
バケペンこと中判カメラのペンタックス67には、ストロボなどを取り付けるアクセサリーシューが付いていません。
もしも普通のクリップオンストロボを使いたいとなると、純正グリップを別個に用意して取り付け、その上にストロボを取り付けることになります。
そのグリップは木柄でなかなかカッコイイのですが、単体でもけっこうな値段するし、何よりただでさえ大柄なこのカメラが更に大型化してしまうというシロモノです。
ならばいっそ、グリップタイプの大型ストロボを付けてしまえば同じことではないか。
専用のブラケットを底面の三脚ネジ穴に止め、横に立ち上がったように大きなストロボが取り付けられます。
今回もストロボはナショナル製。
このPE-360SGはガイドナンバー36の外光オート。
外部電源のほか、単三乾電池6本でも動作でき、上バウンスだけでなく左右首振りから後ろ向きまで、かなり自在に発光部を振ることが出来ます。

ネットで調べてみると、嬉しいことにこのモデルは10Vの低電圧シンクロみたいで、デジタル機でも安心して使うことが出来るのです。
例えばキヤノンの中級機以上に備わる外部シンクロ端子は250V以下まではOKみたいなので、実はけっこう使えるみたいですが、さすがに300Vシンクロは繋ぎたくありません。
試しにEOS7Dで使ってみたりしましたが、例えばホットシューに取り付けたクリップオンストロボで正面から照射しつつ、シンクロコードで繋いだグリップストロボではバウンス光で背景を明るくするなど、ちょっとした多灯ストロボ撮影も出来てしまったりします。
外光オートの調光もなかなか優秀で、極端に狙いを外すことなく照らしてくれるようです。
さて、カメラにレンズやストロボを取り付けた写真を掲載しても、比較する物が側にないと
わかりにくいぞとの指摘がありましたので、今回は比較できる物を隣りに置いて撮ってみました。
隣のマヨネーズが同じような大きさになるように撮ってみましたが、いかにこのバケペンが大きいのかがわかるでしょうか?
元々大きなカメラな上、こんな大きなレンズに大型のストロボまで付いてしまうと、ちょっと首から提げてお出かけという雰囲気では無くなってきます。
世の中みんな小型軽量に向っているというのに、一人だけ逆の方向に歩いているような物。
人前で恥ずかしくて出せないよぅ~

こういうカメラだからこそ、とことん大きくしてその特徴を際立たせるというのもアリかもしれません。
ところで実は上の写真にはトリックがありました。
さすがにこんなに大きいわけではありません。
と言ってもやっぱり大きいですが。
Posted at 2012/03/22 23:26:53 | |
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