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この間セリカのミニカーを買った時は残りの在庫が1個だったので、その後は在庫切れになっていました。

本当は最初から2個買いたかったけど在庫が無くて諦めたところでしたが、先日見ていると在庫が復活して残り２個になっていたので一台買い増し。

これで心置きなく分解・・・・
このミニカーは出来がいいからディテールアップはしないんじゃなかったのか？？

この間のエスプリのミニカーの時に市販のミニカーを検索していて、ふとセリカのミニカーも検索してみたら、仕上りの良さそうなミニカーがあったので買ってみました。




こういうのって、売ってるときに買わないと無くなるし、実際シルバーは残り一個だったのでつい。。。。

もともと完成品を買うよりプラモを作る方が良くて、ミニカーにはあまり興味を示してこなかった経緯がありましたが、今回のこのミニカーの面白いところは、ミニチュアのエンジンが付属しているという所。
パレットまで付いていて、何だかエンジン不調で乗せ換え用のエンジンが届いた時を思い出させる絶妙な雰囲気。

でも何だかこんな配置見たことあるなぁと思ったら、プラモとペーパークラフトのエンジンで再現済みでした。

ミニカー自体は1/64スケールなのにかなり細部まで再現されているので、むやみにディテールアップなんてしなくても十分鑑賞に耐える出来栄えです。

細かいことを言えば、付属のエンジンはWRC仕様車のエンジンではない所、純正アルミが張り切り過ぎてる感じがする点とリヤワイパーが見当たらない点ですが、まぁこのサイズだしある程度は仕方がないでしょう。

Amazon内の話ですがシルバーはコレで売り切れで、他に白・黒・赤・黄があったのでとりあえず黒を買っておきましたが、2日経過したら値段が上がっていて、いいタイミングで買うことが出来たみたいです。

正月休みに製作したロータスエスプリのミニカーネタで、まるまる一週間引っ張りましたが今回が最終回です。

ミニカーのケースにはベースに傾斜が付いていて、そのまま飾っても車体が観察しやすいような構造でした。

箱の内側の奥の面には「LOTUS ESPRIT V8」のロゴが書かれていたので、何か背景を変えようと思ってすぐに閃いたのが由良・白山島の風景です。


この場所はエスプリオーナーのtamさんお気に入りのスポットで、ここにエンスーな車が集まるプチイベント「庄内サンデー」の呼びかけ人でもあります。

ちょうどこのケースの台座の角度にマッチしそうなアングルの写真を探したけど、いつも車と一緒に撮影してしまうから風景単独の写真が少なく、釣り人が入っていた中途半端な画角の物を加工して横に広げた写真になっています。

印刷は写真用紙ではなくあえて薄い上質紙を使い、発色を浅めにしてプリントした物をラミネート。

季節ごとに差し替えられたら面白いかなと、春っぽい物や秋っぽい物を探すも、これまたいつも車と一緒に写真を撮っているので風景単独の物が少なく、あったと思ってもベースの角度とマッチしなかったりで選定が難しく、何とか選び出したのが由良も含めてこの四種。






冬はこの手のクルマの活動時期ではないので選びませんが、紅葉以外は季節感はあまりない遠い風景に。

場所は一番上の由良・白山島の他、眺海の森・旧外山ロッジからの眺めと、鳥海山・鉾立登山者駐車場から秋田方面の眺め、最後はセリカで動画を撮った時の、眺海の森・紅葉したカエデの見える駐車場です。

ミニカーを配置したイメージはこんな感じで、実際はミニカー越しに奥に見える位置関係のズレから、視線を変えて見ていると背景とのズレに変化が出て、平面的に合成した物以上の奥行き感が生まれます。


こんな仕掛けにしたかったことから、ベースの表面はツヤツヤに反射する黒いプラスチックではなくアスファルトっぽく見えるよう耐水ペーパーを利用した無光沢のザラツキあるグレーにしたのです。


さて、ミニカー改造のネタはこんなところでおしまいです。
動画の方はあまり見てもらえないようでちっとも再生数が伸びませんが、公開タイミングも含めてオーナーに見てもらって楽しんでもらうのが第一の目的だったようなものなので、その目的は十分果たせたかなと思っています。

ロータスエスプリのミニカー改造で、何気に外観上で一番違っていたのがアルミホイールのデザインでした。

このスケールなのにしっかり作られた形状で、ヘタなことをすると台無しになりそうなのでこのままでいいかなとも思っていたのですが、試しに３DCADでデザインを再現してみると、何だか行けそうな気がしてきました。

最初はホイール単体にして、ミニカーに元々付いているタイヤのゴム部分を利用しようかと思ったけど、サイズが大きすぎるしホイールサイズもインチダウンして実車のバランスも取り戻したいので、タイヤも一体の造形にして塗り分けで何とかすることに。

塗り分ける時にリムの真円がピシッと出ていないとヨレヨレになって見えるので、現実よりもちょっと深めの溝を作り、墨入れのように薄めたエナメル塗料を流し込んで塗り分けの補助になるよう仕込んであります。


CAD画面の中では細かな所までモデリングされているけど、３Ｄプリンターの造形限界を下回る部分は再現されません。

プリント速度を下げ、積層ステップを細かくして出来るだけ細部まで出力されるようにしたけどこれで精一杯でした。

溝を付けた甲斐あって、リムの境目がキッチリと塗り分けられ、ゴムパーツを履かせたみたいに見え、溝もリムガードの段差みたいに見えてむしろリアリティアップに一役買ってくれています。

リムの深さを前後で変え、リヤは太く張り出して踏ん張り、フロントはやや細め。
タイヤ外径を抑え、低く佇むロータスエスプリの雰囲気を再現しました。

ロータスエスプリのミニカー改造は、フロント→リヤと来てサイドです。

主にサイドステップの処理になりますが、ミッドシップ車らしくエアインテークがデザインされているのでそれなりの表情を持っています。

ミニカーのモデルになったV8仕様だと、下の方に向かって一旦膨らんですぼむ面構成の中にインテークに向かう凹み面が捻じれるように付いているのに対し、ターボSEは真っ直ぐすとんと縦の面がある中にエアインテークの凹み面がある形。


開口部の形状と凹みの違う部分をリューターで削り込んでからパテを盛って造形していきました。

エアインテークの凹み形状は、タミヤの調色スティックのスプーン側をパテヘラに利用して薄め液で緩くしたパテを付けながら整えた格好です。

フロントバンパー両サイドのエアアウトレットの形状も違いの一つで、ここの表現はけっこう難儀しました。
部分的にパテだったりベースの樹脂だったりと硬さの違う所に付いているので、なかなかナイフでの造形が出来ず、小さいリューターで何とか。
本来は耳が立ったような形をしているのですが、この表現は無理なので諦めました。

その他、サイド面に関しては、Aピラー付け根形状の変更とウインカー位置変更、前後フェンダーのアーチモールをフレア化したり、ドア前やリヤバンパー付近の余分な金属部を除去して整えています。

ドアハンドルも特徴的な形状で前後に半分に切って使用。
パッと見て前期セリカXXのパーツかと思ったけど、よく見比べるとキーシリンダーの位置が違っていました。