
先日のサーキット走行で一緒に参加した友人の
あぅさんに家に行ってみた。
あぅさんは奥様のフィットの洗車をしているところだった。当然のように手伝わされた。
洗い終わった頃、家から奥さんが子どもを連れて出てきた。子どもに「誰だ?この人??」とあぅさん。すると『おじちゃん』
「・・・・・」おじちゃんか~・・・・良くできた娘さんだなおいっ!(笑)
さてここからが本題。サーキットで熱いバトルを交わしたセリカとインテの乗り比べ。コーナリングアプローチのいい姿勢、コーナー立ち上がりの信じられないくらいイイ加速を見せたインテグラの走り。非常に興味のあるところだった。
お互い車をチェンジして、近くの小さなワインディングへ向かった。タイトターンばかりで道幅も狭いが、そこはEP71時代にさんざん走りこんだ馴染みのコース。
運転席に乗り込んで、シフトレバーを・・・・こんなにパタパタだったっけ?新車当時はこんなじゃなかったような気がするが。いったいこの男はこれまでどれだけのシフトチェンジを繰り返してきたのだろうか。
馴れない車の発進は気を使うが、この車のギヤ比は特殊なので、走っているうちに今何速に入れて走っているのかわからなくなる。
乗り味は、固いのだがガチガチではなく、良くしつけられた印象。ヒラヒラした軽薄な印象はまるで無く、重さのある軽さ(矛盾しているようだが)でしっかりしたハンドリングを見せる。余計な上半身の動きは無く、タイヤの能力を使い切るまでもない速度なので、自在のハンドリングはまさにオン・ザ・レール。
このインテのセッティングは、インテグラレースに参戦している現役レーサーの経験とノウハウが盛り込まれた、いわばプロ仕様。
当然走るステージや履いているタイヤにあわせてあるのでレース仕様というわけではないが、乗り味と巻尺と見た目!であわせたセリカのセッティングとは成り立ちが違う。
驚かされたのはブレーキのフィール。パッドも強力なものがつけられ、ガチッとしたタッチですぐに制動力は立ち上がる。
セリカのブレーキはサーキット後、エア抜きしてもちょっとフワフワ感が抜け切らず甘いフィールなので違いは大きい。
そしてこのエンジン!どこからでもすぐにトルクが立ち上がり、ポンっと車を加速させるトルクレスポンスは、ターボ車には無い高圧縮のNAならでは。吸・排気にもスポーツパーツがつけられてはいるが、やはり元のエンジンの実力が高いのだろう。
「高回転で回りたがっている」というより、「高回転で回っているのがあたり前」で、普段はスロットルバルブを閉じてムリヤリ押さえ込んでいる回転が「アクセルオンで一気に解き放たれる」そんな印象。
今回のコースでは6000rpm以上のこのエンジンの本領は怖くて味わえなかったが、それ以下の領域でもその実力はひしひしと伝わってくる。こりゃ速いわけだ!
試乗は終わり、頂上の駐車場でしばらく印象を語り合ったあと、それぞれ自分の車に戻って帰ることになったが、発進でエンスト!やっちゃった(笑)
うん!ブレーキが甘い!でもこのハンドリングもなかなかしっかりしてて、どこかテイストは近いものがある。
ホンダvsトヨタ、NAvsターボ、FFvs4WD、軽量級vs重量級、パワーvsトルク?、プロ仕様アライメントvs素人インチキアライメント・・・
とことん性格の違うはずのこの二台。ところが走ってみれば差はわずか。まるで違うけど、どこか同じテイストを見せるハンドリング。
お互い油断のできない強敵であり、よきライバルといったところか。
Posted at 2006/04/22 20:18:37 | |
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