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この正月休みに取組んだロータス・エスプリのミニカー改造は昨日で完成しましたが、実物を持ち主に返す前にその内容を公開してしまうより、出来栄えが分からないまま受け取った方が見た時のインパクトが最大になるのなら、今はまだ完成した姿は見せないでおいた方がいいのか？


それとも早く姿が見たいからさっさと公開したほうが良いのか？
何ならYouTube動画の方もすでに出来ているので、すぐにでも公開できる準備は整っているのですが。

とりあえず今回の写真は、細部のディテール修正にタミヤパテを使う寸前のシーンから。
一緒に写ったタミヤパテは車用と違ってチューブが小さくキャップ込みでも11.5cmなので、ベースになったミニカーの小ささが比較できるかと思います。

この正月休みは、食料品の買い物以外は特にどこにも出かけず、ロータスエスプリのミニカーを改造して過ごしました。

実際はもっと進んでいますが、一応時系列に沿って、分解後の塗装剥離をした姿から。

ここまで来てやっとスタートラインと言ったところで、ここから実車のディテールに寄せる小細工が始まるのです。

壊れているならともかく、しっかり精密に作られているミニカーを分解するのは気が引けますが、色替えするだけだとしてもこのままでは作業しにくいのでいったん分解します。

シャシはネジ止めのようですが、後ろのネジがマフラーの影になっていて、接着されたマフラーをムリっと外す作業から始まりました。

ウインドゥ関係はボディ内側の金属カシメになっていて、リューターでカシメを削る必要がありました。

ラッキーだったのはフロントバンパーが樹脂製だったことで、金属に比べて造形の難易度がだいぶ下がります。
テールランプやスポイラーなどその他のプラスチックパーツは接着で、ピンの突き出し側をリューターで削るか、物によってはムリっと剥がすと取れました。

今回やっと着手し始めそうなロータスエスプリのミニカーですが、モデルになった形が再現したい実車とは仕様が違うので、形状が異なっている箇所が多数あります。

目に付くところではフロントバンパーの形状で、クルマの目であるヘッドライトがリトラクタブルなので、こういった形状を合わせて行かないと顔が似てるようには感じられません。

サイドステップのインテークやフェンダーのフレアも何だか違うし、リヤに至っては、エンジンフードとその上にあるガラスの有無が大きな違いで、他にスポイラーの大きさやリヤバンパーなども違っています。

ホイールが再現できそうか３Dプリンターで試作を始めたところですが、サイズがサイズなだけに３DCAD上ではそれっぽく出来ていても、実際の物は今一つ。

更に、タイヤの取り外しが困難で取り換えるには脚周りを破壊して無理やり付けるしか無さそうで、どうした物か考え中です。

もうだいぶ前に、ロータス・エスプリのオーナーより託されたミニカーです。
クラシックカーイベントの際に、展示車両や写真撮影で何かとお世話になった方の所有物で、先日のマクロレンズはこの撮影のためでした。

青く塗って欲しいとのことでしたが、見ればモデルの形状があちこち違っていて、ただ青くすればいいという感じでは無さそう。
眺めて見ては、ちょっと今は無理・・・と断念し、8年くらい経ってしまいました。

せっかくやるならちゃんと仕上げたいけど、ちゃんと仕上げるのは難易度が高過ぎ。
何しろ、普通のプラモの1/24スケールよりかなり小さい1/43スケールなので、あらゆるディテールが小さいのです。


さすがに完全再現は無理っぽいのである程度の所で折り合いを付けますが、ちょっと離れてみればコレだと思わせる程度は狙いたいし、でもハードルを上げすぎると完成どころか着手すら始まらない悪循環なので、今回は何とか「それっぽい程度」くらいのところで仕上げようと目論んでいます。

頼めば作ってくれると思われると困るので念のため書きますが、この通り相当覚悟を決めないと始まらないタイプなので、どこの誰かもよくわからない方の気安い「俺のも作って」は無しでお願いします。
言われても社交辞令的な何かだと思ってスルーしています。