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３Dプリンターで造形し、ヤスリでガタガタを整えてからパテを付け、面の修正を加えた物に、今度はサーフェイサーを吹いて面状態を均一にします。

前回製作したホイールの反省点から、スポークの側面の仕上がりがかなり出来栄えに左右している気がしたので、今回の物はその所を気にして仕上げています。

サフを掛けたら掛けたで気になるところがまた見えてくるので、さらに調整を加えて再度サフ。

なかなか塗装工程に進むことが出来ません。

３Ｄプリンター作ったプラモのホイールは、そのままではガタガタしていて使い物にならないので、紙ヤスリで削って表面を整えています。

それでも残る細かい溝や表面の荒れを整えるために、ラッカー薄め液で緩くしたパテを塗って行きます。

こういうのを「溶きパテ」と呼びますが、サーフェイサーも要はある種の溶きパテみたいな物。

パテは若干粒子が荒いので最終的にはサフで整える必要があり、逆にサフでは何度塗っても埋まらない細かい溝も、溶きパテなら埋まる可能性もあります。

３Dプリンターで使うPLAはラッカー薄め液でうまく溶けないみたいなので、パテの食い付きもいま一つ。
せっかく塗った時パテも紙ヤスリに全部持って行かれて何にもならない可能性もあるので、最適な番手を選びながら慎重に進める必要があります。

ポリキャップと言われても、プラモデル製作に縁がない人には何のことかわからないかもしれませんが、クルマのプラモだとホイールを回転できる状態で組付けるのに、接着ではなく押し込んで保持できるように、柔軟性のある樹脂パーツのポリキャップが使われます。

一度組んだホイールからポリキャップを取り出すのは困難なのですが、幸いなことにピンセットの先を入れてこじったら外すことが出来ました。
若干歪んで変形してしまいましたが、まだ使えそうな感じです。

今度は新たに作り直したホイールの中央の穴に、外したポリキャップが入るようにリューターでサイズ調整しなければなりません。

あまりに大きくしてしまうとガバガバになってホイールがポロっと取れてしまうので、程よく固く入るよう加減して仕上げました。

自作デカール用紙に印刷する前に、画面で見た色と印刷した色の比較だけでなく、クリアーを掛けた後の発色の違いも確認する必要があるので、印象の異なる4パターンのテストピースを印刷して3種のクリアーを試しました。

奥から、光沢有りのクリアーにフラットベース（粗目）を添加した物で、中央はつや消しクリアー、手前は光沢有りのクリアーです。

たいていクリアーを掛けると色が濃く出るのですが、つや消しだと表面の乱反射で白っぽく見えるので、その程度の確認。

用紙自体がマット紙なので、光沢有りのクリアーでも乾燥後のツヤが引けている部分は印刷時の色とほとんど変化がない様子。

フラットベースを添加した一番奥も、吹きかけが足りなかったのかどこに吹いたかわからない状態です。

ツヤ有りの一番左程度は掛けないと保護にならない感じがするので、今回のサンプルの結果を見ながら色合いを決定していこうと思います。

レガシィB4のプラモデルで今一つ納得が行っていなかったのがシート生地の再現。

これが再現できないかと、顔料インクのプリンターとデカール用紙を準備した物の、本当にこんな細かい模様が印刷できるのだろうか？？

写真から取り込んだパターンを何度も複製し、実測した幅に合わせて縮小。
それだけでも無理っぽいほど細かいというのに、プラモデルのスケールの1/24に縮尺しなければなりません。

いきなりデカール用紙に印刷せず、質感が近そうなマット紙にテスト印刷してましたが、もはや模様なんてどこにも無いような状態。

明るさや色合い、シャープネスやボカシ、そもそものデータの細かさの調整をして見たものの、筆の刷毛目で縞模様風に仕上げた模型の出来も実は悪くなかったように思えてきました。