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2021年08月18日 イイね!

8月前半の星撮り --- 前編:久々の出動。

8月前半の星撮り --- 前編:久々の出動。大雨関係のブログが3つ続いたので、天気が良い日の星撮りのお話を。

とは言っても天候が優れず、天体写真らしきものは2つだけ。
他はカメラレンズを使った星野写真になります。

新月期は5月以降、天気が悪くて空振りで、広角レンズを使った撮影はできず
に、月夜にフィルタを使って望遠鏡による天体撮影をしていました。
一晩で70枚ほど撮っても、半分以上は雲がかかって捨ててしまうので、
1つの対象に2〜3日かけるような撮影が続いていました。

8月になってようやく出動の機会が!
今月は8日が新月で、その後にペルセウス座流星群の極大日がやってきます。
ところが出動できたのは5日と9日だけでした。
今回は5日に撮影した写真を紹介しようと思います。

5日は夕方まで曇っていて、予報は21時頃から晴れるとのことで、機材をジムニーに積んで待機でした。
玄関先で空を見ると雲の切れ間から星が見えたので、前日にドームで少し撮影した天体を導入して、ソフト(N.I.N.A.)で
導入とフォーカスを合わせてセットしておきます。
自宅を出発して現地に到着したのが21時少し前。
この時は小型赤道儀、ポタ赤各1台に、タイトル画像のようなスナップ用に三脚をもう1つ。


まずは小型赤道儀に85mmレンズを付けたD810Aで、すでに正中(南中)を超えたアンタレスの辺りを狙います。
本来なら5月から7月の新月期に撮りたかったのですが、8月だと高度が低くなる時刻が早く、露光不足になります。
中央やや左下の黄色に近いオレンジ色の星がアンタレス、その右下にM4球状星団があります。
左に切れているのが天の川、色とりどりの分子雲が見られる華やかな領域です。
RhoOphiuchi_2021.08.05

今ひとつなので、来年に再チャレンジしたいと思います。


この夜のメインは、天体改造をしたZ 6IIによる天の川でした。Zマウントの14-24mmレンズを使うために
買ったボディですので、14mm F2.8開放で。NiSiの100mm角型フィルタ・ホルダに、Natural Nightフィルタを
使い、ISO800、SS=180sを40枚撮影しました。
MilkyWay_2021.08.05


そしてドームで撮影しいたのはこちら。2晩かけて140枚ほど撮りましたが、使えたのは半分でした。
対象は「わし星雲」(M16)と呼ばれる輝線星雲で、羽を広げるワシに見えます。
久しぶりに使う口径10インチ、焦点距離1000mmのニュートン鏡にL-eNhanceフィルタを使い、SS=360sで撮影しました。
天候が良くなかったので、ガイドが安定せずに拡大すると星が流れています。引いてご覧ください。
M16_2021.08.05

ワシの胸の部分には、「創造の柱」(The Pillars of Creation)と呼ばれる星が生み出される場所があります。


NASAから拝借したHubble宇宙望遠鏡による写真が下のものです。
特殊な処理をしているので色は全然違いますが、形は同じですね。(当たり前!)



この夜は撮影中に流星が見えたので、三脚に固定したZ 7に15mmレンズを付けて数十枚撮影しましたが写っていたのは下の2枚だけでした。
まだ早い時刻で、天の川の左側に街の光が入っています。


こちらは時間が経って、撤収前で天の川が高くなった頃。



この夜は次第に天気が良くなっていたので、もっと撮りたかったのですが、翌朝の仕事のために日付が変わる頃に撤収しました。

9日の分は続編で。
Posted at 2021/08/20 19:26:51 | コメント(1) | トラックバック(0) | 星・月 | 趣味
2021年08月17日 イイね!

出勤で冠水路を通過。

出勤で冠水路を通過。皆さんの地方では今回の大雨の被害は出ていないでしょうか。

こちらは日曜だけ曇り一時晴れで、それ以降もずっと雨が降り続いています。
もう、大雨関連のブログはこれでお終いにしたいと思っていますが、今回は
今朝の通勤の時のお話です。

朝は雨の降りしきる音で目が覚めましたが、6時頃には小康状態になったところ
で、早いですが、自宅をジムニーで出発しました。

職場までは20km、30分程度の道のりで、複数のルートがあり、当日の交通量
や気分で選んでいます。
今朝は、先週土曜日に氾濫した牛津川に近い県道ルートを選びました。

交通量は少なかったのですが、直前の車がずっと前が空いているにも関わらず、
制限速度(50km/h)以下で速度が一定しない走り方をするため、車間が急に詰まる
などして気分が悪かったので、ちょっと危険な道へ。

その道とは、タイトル画像の場所に、左から通ずるルートです。
画像に写っているのは牛津川で、今朝8時頃の様子です。氾濫はしていませんが、その一歩手前。
左下に見える小さな川が合流しますが、この水位のために水が流れ込むことができず、内水氾濫をよく起こします。

対向車が全くやってこないので、もしやとは思ったものの、その道へと曲がる交差点に通行止の標識が出ていな
かったので、その道に右折して入りました。

その結果が、下の動画です。タイトル画像の橋の手前までの1分20秒ほどです。


普通の車だと完全に水没でしょう。
リフトアップとデフの水没対策をしておいて助かりました。
まぁ、よく知っている道で水深が推測できたので、不安にはなりませんでしたが、知らない道だと引き返していますね。

まだまだ秋雨は続きそうですので、皆さんもお気をつけください。
Posted at 2021/08/17 19:10:05 | コメント(3) | トラックバック(0) | 雑感 | 日記
2021年08月15日 イイね!

大雨後の湿原散策。

大雨後の湿原散策。昨夜までの大雨の後、今朝は曇りで時々日が差す天気でしたので、今月初の
湿原散策に出かけました。
今回は夏の野草やトンボの他に、山間部の道路のチェックが主な目的です。
2年前の水害の時も、サイクリングで使うルートがほぼ全滅で、中には今年の
5月に復旧した道もあるくらい時間がかかりました。

足はジムニーではなく、行き止まりで気軽にUターンができるリードにしました。
機材はZ 7にZマウントの70-200mm F2.8レンズに2倍テレコン、それと
Fマウントの105mmマクロに1.4倍テレコンです。
標準ズームを入れるスペースが無いのでサイクリングのお供のRX100M5も。

スタート前にJARTICをチェックすると、南から天山山系を抜ける県道44号は土砂崩れで通行止でした。
少し遠回りになりますが、嘉瀬川沿いの国道323号を使いましたが、川向こうの国道263号も土砂崩れで
一部通行止のため、いつもより交通量が多かったです。

最初に向かったのは嘉瀬川ダムの奥の音無湿地。
前線が南下しているので涼しくて風が心地よいのですが、足元は冠水していてゴアのトレッキングシューズを
通して水温が伝わります。
湿地の上をたくさん飛んでいるウスバキトンボの1匹が休憩中でした。
ウスバキトンボ

トンボは種類も個体数も減ってきています。この後、アカネが赤くなるとシーズンも終わりです。
本日見かけたのはアオモンイトトンボ(オス)。
アオモンイトトンボ♂-2

そのメスの若い個体。
アオモンイトトンボ♀-1

カワトンボの一種、ハグロトンボ。
ハグロトンボ

クロイトトンボのメスです。
クロイトトンボ♀

冠水した道の水深の浅いところだけを歩いた後、樫原湿原へと移動します。

途中で寄った西ノ谷の棚田。稲の色が少し黄緑がかってきました。
西ノ谷の棚田

タイトル画像は湿原での1枚ですが、前回来た時はこの池の水位が下がっていましたが、この大雨でかなり回復
しました。
今の時期は1週間で野草の花が新しく咲くのですが3週間ぶりだと、ほぼ入れ替わっています。
湿原の中で咲いていたサワギキョウ。
サワギキョウ

ラン科のミズトンボ。
ミズトンボ

同じくラン科で、この湿原の名物のサギソウ。
サギソウ-1

もう終わりかけでした。
サギソウ-2

例年ならこれからが見頃となるナンバンギセルですが、今年はすでに枯れた花もあって終わるのが早そうです。
ナンバンギセル

ユリ科の中ではまだ残っていたコバギボウシ。
コバギボウシ

トンボは、ハッチョウトンボが見られなくなっていて、イトトンボも数が減っていました。
キイトトンボ。
キイトトンボ♂

今年は数が少なかったモノサシトンボ。
モノサシトンボ

秋にかけて胴体が赤くなっていくヒメアカネのメス。
ヒメアカネ♀

今年初見のキトンボ。
キトンボ

今の雨が降り始める前は、日中35度を超えていたのに、急に秋めいてきた感じで、湿原の野草やトンボも
夏の終盤といった風情でした。すでにオミナエシもたくさん咲いていたので、あのハチも近いうちに出てくるでしょう。


湿原の散策を終えた後は、天山に向かいました。いつもは南側から登っていますが、いつもとは逆ルートで、
サイクリングで使う道をチェックするのが目的です。
山の北側は、土砂や木片の流出がありましたが、なんとか登山口までは行けました。車高の低い車は無理ですね。
いつもの展望所から、望遠ズームにテレコンを付けて、水害が酷かった武雄方面を。
左手奥に見える円形ドームは県立宇宙科学館です。


そして大町の東の方。


昨日は氾濫していた牛津川も水位が下がって近くの道も通行できているようです。


そして問題は、そこから下る道にありました。
林道は下の入口には通行止の看板は出ていたものの、上には標識はなく、一部土砂崩れで軽自動車1台分のスペース
しかありませんでしたが、バイクでの通行は問題なしでした。
よく星撮りにいく八丁ダムに通ずる道は悲惨でした。
これは修復に時間がかかりそうです。


サイクリングでよく使う林道も。


こちらは土砂の撤去だけなので、復旧は早いでしょう。
他にもサイクリングで使う県道も土砂で埋まっていました。

小城市に下って国道に出る直前の道路が、晴気川の濁流で削られたのか道が無くなっていて通行止。
狭い農道で迂回できましたが、地元の方はしばらく不便かと思います。

今夜から次の週末まで雨が続くそうなので、まだまだ気は抜けません。
今回の大雨はかなり広い地域で被害が出ています。皆さんもお気をつけください。
Posted at 2021/08/15 20:23:42 | コメント(3) | トラックバック(0) | 山歩き | 旅行/地域
2021年08月14日 イイね!

災害級の大雨ですが、無事です。

災害級の大雨ですが、無事です。昨日からの長時間に渡る大雨で、自宅に篭った生活をしています。

12日は通常出勤の日でしたが、未明からの大雨で早く目が覚めたので、
6時過ぎに出勤してその日の準備をしていました。
出勤時は大きな水溜りができていて、冠水の一歩手前といった感じでした。
午後には佐賀市内で一部冠水とのニュースもありましたが、夕方に
小康状態になり、念のために遅めに帰宅した時は道路は問題なく通行できました。

そして昨日13日。
午後から翌日14日にかけて1時間あたり50mmを越すような雨が降るという
ので、雨が強くなる前の午前中に食料などを買い出しに行っておきました。
予報通り、昼過ぎから雨が強くなり夕方には町内放送で避難勧告が流れて
いました。

今年の梅雨時は道路が冠水するほどの大雨は降らずに、佐賀市内では冗談交じりに「今年のプール開きはまだだね」
などと話していましたが、佐賀市内でも至る所で「プール開き」となったようです。

今はネットでリアルタイムの河川の状況が見られますので、
2年前の8月末に氾濫した、武雄市から杵島郡大町町・白石町を流れる六角川と多久市・小城市を流れる
牛津川の様子をチェックしました。

まず、2年前の水害の際は鉄工所から油が流出した六角川の大町付近の様子です。
13日の夕方18時頃。
川の外側は水田で、水位は堤防まで1mくらいでしょうか。


これが今朝の8時過ぎには...


内水氾濫が起こっていて、堤防の外側の水田は水没しています。
つい先ほどニュースでも六角川が氾濫したと報道されていました。

2年前の時より大雨が降る時間が長く、恐らく積算雨量はそれを上回ると思われます。

そして牛津川の13日18時頃の様子。
河川敷は完全に水没し、そこに生える草木の頭だけが見えています。ここもあと1mほどで氾濫しそうです。


この写真の辺りはサイクリングでよく通る場所で、2年前の水害の後、堤防の修復が行われていてまだ完成したいな
かったので、今回の大雨で被害が出ていないと良いのですが。

そして今朝の8時過ぎの様子。


完全に氾濫していますね。
今は新月期なので、朝6時と夕方18時頃が干潮、正午と夜半頃が満潮になります。潮位が低い時間帯の朝8時でこの状態ですし、今日は昼過ぎまで大雨が続くよようなので、2年前以上の被害が出そうです。

2年前は大雨の翌日にバイクで山間部をチェックしに行ったところ、あちこちで土石流が発生して通行止になっていました。
その時に復旧がまだ終わっていない道もあるのに、どうなることか心配です。

今年のお盆休みは、コロナの感染者急増で遠出はしないつもりでしたが、そうでなくても大雨で閉じ込められる
ことになってしまいました。

九州はもちろんのこと、中国・四国地方にも大雨が降るそうなので、ご当地の皆さん、気象情報・災害情報を
こまめにチェックして、万が一の事態に備えられてください。

これで福岡の渇水は解消されるのでしょうが、極端な大雨は不要ですね。
Posted at 2021/08/14 09:02:40 | コメント(2) | トラックバック(0) | 雑感 | 日記
2021年08月02日 イイね!

7月の星撮りは寡作でした。

7月の星撮りは寡作でした。8月になってしまいましたが、7月の星撮りのまとめです。

例年の梅雨明け直後は天気が良い日が多いのですが、今年はハッキリしない
天気が続いています。
日中晴れて気温が上がっても、夕方から曇ってくるなど、星撮りが出来ない
日々でした。月でさえも満足に撮影できず、満月を撮り損ねて、次に月の
姿が見えたのは26日でした。
その夜も低空に薄雲があって望遠鏡を出す気になれず、70-200mmに2倍
テレコンを付けてZ7で手持ち撮影したのがタイトル画像です。
少し赤みがかっているのはその薄雲のせいです。

7月8月は濃い夏の天の川が見られる時期で、この時期に間に合うように
去年購入したニコンのZ 6IIを天体改造に出していました。
イメージセンサー前面にある赤外カットフィルタを、カットが弱いフィルタに
置き換える改造です。今回はハヤタカメラというカメラ修理を行う会社に
依頼しました。他には天文ショップなどでも受け付けています。この改造だと
センサークリーニングが有効ですが、別種の改造では無効になる場合もあります。
今回、ここに依頼したのは、改造後もカスタマイズしたカラーバランスを選択すれば、通常の撮影もある程度は
できると聞いたからでした。使った感じだとD810A程度で、やはり赤が強く出ますが現像で調整できる範囲です。

さて、本題の天体撮影ですが、長時間晴れ間が続くことがなく、12, 13, 19日の3晩で少しずつ撮り貯めました。
対象ははくちょう座の「クレセント(三日月)星雲」です。
太陽系からは5000光年の距離にあって、2つの恒星風が衝突して衝撃波が発生し複雑な模様を浮かび上がらせています。
2年前の8月に改造したD810にIDASのNB1フィルタを使って、焦点距離900mmの屈折鏡で撮影していました。
NGC6888_2019.08.03

NB1というフィルタは赤いHα域でバンド幅が20nm、青いHβと青緑のOIIIを含むバンドが32nmという、
セミナローバンド・フィルタです。上の画像のように全体的に赤く、明るい星にハロが見られます。このメーカーの
フィルタは輝星にハロが出やすいので、別のフィルタで、バンド幅が狭いもので録り直そうと思っていました。
今回は焦点距離780mmで、フルサイズ冷却CMOSカメラにOptolongのL-eXtremeを使いました。
このフィルタはHαとOIIIのそれぞれでバンド幅が7nmというデュアル・ナローバンドフィルタです。
狙いは星雲を覆うOIIIの青緑色の光を撮ることでしたが、目的が達成できました。
NGC6888_2021.07.19

恒星は水素を原料とする核融合がエネルギー源ですが、時間が経つと炭素や酸素が作られます。恒星風に含まれる
酸素の光を捉えようというのが狙いでした。


クレセント星雲の後は満月の24日向けて月が明るくなるので、晴れたとしても天の川のような星野写真は諦めて
やや北にある星雲をZ 6IIの初陣に選びました。はくちょう座の北アメリカ星雲とペリカン星雲です。
カメラと鏡筒のドローチューブの接続には下の写真のようなアダプタを用います。
左がカメラ側(Zマウント)、右はM54オスネジが付いていて、タカハシのカメラマウント・アダプタを外して
こちらをねじ込みます。


分割しているテーパー接続から鏡筒側をカメラレンズ用のアダプタに取り替えることもできます。
下の写真はニコンFマウント用のアダプタを取り付けたところ。


カメラレンズ用アダプタとM54アダプタのどちらも、テーパー部の内側にM52ネジが切ってあり、M52フィルタや
M52->M48アダプタを介してM48フィルタを取り付けられます。下の写真は今回使用したQBP-II (Quad Band Pass-II)
を取り付けています。


自宅の敷地内に三脚をセットして小型赤道儀(EM-11)を載せ、焦点距離450mmの屈折鏡に上記のフィルタを仕込んだ
アダプタを介してZ 6IIを取り付けます。近くのデネブでフォーカスを合わせて、ISOを上げて構図を決め、
USB-PDモバイルバッテリで給電しながら、2時間40分ほど放置しておきます。
ISO1600、SS=240sを40枚撮影し、画像処理をすると下のようになります。
NGC7000_2021.07.28

去年も似たような構図でNB1フィルタを使って撮っていました。機材は同じで、カメラはD810改です。
こちらの方がバンド幅が狭ので星像は小さくて良いのですが、明るい星の周りにハロが見えます。
NGC7000_2020.09.22

D810(A)などのレフ機ではミラーボックスの影による不自然な周辺減光がありましたが、Z 6IIでは全く無くて
フラット補正は不要で画像処理も楽でした。

そして7月最後は、26、27、28日の3晩かけて1つの天体を撮影しました。
クレセント星雲と同じはくちょう座の「網状星雲」です。
毎年1度は撮っていて、中々満足できる写真になりません。この星雲は超新星爆発の残骸で、元々星を作っていた
水素や酸素などの残骸が秒速100kmで広がっている様子です。
前回は上の北アメリカ星雲と同じ鏡筒で広く全体を撮影しましたが、もう少し寄った構図にしようと今回は
焦点距離780mmの屈折鏡に0.75倍レデューサを入れて585mmで撮影しました。
SS=360sで毎晩70枚ほど撮影しましたが、雲がかかって使えるのはその半分以下で、102枚を合成しました。
上のクレセント星雲と同じデュアル・ナローバンド・フィルタを使用しています。
VeilNebula_2021.07.28

天体撮影の合間に去年の写真を再処理していたのですが、その中に、上の写真の左(東)側がありました。
焦点距離2000mmに0.75倍レデューサを使い、フィルタは上の画像と同じものです。
NGC6992_2020.08.31-2

こちらの方がフィラメントの細かな構造が見えます。
秒速100kmなので現地はトンデモない勢いでガスが移動していますが、それを1500光年離れて見ているので
ほとんど止まって見えます。1年の移動距離を角度にすると、2 x 10^{-7}rad しかなく、この写真を撮った
カメラのイメージセンサーの上を0.1ピクセル分しか移動しません。10年経って、ようやく一画素文だけ動きます。
宇宙の彼方で起こっている劇的な現象も、遠くで眺めてみると静かに見えるという例ですね。

これから10日ほどが新月期ですので、望遠鏡でなくカメラレンズで天の川を広く撮ってみたいと思います。
天気次第ですが、それと流星群も。
Posted at 2021/08/02 21:17:28 | コメント(2) | トラックバック(0) | 星・月 | 趣味

プロフィール

ここ数年、年間走行距離が、自転車>オートバイ>自動車(>>徒歩)、となっています。 高齢になって、少しずつ割合が変わりつつありますが、健康にバイクや車に乗れる...
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