• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2021年03月27日

e-POWERの今と未来(その1)

e-POWERの今と未来(その1) ・初代e-POWERとこれからのe-POWER

先代ノート標準の1.2L HR12DEエンジンは79ps(ニスモSは83ps:わずかでも「S」の称号に拘ったんだろうね、立派w)
それぞれリッター当たり65.8(69.2)PSのアトキンソンサイクルNAエンジン。

これが、e-Powerの成功により、日産はEVとシリーズハイブリッドの2本立てに舵を切った。
世界中で開発が止まる内燃機関。嘘かホントか欧州はディーゼルで負けたため、日本とのHV競争を避け、一気に「C02詐欺を唱えて、一気にEV化への大義を作り、自動車メーカにEV補助金をバラまいて、日本とのアドバンテージを生み出そうと必死であった。

そしてお人好しの日本は欧州独自の「EVでなければ達成困難なインチキゴールポスト」を受け入れて、経済合理的な技術開発のステップを捨てて、付いて行こうとしていたが、チャイナとEUの思惑軋轢が生じたか、最近巻き返しでLCA評価を押し出している。CO2排出量は物差しであり、狙いが地球温暖化防止なんだから、ライフサイクルでの総量規制と言う、当たりまえの論理は、EV優遇を許さない。となれば、ハイブリッドが重要な地位を担うでしょう。

2030年“LCA規制”の衝撃 対EVでエンジンが逆襲


そんな中で、政治的思惑とは全く関係ないのでしょうが、EVで先行していたNISSANが、逆に電池ビジネスの危うさに気が付いたのか、発電機でつなぐEVへの橋渡し、、かどうか知りませんが、社内に頑張った偏屈エンジニアが居たんだね、んで古典的と見捨てられてた、シリーズハイブリットのメリットを「乗せて、見せて」納得させた。古典的なシリーズハイブリットを登場させたのが「e-POWER」である。そのキーファクターはリーフで磨いたEVコンポと制御技術だけれど、古典とは全く違う性能を見せたのは「リチウムイオン電池」によるバッファー性能の飛躍でしょう。




こうなると、ご自慢の可変ストロークエンジンが脚光を浴びる可能性が出て来ました。
ターボラグの関係ない発電エンジンなら、過渡特性は気にせずひたすら「熱効率」重視で作れる、ある意味極限エンジン開発という点ではレーシングエンジンと同じ。



最近対外的に「熱効率50%が見えてきた」と後が無い日産は、発破掛けられて報道しましたね。(個人的には、勇み足でももう少し、じっくり進めた方が、後で叩かれなくて良いと思いますが、日産はどうも世間的には憎まれキャラなので)



それは置いといて、イギリスで一足先に発表されたミドルSUVの「キャッシュカイ」。とりあえずガソリンのみの発表ですが、これが過去のデュリアス/エクストレイルの兄弟車の発展形?で、日本ではエクストレイルが出る予定です。そして日本ではe-Powerは間違いないでしょうが、ガソリンも出るかな?。

というのも、今後内燃機関の新規開発はどこのメーカも(マツダを除く)縮小または廃止を宣言(どうせポーズですが)しているぐらいです。ただ、欧州の高速道路を考えると、今の構成では高速巡行が不足。ということで、1.5LのVCT(可変圧縮直噴ターボ)エンジンで、内燃機関のみでも成立する構成(当面は従来型2Lでしょうが)と、これを発電専用に搭載(157PS=104.5PS/L級)になります。

発電専用と言うことだと、途中の過渡特性を気にしなくていいので、コスト考えると、ロングストロークだけ使って、可変圧縮比は後閉じミラーで不要にできる、、というのがMF紙の論調ですが、それはそうだと思うものの、内燃機関オンリーの構成も供給する国を考えると、共通化、量産、差別化、でVCTを残す意義もあるでしょう。

いずれ充電環境、急速充電、エネルギー密度、コスト、これらの電池性能が高まれば、やがて内燃機関発電機の役目はレンジエクステンダーに縮小してゆくでしょうが、当面、電気駆動車の性能、品質を高度に楽しむには、高効率発電エンジンの活躍の場はまだ当分必要だと思います。


という経営判断?もあって、内燃機関の開発にもリソースが投入される段階に来ました。ただし、その中身はレース技術の内燃機関ともある種共通の熱効率追求が新段階に。
発電機として、タイヤと切り離された故の過渡特性無視?で徹底的な軽量化と熱効率追求。そしてもう一つはコストダウン。このための武器としてVCT技術はリストラと同時に脚光?。

e-Powerの成功は、私から見ると「トルクウエイトレシオ50以下」を普通のBセグで実現したことです。初代の標準車が1210kg/25.9kgm=その出足から得られるトルクウエイトレシオ「46.7の走りです」そして、ほぼエコ(;^_^A。しかもパワートレインの質感はNA直6以上。(新型は1220/28.6=42.7!。わてのガンダムは1250/32.6=38.3、スタンバってる4WDは1340/28.6+10=34.7!の予定)

だから、日産以外の自動車メーカは「e-POWER」には触れないのは、同じ「HV」のカテゴリーですが、車として得られる世界は全く別物だからでしょう。問題はEVとの世代交代を何時に見るか、。EVスタートの日産は、むしろe-POWERは余り物技術の集積です。


エンジンだけが、自動車用で磨いた特性ではなく、発電効率に特化した究極エンジンに向かうだけです。日産は2025年頃には通常のエンジン車とe-powerを同じコストにしたいと述べています。これは不可能ではないと思います。そうなるとEVとの共存期間はまだ伸びますね。
(続く)
ブログ一覧 | e-POWER | クルマ
Posted at 2021/03/27 00:53:23

イイね!0件



タグ

今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

SESAMEフェイス Pro
ヒデノリさん

雨上がりの朝✨
mimori431さん

最近!気になるんが…
S4アンクルさん

神社参拝と御朱印を頂きました📖
gen-1985さん

脂摂取タイム‼️
チャ太郎☆さん

白老は雨です。
アンバーシャダイさん

この記事へのコメント

2021年3月27日 5:28
おはようございます。
e-Power最初のNoteに試乗したときアクセルのみで発進から停止までできたのでとても驚きました。
日産はゴーンさんが去った後にどう進むのか興味があります。また試乗させてもらおうと思います。
コメントへの返答
2021年3月27日 17:58
こんにちは。
e-powerのワンペダルは本当に快適です。高速は殆どACCで。
4WD版のフラットライドは早く体験してみたいですね。
それに4WDだと回生も0.3Gぐらいのをニスモ版で出してもらいたいですね。
2021年3月27日 16:58
もうちょっとやり過ぎて家庭での低速充電くらい出来れば良いのに、って思ったり。
バックミラーをインテリジェントにするなら、サイドミラーもカメラ式にして欲しかったなー。
コメントへの返答
2021年3月27日 18:02
値段の課題でしょうが、今は10km程度分なので、倍ぐらい積んでもらうと家充電したくなりますよね。
電駆は抵抗が最大の敵なのでバックミラーの空気抵抗も馬鹿になりませんね。でもカメラ式はモニタで見ると距離感がわかりにくいです。電バックミラーも非常時(雪、荷物)以外使ってません。
2021年3月27日 19:23
「カメラ式はモニタで見ると距離感がわかりにくい」と言う点ですが、ホンダeでサイドミラーの電子化はかなり良いと思いましたよ。バックミラーよりも断然使いやすい感じで。
コメントへの返答
2021年3月27日 21:54
サイドミラーだと、ある程度目と距離が取れる?左はそうでも右は同じぐらい?。
ルームミラーは遠近眼鏡のせいで上はピンと合わないのも有るのですが、目のステレオ効果が無いので。個人的にはモニタの画像フォーカスを遠くにすればいいと思うんですけどね。
2021年3月28日 18:05
トヨタ位台所事情良ければ専用エンジンなんでしょうけど。

可変ストロークエンジンの出番までは要らないような気が。
というか、日本に来ませんね。
Sky Active同様、エンジンはなかなか理屈通りにならないというところでしょうか?

先代ノートのチョイノリの感じでは、ターボ過給は活かせないが、ターボで排圧を電気に変えるのはどうなんかなぁと思う。
費用対効果で見合わないですかね?
コメントへの返答
2021年3月28日 22:44
そうですね。
日産は発電用エンジンを開発し、それをただの内燃機関車両にも流用、、、と言う優先度になろうと思います。

ターボラグ無視できるので、直接発電取り出しで問題ないと思います。排圧はEGR側で消費すると思います。あまりエンジンにお金をかけると本末転倒なので、リターンの大きいのだけでしょう。

プロフィール

結構おやじですが、若いつもりです。 バイクとクルマの二股恋愛です。 交流のある方は、基本「見たよ」代わりにイイネ押します。 その他は、文字通り、イイネ...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

掲示板

<< 2025/6 >>

1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     

リンク・クリップ

FLAT6さんのマツダ ロードスター 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/05/30 18:24:14
モナコGPでのレッドブルのマシン吊り上げ事件! 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/06/03 17:47:56
HVAYING プロジェクタースタンド 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/01/23 08:02:29

愛車一覧

メルセデス・ベンツ Cクラス セダン メル子 (メルセデス・ベンツ Cクラス セダン)
3.0Rに代わる10年をリラックスして過ごせる相棒としてセカンドユースで購入。 ほぼ、同 ...
ハスクバーナ NUDA900R ハスクバーナ NUDA900R
動体視力の衰え?、から速度域を下げて楽しめるマシンに変更しました。 狙い通り、楽しませて ...
スズキ GSX-R750 スズキ GSX-R750
2005年式を2022年に購入。 2オーナ目の方のコンプリートカスタム車を譲ってもらいま ...
日産 ノート e-POWER ガンダム号 (日産 ノート e-POWER)
奥さんの買い物通勤車として、シトロと入れ替えました。(休日私のお遊び用?) →娘が結婚し ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation