
モニターで当選した「激速ガラコ」をテストするため、フロントガラスを区切ってライバル商品と共に塗布し、どのような違いがあるのか見ていくことにします。
今回はフッ素系ということもあり、報告期日までの耐久性の違いは、シリコン系フッ素系を問わず評価不可能だと思われます。
無意味にシリコン系ライバルを並べず、去年のモニター品「アメットビー速ぬり」にシリコン系代表を務めてもらいましょう。(
去年の施工の様子はこちら)
今回のライバルは、以前から使っている「レインXフッ素」をベンチマークとしつつ、これまで無かったと思われるカーメイトのフッ素系コーティング「G3」を加え、ガラコの新商品がどのような特徴を見せてくれるのか探っていきます。
まずは施工の印象。
【レインXフッ素】
付属の発泡パッドに適量出して塗り広げるだけと、とても簡単です。
クリアに仕上るので、指示通りに乾拭きしなくても透明に仕上ります。
シリコン系のように、乾燥後に濡れタオルで拭き上げる作業が要りませんが、施工後は雨に濡らさないようにする必要があります。
【G31年耐久】
カー用品の老舗ブランド「カーメイト」から販売されているコーティング剤。
標準サイズの他、これは内容量を抑えた分、わずかながら価格も抑えられている点が嬉しいです。
よくあるコーティング剤と違い、スプレートリガーで吹付けるという点がこれまでのタイプと大きく異なります。
塗布・塗り伸ばしと手軽に出来ますが、付属のマイクロファイバータオルがやや小さく、拭き上げの途中でタオルだけグリップする瞬間に手から脱落してしまうことがありました。
また、「ガラス面意外に塗布するな!」というわりに、スプレー式では飛び散りが心配で、結局ガラスに接近させて吹いてしまうので付属タオルでの塗り広げがメインになってしまいます。
【激速ガラコ】
「拭き上げ不要」を謳う今回のガラコの正体は、拭き上げ不要なのではなく塗布しながら拭き上げが進む絶妙な塗布具にこそ、その高性能が隠されている印象です。
実際フッ素系は拭き上げ作業はほとんど要らないような物なので、この塗布具さえあればレインXフッ素でも同じように「拭き上げ不要」な施工が出来るのではないか?と思わせるものです。
滑らかに塗り広げられ、透明感も上々!
【アメットビー速ぬり】
去年テストした中でも、塗り広げやすさで特徴を見せたアメットビーがシリコン系代表です。
同一形状のフッ素系もラインナップされています。
フッ素系に比べると、塗り広げる段階でムラが気になり、何度も同じ箇所を往復させて均一になるまで擦りたくなります。
さらに5分間の乾燥のあとに濡れタオルで拭き上げて完了という点が、フッ素系と大きく異なるところです。
施工直後の水濡れは好ましくないフッ素系に比べ、施工後すぐに濡れてもOKなところはシリコン系の強みです。
さて、実際雨が降って走行させてみないと実力の違いはわかりませんが、コーティングするという作業内容だけを見てもいろいろと違いがあって面白いものでした。
ガラコ付属の塗布具の出来の良さには脱帽です。
これはコーティング剤無しで塗布具単品でも販売するべきだと思います。
他メーカーのコーティング剤に転用されては、メーカー的には面白くないかもしれませんが、フッ素系はなかなか無くならないので塗布具だけ欲しい時が出てきたり、どうにも使いにくいフェルト付属ボトルではなく、こういった優秀な塗布具を使って塗りたいと思わせる場面は意外と多いんじゃないでしょうか?
スペアシート付きで300円くらいならアリだと思いますが。
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Posted at
2009/06/06 23:21:53