
セリカのボディリフレッシュをお願いしている鈑金工場に見に行くと、工場の中からセリカのエンジン音が聞こえてきました。
久しぶりに聞きましたが、こうして預けている間も日に一度はエンジンを掛け、コンディションを維持してくれていたそうです。
作業が思うように進んでいなかった点を申し訳無さそうに話していましたが、ジックリ進めてもらえているのですから全く問題ございません。

この日は塗装ブース内でフロントフェンダー内側の脱脂処理をしていました。
幸い錆などは無かったようですが、フェンダーインナーの当たっていたと思われる箇所の塗装の磨耗や石跳ね箇所の欠け、その他過去の鈑金によると思われる歪み箇所の手当てが進められていました。
今回のリフレッシュで、手間が掛かった部位ってどこ?とたずねると、このフロントフェンダーなのだそうです。
ここは特に左サイドの甘くなっていたプレスラインの微妙な再現をお願いしていたので、フェンダー単体での形状だけでなく、ボディに取り付けたときやバンパーを付けたときの形状の一致など、一段と気を使って進めてくれたみたいです。

今回セリカを手がけてくれた作業者の中で、「ブログ見ました」と言う話しが出てきました。
自分の仕事がこういう形で公開されているなんて驚きだったかもしれませんが、作業を依頼したオーナーのみならず、ここを見に来てくれている方々の注目も集まってるゾ~!と更なるプレッシャー?
拘りの強いリーダーの厳しい指摘に凹むこともあるかもしれませんが、このブログを励みに持てる力を存分に発揮していただきたいと思っています。
セリカを触っている時も、他の車のパネルを触っている時も、とても丁寧で繊細な作業をしている様子はいつも見ていました。あんな風に扱ってもらえるなら、安心して仕事をお願いできます。
鉄板と会話をしているんじゃないかとも思わせるこの道40年というベテラン鈑金職人や、ただならぬプロ意識を見せるリーダーだけでなく、それを支える優秀なスタッフの存在があるからこそ、極上の仕上がりが期待できると言うものです。
Posted at 2013/12/24 00:09:06 | |
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