはいつか、、などと考えていたら恥ずかしながら就職詐欺に引っかかったようで、大騒ぎでした。

以下はこの時期、御同様に就職活動されている皆様に、注意喚起と言うことでエントリーしておきます。


昨年、３月解禁と同時に今時はインターネットでの就活が一般的ですが、娘もエントリーして活動開始。そのなかで活動中に社長さんに気に入られて一本釣りのお話とか、他の最終面接に行くべきか、、などと複数の有り難い環境の中にあって、業界では中堅どころの内定を頂いた会社に５月末には決めたのでした。条件として①勤務先が愛知県の某エリア。②仕事内容がデザイン系の専門職。ということで決めたのです。

ところが、先日入社前説明会で配属発表を聞いてびっくり。他府県の子会社配属だと言うことに。娘は何のことかわからずただ、その会社は県外のどこなんだ！ということしか考えが浮かばなかったそうで。　その夜相談を受けてあれこれ調べるに、当初から勤務先を隠ぺいした詐欺的求人だと言うことがわかりました。求人票や案内には親会社にあたる本社と支店しか記述は無いのに、試験会場はグループ合同で本社ビルで実施という案内が１枚。次に合格通知と２次面接でも一切関係会社や勤務先は説明なし。そして３通目の内定通知の紙にはグループ代表での捺印と、「弊社に内定・・」した旨の文字のみ。

つまり、会社としては本社採用で釣って置いて、グループ会社に振り分けると言う手口でした。
労基局では「条件是正させて、働けるように勧告はできるが、やめると言うケースだと民事裁判で訴えるしかない」と言う話。その後弁護士さんに書類見てもらってどうしようか検討するも、五分五分との話。というのも肝心の部分は口頭のみで、証拠と出来る内定通知にはグループ採用を暗示する捺印、「弊社採用」という語句をどう解釈するかは予断出来ない。という情けないものでした。それからもう一つは、このような一社が集中採用して関係会社にばらまく行為は、派遣法違反の疑いも濃厚になります。（弁護士さんも言っていましたがこんなケースは聞いたことが無いと。私も悪質な例では採用直後に数か月の教育期間を置いて、出向と言う形での事実上の配転はありますけどね）


私としては、この会社が当初から狙った仕組みであったことは、配属発表日に内定者全員に娘が聞いたところ誰一人、関係会社配属など聞いたことが無かったことから確信しました。なので、発覚と同時にもう、こんな「社員になる仲間をだます」会社にロイヤリティを持てるわけも無く、即刻辞めて卒業後、実家に戻す事にしました。

なので、みなさん。配属会社、勤務地は複数候補が有るなら、それは全て明示する義務が本来労働契約法で定められています。しかし採用までに本人に説明していれば良いと言う解釈も有るのです。極めてグレーですが。と言うわけで、求人票内容の重要部分は書面で回答を貰っておくこと、あるいは言質を取ってメモ、メールなど残しておくこと。内定通知は「どこが」発出したか、しっかり確認しておくことが大事ですよ。

まぁ、こんなひどいことが有るなんて思いもしませんでしたが、娘は最初から最後まで〇〇株式会社を受験し、●●支店配属になる。。という面接時の社長会話を信じていたわけですが、実態はごろつき会社だったと言うことでした。


ま、そんなわけで裁判の作戦もあれこれ立てましたが、現地への出張労力、つぎ込む費用と見返りの費用のバランスを考えると割に合わない（私も仕事が極端な過負荷になる状況で難しい）という情けない結果に。それよりも娘自身が後ろ向きの時間は使いたくない、ということで次の就活に向かうことにしました。事実用、他の内定を無駄にしたことや、丸１年就職活動を無駄にしたことになり、本人の落ち込みも可哀そうですが、飲み込むことにしたようです。　もし、求人内容を見てどこに勤務するのか分かっていたとしても、明確に書面で求めること、聞いたことに嘘を言われないようにメモ、録音するなど防衛手段を取っておいてくださいね。


というわけで、早速田舎では足が欠かせないということで、車探しに出かけました。娘はペーパードライバーなのですが、息子より私に感性が似ており、気に入ったものを長く使うのでそう言った車を探してやろうかなと、ドタバタしております。