
19日土曜日はブログに書いたようにサイクリングでした。
帰りは蒸し暑い中、唐津から陽射しが強い道を走ったので、少々バテ気味で、
翌日の日曜はゆっくり寝ておこうと思ったのですが、年寄りの何とかで、
いつも通りに目が覚めてしまいました。
前日とは違って外を見ると青空が広がっています。
サイクリングで登った天山では雲の中で眺望が楽しめなかったので、計画して
いませんでしたが、涼しい朝のうちに登ってこようとLEADで出かけました。
持ち出したのはホタル撮りの時期に中古で買ったZ 7に、24-70mm F2.8Sと
Fマウントの105mmマクロです。
山用のカメラバッグ(LOWEPRO PHOTOSPORT 300AW II)に、予備のバッテリ1個とCP-Lフィルタを入れて出発。
カメラ保護のために重くなりがちなザックの中では軽量で、ハイドレーションポケットもあり、使い古したI型の
時から愛用しています。前回はD850にFマウントの24-70mmズームでしたのでパンパンでしたが、
ミラーレスだとボディもレンズも一回り小さくて余裕ができました。
登る途中から有明海の方を1枚。
小さくバルーンが写っています。雲仙の右上に1機と、中央から左にかけて2機。
後者を拡大しますと...
見えますでしょうか? 因みに、上の写真の手前に小さな丘は梅を撮りに行く牛尾梅林です。
山頂に到着すると先客が3組。
気持ち良い風が吹いている山頂を、しばらく散策します。今の時期はミヤマキリシマも終わっていて、ちょうど
めぼしい花が咲いていない時期です。
佐賀平野はこんな感じ。
マクロの105mmで切り取ります。
ガラスのように見えるのは水を張った二毛作の田んぼです。
尾根伝いに東へ歩いて、背振山系を。
久留米市街方面。手前の筑後川には靄がかかっていますね。
本格的な下りが始まる前で折り返して山頂に戻ります。
次第に雲が増えてきました。
一旦下ってからお隣の雨山へ。
その登り道で見かけたツマグロヒョウモンのオス。今回初めてのマクロらしい撮影です。
雨山山頂から前日サイクリングで行った唐津方面を。正面の山の向こうに唐津、その左のほうに伊万里湾が霞んでいます。
雨山の山頂から西の眺望です。正面は八幡岳。
雨山の山頂から佐賀平野。
最後に先までいた天山の山頂を撮って帰路に着きます。
うろこ雲が増えてきました。
遠くは霞んでいましたが、前日楽しめなかった眺望は満喫できました。
午後からはいつもの樫原湿原へ、今度はジムニーで。
今の時期は咲いている花の移り変わりが早くいし見ておきたい花があるので。
前回、咲き始めていて今回撮影しようと思った「クモキリソウ」と言うラン科の花を見に行くと消えています。
湿原を守る会の方に話を聞くと盗掘されたとか。ケシカラン!
ボランティアの方々が不在の時間帯を狙った盗掘が最近増えているとのことでした。自生の状態でないとすぐに枯れる
植物がほとんどなのですが、何が楽しのでしょうかね。
クモキリソウと似ている同じラン科の花が湿原で咲いていました。「コバノトンボソウ」です。
池の中では赤いジュンサイの花。
木道の脇ではウツボグサ。
この週からチラホラ顔を出したのはモウセンゴケの花です。
あの赤くギトギトしたモウセンゴケから細い茎を伸ばしてその先に小さな花をつけます。その茎の様子。
稀にピンク色の花もあるのですが、この日は白ばかりでした。
そしていつものトンボたち。
まずはハラビロトンボの若いオスです。一見メスに見えますが、メスは胴が太く柄が少し違います。
時間が経つと青くなっていきます。
一時は色が暗い個体しか見られなくなっていたホソミオツネントンボ。
例年ならそろそろ見られなくなる時期ですが、若々しい個体がまだいました。
池の周辺にいるクロイトトンボ。
真っ赤なショウジョウトンボのオス。
同じ赤でも十円玉くらいの大きさしかないハッチョウトンボ。
若い時は褐色です。
こちらはメス。目が白い若い個体です。
最後にトンボでない昆虫を。
キンイロネクイハムシというヒメミクリなどのミクリを食する虫です。近くに2匹いたので1枚に収めました。
陽が当たるとキラキラして綺麗なのですが、あいにく曇っていてパッとしません。
今の時期はキイトトンボがたくさん飛んでいて、産卵しているペアもいました。
標高600mほどの湿原ですが、陽が照ると30度を超えますので、次回からは午前中の出動になるかと思います。
梅雨の最中ですが、土日とも野外活動ができて幸運でした。
Posted at 2021/06/27 21:13:07 | |
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