ジャンクの双眼鏡　レンズ清掃

約４５年前くらいのものと思われる双眼鏡は、カビ・汚れ有りのジャンク品でした。

特にカビが酷かったのが、対物レンズの内側です。
レンズ清掃のために分解開始！


でもちょっと待った！！
ここには微妙な光軸調整用の偏芯リングが組み込まれていて、デタラメに組むと左右の像が重ならなくなってしまうのです。

実はかなり以前に双眼鏡を分解して失敗したことがありました。
今回はそのことを思い出したので、調整用のリングに刻まれた溝とレンズ位置にマーキングをしてから分解しました。

左右の部品が入れ替わったりしてはいけないので、片方ずつバラしました。
カビ汚れはアルコールだけではうまく落とせなかったのでマジックリンも併用。
洗剤分は水系のクリーニング液で拭き取り、最後にアルコール系で仕上げ。

その甲斐あって、カビもクモリもスッキリと落ち、クリアなレンズに仕上がりました。
中のプリズムは分解せず、見えている面を清掃して終了。

それこそ、プリズムまで分解するとキッチリと調整するのが非常に難しくなるのはすでに経験済みです。
あの時バラした双眼鏡はどこに行ったかなぁ？？？