神宮外苑再開発、なお溝

神宮外苑再開発の構想は１０年以上前からあったそうだが、東京都が２０１８年（平成３０年）11月22日に策定した
「東京2020大会後の神宮外苑地区のまちづくり指針」
で概要が発表された。

インフラの整備、特に都市計画道路の昭和２１年に制定された「戦後復興」の道路についてもいまだに開通していないのは行政の怠慢でしかない。東京五輪の開催は絶好の機会であるから、粛々と進めるべきと考えている。

ただ、この神宮外苑のくだりを聞いたときは、また百合子タンが、豊洲移転の際のグダグダのように相変わらずロクでもない構想を練っているかな、とりあえず反対しておいた方がよさそうだとこのときは思っていた。

もっとも、神宮外苑は明治神宮の私有地であって、行政の行う公有地の再開発ではない。開発したいのは明治神宮の方なのだろうけど。

で、今年の２月、都が、民間事業者に事業への着手を認可すると発表した。


その後、反対の声がくすぶるようになり、夕刊フジでもスポーツ面でおなじみのロバート・ホワイティング氏が何度か反対記事を寄せていた。そのうちの一つを載せておく。

２月１５日

サクラと星条旗　ロバート・ホワイティング
明治神宮球場、移転せずリノベーションすべきだ　問題だらけの再開発計画　超高層ビルに囲まれ環境が悪化、一般市民からスポーツを奪う

そうか。
第二球場や軟式野球場はなくなっちゃうのか。これは野球人口の減少に拍車をかけることにもなりそうだ。

７月１８日

神宮外苑再開発、なお溝　解体工事開始も…再び住民説明会

理解得られぬ情報抑制　神宮外苑再開発

高層ビルはいらなくね？
ただね、反対しているのはパヨちんばかりなんだよね。

まぁ兎も角どんな計画なのかを見てみよう。

神宮外苑地区のまちづくり／東京都都市整備局
神宮外苑地区　よくある質問と回答

大規模スポーツ施設の順次建て替えイメージ


開発後のイメージ


事業者提出資料によると８９２本を伐採することとしており、この木の伐採が自然破壊だと問題視されていて、正直私も切らない方がいいんじゃないかと思うが、

ナルホド。増えるのか。

▼緑の割合


まぁ、施設の老朽化も著しいようで、建て替えは止む無しといったところだが、それでも高層ビルは余計だな。

そもそも、

だが、


恐らく、空中権、地権者の明治神宮から容積率の移転が行われたと察するが、この事業者規模なら政治を動かすこともやぶさかではないね。

まぁでも、中規模のビルでもビル風が吹く。ましてや高層ビルの林立は海風を遮ってヒートアイランド現象を引き起こすし、見た目も鬱陶しいよね。この件は再考願いたいがまぁ無理だろうね。