
今週は土曜日が定休日らしいので、金曜日の帰りにセリカの様子を見に行きました。
行ってみると、塗装ブースの前で入念なマスキングが施されている最中のセリカがありました。
このあともう一度サーフェイサーを掛け、最後の研ぎを経て塗装が開始されるそうです。
このくらいの規模の塗装では、通常は機械を使った研ぎ工程になるところですが、このセリカは全て手で研いでいるんだとか。
この曲面や微妙なライン、豊かなディテールを存分に引き出せるのは、微妙なタッチで研ぎ出せる人の手が必要なのかもしれません。
塗装ブースの中には、一足先に塗装工程に進んだスポイラーとバンパーがあります。

ほんのりと溶剤の香りが残るブースのドアを開けると、そこには光沢に満ちたリヤスポイラーの姿が!
まだ一回目の塗装でクリアーも吹かれていませんが、この時点ですでにこのごろの新車の塗装面よりも深くて平坦度の高い品質を持ってるんじゃないかというほどです。
そしてその隣には、前後のバンパーがありました。

もうニヤニヤが止まりません(笑)
狙い通り、陰影のコントラストがあってクッキリとしたメタリックです。
実際に吹いていて、これほど複雑に入り組んだ造形を持つバンパーはなかなか無いと感じたそうな。
吹き残した箇所が無いように、あらゆる角度から入念にチェックをしての塗装作業。
形状が複雑なだけにスプレーガンをあっちにこっちにと振って動かす必要があったため、普段よりもホコリの付着が起きやすかったそうです。
確かによく見ると所々にブツが付いたりした箇所が見られますが、このあと一度研がれてもう一度塗装が施され、クリアーはその更に後です。
まだまだ塗装作業は始まったばかりですが、こうしてだんだん完成が近づきつつある様子が見えてくると、見ているこちらもワクワクする気持ちが高まってきます。
Posted at 2013/12/13 20:53:33 | |
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