
セリカのヘッドライトを分解し、コーキングの除去作業にてこずっています。
コーキングを溶かす事が出来る溶剤は無いものかと、家中のシンナーやアルコールなど、溶剤という溶剤をかき集めて実験してみました。
たぶん誰もこんな実験はしないでしょう。
○ブレークリーン
ブレーキメンテに限らず、手軽に使えて応用範囲の広いブレーキクリーナー。
これで落ちてくれれば作業性は最高です。
結果は、擦れば若干溶けるものの、厚みがある箇所には歯が立たず、表面が溶けてくるだけ。
×エンジンコンディショナー
匂いがキツく、あんまり使いたくはないが、その匂いゆえ期待が高まる。
でも結果は惨敗!!ただ臭いだけで全く溶けず。
○ラッカーうすめ液
ホームセンターで簡単に手に入るので、割と気軽に使える。速乾性塗料などに使われ、乾きが早い。匂いはキツイがいかにも落してくれそう。
結果はそこそこ。ブレークリーンと同程度。ホルツのうすめ液のほうが、割高だが効き目は強かった。
◎ペイントうすめ液
こちらもホームセンターで簡単に手に入る。ペンキなどの油性塗料で広く用いられている溶剤。乾燥が遅く、灯油に似ている。
結果は意外にも良く溶ける。ラッカーと同じかそれ以上。乾燥せずとどまっているので、時間をかけて作業できる分、より深くまで溶かしてくれそう。
×アセトン
FRP工作で使う溶剤。極めて乾燥が速く、匂いが凄い!
実は一番期待していたのだが、全くのダメダメ!!
×Mr.カラー うすめ液
模型用のラッカー系なので、少しは溶けると思ったがほとんど溶けず。
○タミヤ エナメル系うすめ液
これはペイントうすめ液に良く似ている。結果もペイントうすめ液に似てそこそこ溶かすが、効果はやや低い。
×タミヤ アクリル系うすめ液
これは水溶性塗料専用で、アルコール系だがかなり薄い。
結果も全く歯が立たず。
×スピリタス(ウォッカ)
アルコール度数96度を誇る、強力な酒。「火気に注意」の注意書きがあるほど。
でも結果はだめでした。
◎◎塗装ハクリ剤
これは凄い!ナイフで落しきれなかった、ガラスにこびりついたコーキングを溶かして浮かして落す事が出来る。
これは最強です。手に付くとピリピリ痛いけど、効果は高いです。
ゼリー状のため、刷毛など(今回は綿棒)で塗り広げ、時間を置いて拭き取るという作業になる。
コッテリと残ったコーキングには、さすがに太刀打ち出来ず。
☆キューピーマヨネーズ
コーキングには歯が立たないが、ツヤが良く出ますって・・・・そんなバカな!
やってません。
■ 総括 ■
結果として、ナイフで落したあと、ハクリ剤で残ったコーキングを落し、落しきれなかったり、ネバネバになって伸びてしまった部分などをペイントうすめ液で拭き取るというのが効率のいい使い方のようだった。
また、ランプハウジングのプラスチック部分に対しての攻撃性はどれもOK!
他車種までは断定出来ないが、セリカのランプハウジングに関しては問題を起こす溶剤は無いようだった。
プラスチックレンズに対しての攻撃性は未確認なので、試す際には注意が必要。
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Posted at
2007/05/08 23:48:38