先週末は土日と雨で、前のブログのように朝から晴れた月曜はサイクリング
でした。
その前日の日曜の夕方から晴れ間が見えて来たので、月でも撮ろうとドームで
準備を始めました。
タイトル画像は19:30頃の日没後、まだ薄明るい時に、D850に300mmレンズ
を付けて手持ちAFで撮った月です。
この時にも、月の周りには雲が残っていて、月も少し黄色味を帯びています。
観測室で20時を過ぎて空が真っ暗になり、いよいよ撮影をしようと
しましたが、雲が流れていたので、まずは動画でその様子を撮りました。
焦点距離900mmの屈折鏡に1.5倍エクステンダーを付けてD850の4K動画
で撮りました。
雲が流れる様子と、後半には月が隠れるところがご覧になれます。
この後しばし待って、空を見ると雲の切れ間が見えたので、静止画の撮影を始めました。
雲さえなければ気流は安定していて、シーイングは悪くなく、80枚を撮って合成しました。
満月の3日前ですが、何とかクレーターが見えます。
翌15日はサイクリングに行った日で、前日より雲が少ないものの、全体に薄雲がかかった天気でした。
初めて二日連続で月を撮りました。満月の2日前で、1日でも月が太るのが分かります。機材は前日と全く同じです。
この時は木星が見えたので、引き続き木星の撮影に取り掛かります。
月と比べて大きさがわかるように、上の月を撮ったのと同じ機材で木星を撮りました。
1枚ものをLightroomで現像した画像です。
実際に夜空を見ると、木星は恒星のような明るい星にしか見えませんが、望遠鏡で拡大すると、大きさがあるのが分かります。
これには木星の衛星が写っていて、それを等倍に拡大します。
同じ時刻、同じ場所から見た星空をSkySafariに表示させると、次のようになります。
4つの衛星が木星の左側に集まっていますね。これらの衛星の名前を聞いたことがあるやもしれません。
さて、D850を取り外して4倍拡大レンズを入れ、小型センサーが付いてカメラに付け替えます。
40,000枚の動画に撮って、10,000枚を合成しました。
ちょっとシャープさに欠けますね。
次に月を挟んで木星の反対側で、月に近い位置にいた土星を導入します。
今年初の土星になります。こちらも動画で撮って合成しました。
カッシーニの間隙がはっきり見えているので良しとします。
木星は正中(南中)する時刻が早くなって来ましたが、土星の方は梅雨明け後が見頃になります。
今日は大雨洪水警報が出るほどの大雨で、梅雨末期らしい天気でした。
今年は、梅雨の合間にも星撮りができるという変な梅雨でしたが、ここに来て「らしく」なって来ました。
本格的な天体撮影は、次の新月となる8月1日前後になります。その時にクリアな空になることを期待します。
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Posted at
2019/07/18 22:03:03