
3Dプリンターに関してネット上でいろいろ調べていると、導入初期に作るべきパーツのような物がいくつか出てきて、先のスプールの軸もそういった位置付けでした。
今回も、そういったネタのひとつになっていて、実際動かしてみると必要そうな感じがしていたので作ってみることに。
そもそもスプールの回転が滑らかではなかったことが一番の要因ですが、フィラメントの送給部とプーリーの位置関係では、ピンと張った時に送給部付近でフィラメントに強い折り曲げの力が掛かり、なおさら動きを阻害している感触がありました。

そこで、フィラメントをある程度の距離に保っておけるようなガイドを作ってみます。
固定はフレームの組み付けボルトに共締めはしたくなかったので、最上段のバーに付けたエンドキャップを外したところに差し込んで取り付けたい。
となると、まずはその箇所の測定をして、固定がうまく行く形状を探るところから。

3回作りなおしてようやく固定箇所の形が定まったら、いよいよフィラメントを通す部分をデザイン。
丸パイプの側面に切り込みを付けたような物を、適度な距離に支えておくような形状です。
製作の都合上、上下逆さまになっています。

プリントの様子を見ているうちに寝落ちして、翌朝には完成していました。

サポート部分がビッシリ付いていて、切取るのもなかなか大変な作業。
しかも、上下逆さに製作したので、サポートが上部になる側に付いていて、切取った後のガサガサが使用時に良く見えるという悲しい状態。

ニッパーとヤスリでバリを除去し、ようやく見られる物になって来ました。
初期の形状検討中の試作と並べて記念撮影。
進化の様子がよく分かります。

実際に取り付けた感じは上々です。
フィラメントがこれ以上本体フレームに接近することなく、送給部が引き込んだフィラメントのテンションがスプールを引っ張り、先のアダプターの効果で滑らかに供給されるようになりました。
Posted at 2019/02/28 00:29:56 | |
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