
昨シーズンはセリカにスタッドレスタイヤを履かせなかったので、雪の上での運転は全くありませんでした。
今年はもらい物の中古タイヤですが、一応スタッドレスを履かせています。
こうしてセリカで雪の感触を踏みしめるのは久しぶり。
週末は雪の積もった道を少し狙って走らせてきました。
ちょっと車高が低いので無理は出来ませんが、何しろ四駆なのでバリバリ前に進みます。
同じく四駆のレガシィB4と比較すると、どちらかというとレガシィは守りのスタビリティであるのに対し、セリカは攻めのスタビリティ。加速させた時の安定感が光ります。
軽いハンドルで何が起こってるんだかよくわからないけど、とりあえず浮き足立ったままバリバリ走るレガシィB4よりも、ドッシリと重くちょっとやそっとでは動かせなさそうなセリカの方が、クルマとの一体感があって意のままに走らせやすい感じ。
ブレーキにはABSがありませんが、1本や2本タイヤがロックし始めてもまだまだコントロール下にあり、ペダル加減で減速させることも出来ます。
もとより四駆は4本のタイヤが駆動系で繋がれている分、エンジンブレーキ状態でも転がろうとする力を4本でバランスさせてあるので、ロックが起こり難い構造です。
面白いのがコーナリングの挙動で、進入で十分減速した後に曲りながらそっとアクセルに足を乗せて加速させて行くと、リアタイヤはフロントタイヤの軌跡をなぞったようにニュートラルに曲がってく感覚です。
フロントタイヤは曲がるための舵角が少なく済む分グリップに余裕が生まれ、リヤタイヤに押されてだらしなくアウトに膨らむことなく、確実に前へ前へと転がっていきます。
乱暴にアクセルを踏み込めばオーバーな姿勢になってしまいますが、うまく合わせればタイヤ一本分外側を転がしたような姿勢も可能。
ただ、こういった挙動が楽しめるのは安定した圧雪路のみで、ツルツルの凍結路ではさすがにヤバイです。
ドライ路面でもこんな楽しいフットワークだといいのですが、グリップの良いタイヤを履くほどこういった特性からは遠ざかってしまうようで、思い起こしてみると最初にこのセリカが履いていたBSのグリッドⅡで走ったサーキットの時が、なんだかんだ言ってドライでは一番自在に振り回せてたかな?とも思います。
Posted at 2011/12/19 21:36:06 | |
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