
年が明けて早くも1月になり、今年最初の月の最後のブログになります。
暖冬だった昨年・一昨年と違い、今シーズンは例年並みとの予報でしたが、
年末年始に雪が降った以外は対して気温も下がらずに、2月になろうと
しています。
特に先週は気温が15度を超えるような3月並みの日があり、スタッドレス
を変えようかと思うほど。
ところが金曜から急に気温が下がり平地でも雪が舞う天気に。
新型肺炎感染者増加で遠出を控えていたのですが、土曜の朝も氷点下の
予報で登山客も少ないかと、今シーズン初の雲仙へ行くことにしました。
30日の朝は、福岡との県境の三瀬峠、天山の北側の県道がチェーン規制でしたが、平野部はどこも規制無し。
自宅を6時過ぎにスタートし、諫早湾の潮受堤防を通って雲仙へと向かいます。
よく積雪する北側の県道を通って行きますが、路肩に雪が残るものの路上はドライ。
吹越峠を越える時に仁田峠循環道路の終点ゲートをチェックすると開いています。
これが閉じていれば池の原に停めて退屈な階段を登る予定でしたが、循環道路の入口まで行くと通常営業でした。
駐車場に到着したとき、先客は8台ほどでいつもより少なめです。
仕度をして、運行していないロープウェイの横の登山道を登ります。
上から駐車場を見下ろすとこんな感じです。遠慮して登山道入口から離れた所に止めたジムニーがポツンと見えます。
ロープウェイの上の駅近くから。正面奥が長崎市ですが、低空が霞んでいてよく見えません。
この時は快晴で気温が上がりそうな感じです。
妙見岳の展望所周辺で、ようやく霧氷が見られました。
期待したほど付いていません。登山道に戻って北に進むと、途中で妙見神社の前に出ます。
ここと次に登る国見岳の間が、最も霧氷が見られた場所でした。
登山道の途中から、その国見岳が見えます。前日は北西〜西の風が強かったので、西(左)側だけが白くなっています。
妙見岳と普賢岳の間は谷になっていて、登山道の途中では谷越しに天草諸島が見える場所があります。
何度もこのルートを通っていて、最も気温が低くて霧氷が多い時は、この谷全体が白くなっていて幻想的な
景色でしたが、それに比べると今ひとつです。
国見岳が近くなると、霧氷も増えてきます。
国見岳の上りの手前で、普賢岳(右端のピーク)と平成新山。
下の方に白くなった道が見えますが、これがこの後通る鬼人谷です。
デジイチをザックに仕舞ったので、GoProで岩場を撮りました。
山頂の様子です。ここには温度計があり、−6度でした。今の時期としてはやや高めです。
一度谷へ下って平成新山の前にある「立岩の峰」へ。
このルートの最高地点である普賢岳が見えています。
正面には平成新山と古い山体の境目から湯気が出ていて、それが霧氷を作っています。
普賢岳へと狭い一方通行路を歩いて行きます。途中で霧氷沢に寄りましたが、全く霧氷はありませんでした。
ここは風の通り道で確かに寒くて、足元は一度融けた雪が凍ったアイスバーンでした。
ここから普賢岳は直ぐで、ミヤマキリシマや紅葉のシーズンは山頂は多くの人で賑やかですが、この日は私を含めて
3人だけ。
正面の平成新山、
先ほどまでいた国見岳、
そして朝方見えた天草方面を撮って早々に下ります。
朝よりも雲が出てきました。
仁田峠に到着したのは11:30前。
あの1989年の火砕流が流れた谷と島原方面。
立岩の前での360度の展望を動画にしてみました。
今回は霧氷が少なかったので写真も少なめで早く戻ってくることになりました。
時間があったので、前から気になっていた場所に寄ることにして、用意した昼食を車中で摂り帰路の着きます。
その場所とは「さんめんわら展望所」という所です。
下の写真のように駐車スペースとコンクリートの展望台があるだけの場所です。
島原半島は火山活動でできた谷が無数にあり、その1つの中にある棚田が一望できる場所です。
雲仙の西側や南側にも棚田の展望所があり、そちらの方が見応えがありますが、アクセスは良い場所でした。
Posted at 2021/01/31 15:21:18 | |
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