映画「グリーンブック」　と　宇宙大戦争

「グリーンブック」を見てきました

アカデミー作品賞を取った映画だそうですが、否か故(;^_^A余り入り悪いのか、２枠/日の上映で多分日曜で終わり？と焦って駆け込みで。




「ショーシャンクの空」みたいな感じだろうか？と思ってちょっと気になった。
受賞の威力は余りない感じで、ボヘミアンラプソディーのように騒がれることも無い感じだったのは、なぜだろう？。それでも１/３ぐらいの入りで、何故か女性がほとんどだった。


結果から言うと「アカデミー賞を与えた方々に良心を感じた、、」かな。
個人的には、結構めんどうなテーマなのに、熱くならないであっさりと控えめによく作り上げたな、、という感じでした。おかげで、涼風に出会った映画でした。

これは私の忘備録として書くので、映画評とは異なるのですっ飛ばしてもらうほうがいいかも。













映画を見ながら、キャデラック デビルセダンの巨大な姿とアメリカの平原、美しい車だなと感心。けどこれが「侵略者の繁栄」というやつか？。スクリーンの景色に、リメイクされた名作（トム・クルーズのやつね）H・G・ウェルズの「宇宙戦争」というもう一つのシナリオを見ていた。


移民問題の究極の成功はアメリカ。あの広大な大陸を侵略しつくして繁栄した。


綺麗な平原と黒人奴隷が見つめる、この映画の恐らく象徴的なシーン。
彼らはこの大陸に奴隷として「連れて来られた人類」
柵の外で見つめる二人は、移民として流れついたイタリア系と、恐らく名誉市民に昇格した黒人。



やがて侵略は終わり、今の「アメリカ国家」としてほぼ、安定？したのかも。

国家の成り立ちは様々。しかし今地球を支配している？最も巨大な国はアメリカだという事と、「俺だって地球を支配したい」というシナ大陸の住民の冷戦第２幕が始まった。

巨大な幻想に洗脳された平和主義者は「侵略スローガン」と気が付かずにユーロだの、移民受け入れだの、TPPだのを掲げたグローバリズムは、ようやく地球大侵略だと気が付いた。
根源的価値観が違うのに、幻想の「自己利益最大」を語り合う愚かさにようやく気が付いて、反グローバリズムが始まった。結局米ソ冷戦の価値観戦争の第２幕。今度の米中冷戦は５Gを武器に全人民監視社会の、独裁主義者が夢だった究極の見えない糸による奴隷化国家と、「自由（どこまで自由かわからないが(;^_^A）」との戦い。
（ちなみに、５Gとファーウェイを甘く考えない方がいい。EUは日和って来たが、電子通貨、個人特定技術、AIと超高速大容量コンピュータは、攻殻機動隊やマトリックスの世界観をも現実にする）既に一部実現しているが、残念ながら我が国のメディアは半死で、電脳空間も危ない。



宇宙大戦争は、「地球外生命体」という移民で、自動的に「人類の敵」とレッテル貼れたけど、同じ「人間の欲」が作り上げたシステムと価値観のぶつかり合いなら？。

人類は既に最もすすんだ平和な統治システムも完成させていて、２６００年以上続く、皇紀二六七九年を刻む日本のシステム。基本的にミツバチのように、ただひたすらさざれ石のごとく命をつなぐ思想。侵略とは無縁だが、絶えず「宇宙戦争」から耐えてきた。
貧しい「奪う」概念から芽生えた共産思想は、幼い民主主義を手玉に取って、最もシステム的に侵略が困難な日本をつぶしたかったのが先の大戦だったと私は考えている。


好むと好まざるとにかかわらず、これからだって、アメリカ大陸のような運命に晒されないとは言えない。（インディアンの出自をもつアメリカ海兵隊員の複雑な屈辱感を、日本人は幸いにしてまだ味わっていない）


今でこそ、人権だの平等だの、法律だのと、もっともらしいことを上から目線で口から出て行くが、全ては「守りたいものを守るか」と言う意識と「俺が正しいを掲げて奪う連中か」というせめぎあい。日本人は苦労が絶えないね。隣人は選べないが、付き合う隣人は選べる。


映画は厄介な政治問題は軽く見せるだけで、「人間って捨てたもんじゃない」と言う点をうまく浮かび上がられてくれて、私も「かくありたい」と思った。




巨大な車が宙戦争のトライポッドのようでも有り、悲しくも有り、、、を私は思い出しながら（特に土砂降りの中、パトカーに止められるシーンの雨と外灯に浮かぶシボレーは、色も実に似合っていた。）結局、何かを守る為には何かをしなければならない。過去の因習や理由なきエゴを守ることが、必ずしも正義だとは言えない。けれども「守るもの」が何であるのか、何が奪われるのか、、よくよく考えて行かないとならない時代ではあると、エンドロールのジャズを聴きながら思った奴が世界に５人ぐらいは入るかもね(;^_^A。

あ、根本はちょっとしんみり笑えるいい映画、おススメです。


日本は、これから新元号の「令和」の時代を迎える。　令和で育つ子供たちに、良き日本を渡したいと思う今日、これをUPしておきます。
おしまい。