ジャンクカメラ　Canon　FT

今回のジャンクカメラは、キヤノンFTのカメラボディ。
リサイクルショップで見つけて購入したのは年末くらいだったかな？

外観の程度が良く、打痕や腐食が見られません。
ビニールで包まれた状態でジャンクカゴの中に入っていたので動作確認は出来ません。

イチかバチか購入し、家に帰ってきて動作チェックしてみたら、巻上げとシャッターの動作の同期がおかしいみたいで、ちゃんとシャッターが切れない故障ボディでした。

その後、このボディと組みだったと思われるキヤノンFLレンズがまだ売れていないようだったので、そちらも購入。

もともとの組み合わせになったところで、あらためて外装の清掃などしてみました。
絞りリングがレンズの先端側にあり、FDレンズとは仕組みが異なっているのが特徴です。

この機種のTTL測光は実絞り測光のため、レバーを押し込んで絞りを動作させながら測光する操作をします。
この機種の改良版にあたるFTｂでは、FDレンズに進化し、絞り値伝達レバーが組み込まれて開放のまま測光できるようになっています。

我が家のFT系ボディは、FT　FTｂ　FTｂ-Nの三台。

それぞれ問題があって、FTはシャッター切れず。FTｂはプリズム腐食とスローシャッターの遅延。FTb-Nは軽度のプリズム腐食。

キチンと動作しないFTが、一番プリズムの状態が良いと言う皮肉なラインナップです。